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バラハ監督のラス・パルマス戦前日会見(2023/8/17)

ラス・パルマス戦前日、バラハ監督が公式会見に出席しました。試合のこと、補強のことに加えて、試合時間が伸びていること、ロッカールームにカメラが入ることについてもコメントしています。また、会見の最後には、今週末にワールドカップ決勝戦に臨むスペイン女子代表にもエールを送りました。

バラハ監督のラス・パルマス戦前日会見(2023/8/17)

──今季の目標はどこに設定しますか?
「以前にも話しましたが、目標は今季のチームが完成する9月1日になってから設定すべきです。そしてその目標は監督が設定するものではないと思います。チーム構成を見て、私たちが持つ可能性を考慮し、シーズンを通じて目指すことができる合理的で現実的な目標を、クラブが設定しなければなりません。そうでなければ、実際の能力以上に高い期待を引き起こしてしまい、一年中フラストレーションを感じながら過ごすことになり、最終的に昨季と同じことを繰り返す羽目になるでしょう」

──現時点では何を目指して戦いますか?
「移籍期間終了後にシーズンの真の合理的な目標は何かについて正しい評価を下します。そこに向けて、私たちは全ての試合に粘り強く取り組んでいきます。そのように言うと、8月の試合が何の価値もないように聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。私たちにとって明日の試合も非常に重要であり、勝点を加えるために戦うつもりです」

──セビージャにアウェーで勝ったことで、チームの期待値は上がりましたか?
「まだ1試合なので、この状況を評価することはできません。ただ、チームは結果だけでなく、プレシーズンにやってきたことのおかげで非常に良い感触を得ました。次の相手のラス・パルマスは私たちにとって非常に難しい相手です。とても良い連携を持ち、ボールの周りに質の高い選手たちを配置しています。私たちはこれまで取り組んできた仕事に継続性を与えるために今週一週間かけて、この試合の準備をしてきました」

──ロスタイムが長くなることについてどのように考えていますか?
「審判団とのミーティングで、現在の状況について説明を受けました。サッカーの試合時間が90分であることは皆さんご存知かと思いますが、現在はほとんどの試合が100分を超えており、肉体的、感情的、試合結果の点でこれまでとは違う形で試合を進めなければなりません。ショーを継続するために行われるものであることは理解していますが、体力的な需要が非常に高く、怪我が増える可能性もあるため、シーズンを通じてこれを維持できるかどうかはわかりません」

──今季からロッカールームにカメラが入ることについてはいかがですか?
「皆さんにはこれまで見えなかったものが見えるようになり、私たちはサッカーをショーにするための措置に適応しなければなりません。ハーフタイムは、場合によっては自分自身を制御できていない選手にそれを言わねばならないデリケートな時間でもあります。私たちは慣れる必要がありますが、サッカーがTVショーになってもプライバシーが尊重されるべき特別な瞬間があることを理解してもらえれば、問題ないと思います」

──セルジ・カノスの獲得交渉について知っていることを教えてください。
「詳しいことはわかりません。交渉が進んでいることは知っており、どうなるか見ているところです」

──移籍マーケットも残り2週間です。補強が来ないことに不満を抱えていますか?
「私の最大の関心事は明日の試合です。メスタージャに戻っての一戦であり、今季もホームゲームは特別なものにしなければなりません。ファンに最初から後押ししてもらいたいと思っています。私たちのチームには非常に若い選手たちが居て、彼らはミスを犯すでしょう。だからこそ私たちにはファンのサポートが必要です。ファンがどれだけ重要であるかを理解するために、昨季のように困難な状況に陥る必要がないことを願っています」

──今のチームが提供できるものは何ですか?
「仕事、努力、団結、熱意、要求。いずれも前節お見せしたものです。このシャツを着るためには全てが要求されます。明確なアイデンティティと献身性、インテンシティを持ち、ファンが勝利を期待するようなチームを見せたいです」

──開幕戦で良いプレーをしたディアカビを再び中盤で起用しますか?
「彼はセンターバックとミッドフィールダーの両方のポジションでプレーできるので、チームのオプションとしてどう扱うか考えたいと思います」

──前節セビージャ戦では守備的に戦いましたが、ホームで戦う明日の試合ではもっと攻撃的に戦いますか?
「前節は守備的に戦った、というのは一つの意見です。私たちは難敵セビージャを相手に充分なチャンスを作り、相手と互角に戦いました。守備的な選手を起用することは必ずしも守備的に戦うことを意味するものではありません。私たちが望んでいるのは、チームが快適にプレーし、勝つことです」

──前節決勝点を挙げたハビ・ゲラのスタメン起用は考えていますか?
「彼の状態は良いですし、明日決断するつもりです。それは私の責任で、私が決めなければならないものです。重要なことは、選手がピッチに足を踏み入れた時の反応がチームに必要なもの、試合に必要なものを与えるものでなければならないということです。選手たちは、たとえスタメン起用されなくても、全ての試合に置いてベンチメンバーが重要な存在になるということを理解しなければなりません。まさに前節の彼のように。特に今は、試合時間が伸びているのですから」

──ギオルギ・ママルダシュヴィリの状況はいかがでしょうか?
「ギオルギは若いので、まだ改善の余地がたくさんあります。彼の伸びしろがどこまであるのかは分かりませんが、私たちにとって非常に重要な選手であることは確かです。彼のパフォーマンスは非常に安定しており、私たちはその点でも彼に満足しています」

──クリスティアン・モスケラは今季のバレンシアでプレーできるのでしょうか?
「彼はチームの一員であり、いつでも試合に入る準備が出来ています。私たちは彼を信頼しています。彼にはプレーして、ミスをして、経験を積むことが必要です。今季は昨季よりも出場機会は増えるでしょうが、ここで彼に多くの時間を与えられない場合、経験を積む場がここになるのか、別の場所になるのかを判断するつもりです」

──選手層の薄さについて不安はありますか?
「長いシーズン、何が起こるか分かりません。100分を超える試合が連続すると何が起きるかという統計もありません。クラブとしてこの点を分析しなくてはなりません。試合が長引く場合、チームの人数が少ないと、シーズンがより難しくなります。またチーム内に競争があることで、シーズン中のパフォーマンスを維持することが出来ます」

──ゴール裏スタンドが閉鎖されていることはチームに影響を与えますか?
「今起きている他のことと同様に、乗り越えなければならないことのひとつです。私は、ファンが自然とチャントを歌いだす状況が好きなので、現在の状況は好ましいものではありません。あのスタンドのファンは私たちを押し上げ、スタジアム中に熱量を伝えてくれる存在です。あの場所に誰も居ないことを寂しく思います。出来るだけ早くゴール裏にファンを取り戻して、毎試合、満員のファンに迎えられる状態に戻りたいと思っています」

──今週末はFIFA女子ワールドカップの決勝戦が行われます。
「私も含め、女子サッカーを追っている全ての人にとって日曜日は特別な日になるでしょう。成し遂げられると信じていますし、それは全ての人にとっての成果となるはずです。スペイン女子代表の幸運を祈ります。頑張ってください」

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