ジローナに逆転負けを喫した後のバラハ監督のコメントです。良い試合をしたにもかかわらず、勝点1さえ持ち帰れなかったことを悔やみました。

──試合の評価をお願いします。
「1-1まではハイレベルな試合をしたと思います。0-2にするチャンスもありましたが試合を決定づけることが出来ず、ジローナの攻撃に耐えながら良い勝負をしていましたが、同点に追いつかれたことが痛手となりました。素晴らしい試合をしたにもかかわらず、結果の面で何もポジティブなものを得られなかったのでフラストレーションを感じています。試合が難しくなることはわかっていましたが、空っぽの状態でここを去ることを残念に思います」

──ディエゴ・ロペスは肋骨を骨折したのですか？
「ええ、1-1になる直前の相手GKから始まるアクションの時に交代するために彼に倒れるように伝えましたが、審判は時間を無駄に費やすための行為と言い、試合を止めませんでした。彼はプレーを続行することが出来ず、そのまま1-1にされました」

──フルキエは交代を求めていましたか？
「私たちは既に交代の準備をしていました。1-1になる直前のことでした。そしてその交代で彼らに更なる自信を与えてしまいました。最後の7分間、私たちは選手交代で最後の一押しに必要なエネルギーをチームに与えることができませんでした。一方でジローナは交代で入ったストゥアーニが決定的な仕事をしました」

──ジローナは選手交代で全てを変えました。
「ストゥアーニが2つのアクションで試合をひっくり返しました。ジローナは外からクロスを入れてくるチームで、私たちのチームが疲労でフレッシュさを欠いたことで痛手を負いました。1-2となった場面ではファーポストにストゥアーニが居て、ガブリエウがニアで奪えた可能性もあっただけに残念でした」

──相手のベンチにいたヤン・コウト(途中出場で2アシスト)を羨ましく思いますか？
「自分たちの状況を認識しています。首位のチームのホームでプランを遂行し、一度は相手をロープに縛り付けました。私たちは持っているツールと選手たちの努力で素晴らしい試合をしたと思います。これだけの仕事をして勝点の獲得を継続できなかったことは残念です。最後の瞬間まで相手がゴールを奪いに来る試合について学び、どのように耐えきるかを理解する必要があります」

──審判に何を言いましたか？
「彼は対話をしやすい審判であり、私は何故倒れた選手が居たのに試合を止めなかったのかを尋ねただけです。彼は試合時間を使うための騙すプレーだったからだと私に言いましたが、実際はそうではありません。私は既に交代選手をサイドラインに立たせていました」

──チームが100％の力を出したのに敗れました。無力感を感じますか？
「とても難しいフィールドです。難しい試合になることは分かっていました。試合の多くの時間で良い試合をしながら、何も得られずに帰ることになったので、無力感を感じます。しかし、私たちは相手チームが高い攻撃力を持ち、ベンチにも良い選手が居ることを理解していました...。だからこそ私の選手たちに拍手を送らねばなりません。何故なら彼らは今日、多くの局面で良い試合をしたからです」

──3試合勝てていませんが、心配になりますか？
「一般的に勝てない時はいつも心配になるものですが、私はチームの頑張りを見ていると心が落ち着きます。私は負けることを心配していません。チームがこのような姿勢で戦えていなければそうも言ってられませんが、今のチームは非常に良く戦っています。重要なのは継続性と今日のような素質を持つことです」

──ジローナはバルサやマドリーのリズムについていくことが出来るでしょうか？
「それを知ることはできません。ただ、彼らは何かを生み出せる力のあるチームであり、それは強い武器になります。彼らは良い戦いを続けており、何のプレッシャーを感じる必要もありません。少なくとも出来ないとは言えないでしょう」

──ウーゴ・ドゥロがあなたのことを"自分を信頼してくれる数少ない人のひとり"と言いました。
「私たちが昨季ここに来た時、彼はあまり試合に出られていなかったので、私たちには特別な関係があります。夏に全てがリセットされたこともあって、今季は彼の仕事に満足しています。彼は素晴らしいシーズンを過ごしていますが、これで満足せずに精進してくれることを願っています」

──ヤレク・ガシオロウスキをどう見ましたか？
「前半はより快適にプレーしていたと思いますが、後半はイエローカードの影響がありました。フルキエのサポートもあり、徐々に良いプレーが出来るようになったと思います。ただし、18歳の選手はミスを犯す可能性があり、それは寛容に受け止めるべきである、ということを理解しなければなりません」