今季、フベニールAでプレーしているスペインU-18代表FWダビド・オトルビ(16)と契約延長したことが公式発表されました。新しい契約は2026年までのプロ契約で1年延長のオプション付き、契約解除金は5000万ユーロに設定されています。

オトルビはナイジェリア人両親のもと、バレンシア県のエル・カバニャールで生まれました。地元のアトレティコ・カバニャールでサッカーを始め、マルバロッサでプレーしていた時にバレンシアのスカウトの目に留まり、2019年に入団しました。

バレンシア入団後のオトルビは飛躍的な成長を見せました。特に直近2シーズンの彼の爆発力はヨーロッパの多くのクラブの注目を集めました。レアル・マドリー、バルセロナ、アトレティコ・マドリーの3強は彼がまだプロ契約を結んでいないといことを利用して格安の費用で彼を連れ去りたいと考えていました。

スペインの年代別代表に選ばれたこともありイタリアとドイツのクラブからも関心が寄せられていましたが、選手本人と彼の家族、代理人もバレンシアに留まることがベストであると判断し、今回の契約延長に至りました。クラブはこの輝かしい未来を持った宝石に、この年齢の選手としては異例となる5000万ユーロの契約解除金を設定しました。

今週16歳になったばかりのオトルビは既に身長は180㎝に到達しており、フィジカルレベルでも技術レベルでも同世代のライバルよりもはるかに優れています。彼の持ち味はパワーとスピード、相手を置き去りにしてゴールエリアに親友するドリブル能力です。

今季は飛び級でフベニールAに選手登録され、ここまでの7試合中5試合に出場しています（1試合は代表戦のため欠場、1試合は出場停止）。プレシーズンにはVCFメスタージャでシニアの試合も経験しています。1歳下のジャウメ・ドゥラとともに、名前を覚えておくべきカンテラーノのひとりです。

ダビド・オトルビ
「僕に全てを与えてくれたバレンシアは、これ以上ないほどの信頼を示してくれました。これからもここに居られることを幸せに思います。トップチームにたどり着くためには努力を続けなければなりませんが、遅かれ早かれたどりつけると確信しています。簡単なことではありませんが、そこを目指して挑み続けます」

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ダビド・オトルビ (プロフィール)