国王杯:ログロニェス戦を終えてバラハ監督のコメント(2023/11/2)
国王杯:ログロニェス戦後のバラハ監督のコメントです。この試合について、勝ちあがったことで「目標は達成した」と評価したものの、後半に主導権を握られる展開になったことを課題と位置付けました。
──試合を評価してください。
「この試合の目標は達成できましたし、結果を見れば全てが簡単だったかのように見えるかもしれませんが、実際には、後半にボールを保持できず、難しい展開になりました。試合の継続性に欠けていると感じたので、スペースを見つけるために、試合を支配する必要があると感じていました。RFEF2部リーグで無配だったログロニェスとの対戦で、私たちは置かれた状況を理解し、うまく戦えたと思います。試合はオープンな展開でしたが、チームは良い競争力を示し、次のラウンドに進むという目標を達成しました」
──一段と若い選手たちが、スタメンに名を連ねました。
「メンタル面の問題、そして彼らの仕事に対する姿勢を評価しました。今日は彼らにとって、物事をうまくやり、自分たちの実力でここに居るということを認識し、自信を深める良い機会となりました。そしてこれからも彼ら自身の力で、将来トップチームの選手になるということを示してほしいと思います。彼らのほとんどが5歳、6歳、7歳からバレンシアに所属しています。このクラブのファンから人生が始まった子たちです。国王杯でスタメン出場できることほど大きなモチベーションはないでしょう」
──一般的に国王杯のルールでは、アクシデントに備えてBチーム登録の選手の同時起用は3人にするものですが、4人スタメンで起用しましたね。
「非常に神経質になった点です。私たちは上手く管理し、最後の時間帯に何かが起きたとしても、交代なしで行けるように準備しました。このプランにはだいぶ時間をかけました。私たちはチームを押し上げてくれる選手たちに出場時間を与え、日曜の試合のことを考えずにこの試合に集中できるようにしました」
──ヤレムチュクのパフォーマンスをどう評価していますか?
「このような試合の時、彼が自信を持ち、出場時間と継続性を得られることを私たちは期待しています。今日の試合のリズムが、彼をベストの状態に近づけてくれるでしょう。今日は彼にとってゴールを決めるほどの幸運な日ではなかったかもしれませんが、日曜日にはまたチームに貢献してくれると信じています」
──ジャウメ・ドメネクが久しぶりにピッチに立ちました。
「今日の試合で、勝利に加えてもうひとつ素晴らしい余韻を感じるとしたら、彼の復帰ということになるでしょう。長い間、この瞬間を待ち望んでいた彼にとって、今日の試合はご褒美のようなものでした。ピッチに戻り、キャプテンを務めあげ、再び戦い、クリーンシートを達成したのですから、彼が試合後の感傷的になっていたことも理解できます。怪我による長期離脱を乗り越え、懸命に努力してきた彼は、あらゆる点で模範的な存在です」