アマラーのプレゼンテーションに出席したスポーツディレクターのミゲル・アンヘル・コロナが、アマラーへの歓迎の言葉を述べた後に、記者からの移籍市場に関する質問に応えました。

──ラファ・ミル獲得の可能性は完全に無くなったのでしょうか？彼の獲得に充てるはずだった資金は別の選手の獲得に充てられるのでしょうか？
「ラファ・ミルの話は無くなりました。私たちはクラブが持続可能な範囲内で人員を獲得し、可能な限り最高のチームを作るために資金を割り当てます」

──サム・カスティジェホの状況はどうですか？
「何も変わっていませんし、新しいこともありません。チームの求める技術的、戦術的側面が彼の特性と異なるため、彼よりプライオリティの高い選手たちがチームに居ます。オープンな交渉は行われていますが、それ以上のニュースはありません」

──クラブは財政的にデリケートな状況であることを強調していますが、FFPに収まる範囲の支出であればピーター・リムは認めているのでしょうか？
「許可を得るためにはFFPの基準だけでなく、コストや財務、収入と支出の面でも条件を満たす必要があります。ここが私たちの調整が必要な部分です。これらの基準の中で出来るだけ優れたチームを編成することを目指します」

──今日時点のチーム作りについてどのような評価をしますか？
「マーケットが閉まるのを待って、最終評価をするつもりです。私たちは昨季よりも多くの選手退団の交渉を行ってきました。また、重要な選手に対するオファーもありましたが、一部のオファーは断ってきました。それはその選手を売らないことが重要だと判断したからです」

──クラブがスポーツ面のポテンシャルの損失を正当化するのはいつ終わるのでしょうか？何故この交渉（アマラー）はもっと早くに成立させられなかったのでしょうか？
「今回のアマラーの交渉は、私たちにとって非常に重要な買取オプションを得られたからこそ、今の合意となりました。私たちは今回の取引をとても良いものと評価しています。当初はマルコス・アンドレをバジャドリーにレンタル移籍させるという、単なるレンタルでの選手交換という条件でした。ただ、マルコスに関心を持っていたクラブは他にもありましたので、私たちはその条件では納得できませんでした。その頃と比較して、現在の方がよりポジティブなものになったと考えています」