ラシン・サンタンデール所属のスペイン人ウインガー、マルコ・カムス(21)を完全移籍で獲得しました。2025年までの2年契約で、3年延長のオプション付き。VCFメスタージャの登録となります。

カムスはサンタンデール出身、ラシンのカンテラで育った左利きのウインガーです。2020年に18歳でトップチームデビュー（セグンダ）を果たしました。

ラシンのトップチームに昇格して3シーズン目となった昨季はホセ・アルベルト監督の構想外となってしまい、冬のマーケットでRFEF1部リーグのコルドバにレンタル移籍。今夏ラシンに復帰したもののやはり構想外のため、移籍先を探している状況でした。

バレンシアのスカウト陣は2年前から彼をリストアップしていました。そして多くのカンテラーノがトップチームに引っ張られて選手層が薄くなった今季、獲得に動きました。カムス自身もバレンシアからのオファーに前向きな姿勢を見せたことで交渉はスムーズに進みました。

今回のオペレーションでは移籍金は発生しない代わりに、将来の移籍金の一部（10～15％）を支払う、トップチームデビューを果たした場合に移籍金が発生する、といった内容が盛り込まれているようです。

カムスは21歳ですが、セグンダで20試合、RFEF1部リーグで41試合の出場経験を積んでおり、今季RFEF2部リーグを戦うVCFメスタージャでは経験豊富な選手の一人となります。バレンシアでは昨季、同じくラシンからやってきた2歳上のシモン・ルカと再会する形になります。

関連記事
マルコ・カムス (プロフィール)