第3節:オサスナ戦を終えてバラハ監督のコメント(2023/8/27)
オサスナに敗れた後のバラハ監督の公式会見です。最後の失点に繋がったCKに関しては、判定とチームの対応に不満を述べました。
──試合総括
「良い試合をしたにもかかわらず、負けた時は残念な気持ちになります。ライバルの方が優れていて、チャンスも多く作り良いプレーをした、というのであれば敗戦を受け止められるのですが。
前半の私たちは必要としていたリズムに乗れず、足元が定まらず、PKを与えてしまいました。その後は上手く守る相手の流れに逆らい、良い形でハーフタイムを迎えられました。
後半、私たちはゴールを目指し、チャンスを作り、もっと早くに生まれていても良かったであろう同点ゴールを決めました。ハビ・ゲラの決定機もあり、私たちが勝つ可能性もありました。
私が怒っているのは最後のアクションで2点目を奪われたことです。あの失点により、私たちは勝つことはおろか、引き分けにすることも難しくなりました。あのCKで、勝点を獲りたいのであれば絶対に許してはならないことがありました。
まず第一に、ホセ(・ガヤ)が押されていたのにファウルが取られずCKにされたこと。次に、危険なゾーンからボールを出すことができたのに出すのを怠ったこと。最後に、2つのアクションで私たちを打ち負かしたCK。本当に腹立たしいことです」
──守備の不安
「オサスナのシュートは試合を通じて2回だけだったと思います。最初のPKも私が見た限りでは(ティエリーは)ボールに触れていたように思いますが、主審の判断はそうではありませんでした。オサスナが私たちを包囲して多くのチャンスを生み出した時間帯は無かったと思います。なので、チームの守備面を疑うのは行き過ぎとも思いますが、最後の場面でうまく守れなかったことは明らかであり、負けないためにはこういう要素を改善することが必要なので取り組まなければなりません。
道のりは長く、それぞれのポイント、それぞれのアクションに評価すべき点があるので、私たちは学ばなければなりません。今日はサッカーが公平ではありませんでしたが、時にはこのようなことも起こります。次の試合に向けて準備を続けて働かなければなりません」
──ウーゴ・ドゥロ
「ウーゴは最初の2試合で非常に良い仕事をしていましたが、ゴールを決められていませんでした。今日はいくつかのチャンスがあり、決めてくれました。FWはどうしてもゴール数で評価されるものなので、彼のゴールを嬉しく思います。このゴールをきっかけにこれまでのトンネルを抜けて、これから私たちに必要なゴールを与えてくれることを願っています」
──フィジカルコンディション
「最も重要なことはラ・リーガに向けて良い準備をして、良いチームを編成することである、とプレシーズンを通じて話してきました。これまでやってきたことを評価しつつ、これからどうなっていくかを考えなければなりません。選手たちはリズム、継続性を身に付けて、フィジカルコンディションを整えなければなりません。そして私たちは全ての選手が良いパフォーマンスで貢献できて、怪我の問題が最小限になるように、それぞれの選手たちの出場時間のバランスを取っていくつもりです」
──メスタージャ
「メスタージャは常にチームをサポートしてくれて、チームが困難に直面し、後押しする必要があると判断した時には必ずそうしてくれます。今日は後半に私たちを強く押し上げてくれました。チームがサイドからゴールチャンスを作ったり、得点を決めたことをファンが喜んでくれたからだと思います。メスタージャは選手たちの努力を高く評価してくれるスタジアムです。彼らのサポートには感謝しかありません。シーズン中は常に困難な時間がありますが、今後もサポートし続けてくれることを願っています。私たちには彼らが必要なのです」
──ガブリエウ・パウリスタ
「痙攣を感じたようです。現時点では怪我をしたのか不快感なのかの判断はできません」
──若いチーム
「若い選手たちは、仕事、努力、エネルギー、試合の経過とともに改善できる点、これらの要素で成長することが出来ます。それが私が信じていることであり、彼らに伝えていることです。今日の試合では後半は良い姿を見ましたが、前半はそうではありませんでした。仕事に継続性を持つこと、これが私が彼らに求めていることであり、彼らに期待していることです」
──サム・カスティジェホ
「私は既に伝えるべきことを彼に伝えました。この件についてこれ以上コメントすることはありません。彼は自身の状況を知っており、決断を下す必要があります」
──ムクタル・ディアカビ
「私たちはデュエルやセカンドプレーの際に中央を強く保つために、バランスとエネルギーを求めています。彼はその点で非常に貢献してくれています。今日の交代は、私たちが負けていて、彼がカードを持っていたための判断でした」
──セルジ・カノス
「良いプレーをしたと思います。オサスナがダブルサイドバックを採用してきたので、ホセ(・ガヤ)が深い位置まで抉り、相手のサイドバックを固定させるためにあの位置から揺さぶりをかける必要がありました。今後、彼のコンディションが上がれば最後の数メートルで質の高い判断ができて、ゴールに届くことでしょう」
──残り4日となった移籍市場
「今日見たように、試合が難しい状況になる可能性が多分にあるので、攻撃のバリエーションや様々な可能性が必要です。試合ではその場でアプローチを変更する必要がありますが、これが最も難しいことです。そのためにチームに可能性を与えてくれる選手を見つける必要があります。毎日補強について質問されていますが、毎日答えるつもりはありません。残り数日ありますので、いくつかの加入が完了することを願っています」