アドリアン・ゴメスが退団
VCFメスタージャのキャプテン、アドリアン・ゴメス(29)が契約満了となり、バレンシアでの2度目のキャリアを締めくくることになりました。
2011年から2013年まで2シーズンをバレンシアのカンテラで過ごしたアドリアンは、2019年に若い選手たちで構成されるチームの精神的支柱となることを期待され、VCFメスタージャに戻ってきました。
4シーズンの間、守備的MFとして、また負傷者が出た時にはセンターバックとして、チェマ・サンス、オスカル・フェルナンデス、アングーロと全ての監督の下で中心選手かつピッチ上での監督代理として若い選手たちを導いてきました。クラブが求めるバレンシア・アカデミーの価値観を完璧に表現してきた選手だったと言えるでしょう。
昨季終盤に負った右ひざの前十字靭帯断裂により、今季前半戦はプレーできませんでしたが、後半戦はチームに成熟さをもたらし、チームの昇格プレーオフ進出を後押ししました。プレーできない間もリハビリをしつつ、バレンシアアカデミーの人材開発部門でウルコ・チェルタ(アカデミーの人材開発部門の責任者)の部下として働くなど、スポーツに関するほかの分野でも経験を積んでいます。
彼の退団はいわゆるスポーツ的な観点(パフォーマンス)によるものではありません。29歳となった彼がアカデミーでの"父親"の役割を終え、新たなチームに向かうためです。現時点で彼の次のチームは決まっていませんが、RFEF1部、RFEF2部のチームからの関心が寄せられています。
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