2023/2024シーズンのVCFメスタージャ
7月に入り、新シーズンが始まりました。トップチームと同様に、VCFメスタージャも多くの選手が入れ替わることになります。
今季のVCFメスタージャの目標は再びRFEF2部リーグで競争力を持ち、RFEF1部リーグへの昇格を勝ち取ることです。そのためにクラブはまず、コーチングスタッフを継続する決断を下しました。今季もチームを率いるのはバレンシアのレジェンド、ミゲル・アンヘル・アングーロ監督です。また、ラウール・ペレス第2監督も引き続きベンチに入ります。
契約満了となる選手
まず、6月30日で契約が切れた選手たちがいます。キャプテンのアドリアン・ゴメス(29)の退団に続いて、DFイバン・ムニョス(21)、MFマルティ・ソレール(25)も続けてクラブを去ることになるでしょう。マルティ・ソレールに関しては、クラブと1年契約を延長するオプションを持っていましたが、双方ともそのオプションを行使することが妥当だとは考えていません。
また、レンタルで加入していたロドリゴ・ロドリゲス(23)、ジダヌ・イヌッサ(21)、グスタヴォ・マイア(22)の3選手の買取オプションを行使しなかったため、彼らも所属元クラブへと帰っていきました。
VCFメスタージャでのプロセスを終えた選手
一般的に考えて、VCFメスタージャ(RFEF2部リーグ)でプレーしない選手たちのグループがあります。
既にトップチームで一年過ごしたWGフラン・ペレス(21)、プリメーラで爪痕を残したMFハビ・ゲラ(20)、WGディエゴ・ロペス(21)、FWアルベルト・マリ(21)の4人はトップ昇格、あるいはそれと同等の扱い(Bチーム登録でトップチーム帯同)となります。プレシーズンを過ごした後、バラハ監督が戦力として厳しいと判断した場合はレンタルでプリメーラかセグンダのチームで修行を積むことになるでしょう。
次に、昨季の第2キャプテンを務め、フィールドプレーヤーとしては最多の32試合に出場したパブロ・ゴサルベス(22)。彼との契約は6月までとなっていましたが、2025年までの契約延長で合意しており、今夏はトップチームのプレシーズンに参加する予定です。バラハ監督へのアピールが成功しなかった場合も、VCFメスタージャで2シーズンコンプリートした彼はRFEF2部リーグより上の舞台のチームへの移籍を探すことになるでしょう。
一方でビセンテ・エスケルド(24)のような選手もいます。彼の契約は2024年までありますが、トップチーム昇格対象の年齢を超えていてバラハのチームでプレーできないため、より上のリーグからのオファーを待って、チームを去ることになるでしょう。
フベニールAから昇格する選手
フベニールAからは、多くの選手が昇格してきます。元々、今季のフベニールAの主力だった2004年生まれの世代は、近年のカンテラで最も豊作の年と言われており、実際に2021/22、2022/23シーズンとDivision de Honor Juvenilを連破してその評価が正しいことを証明しました。
その中でもVCFメスタージャへの昇格が決まっているのは、キャプテンのMFハビ・ナバーロ(19)、GKダビド・ヴァシレフ(19)、MFアリ・ファダル(19)、MFマルティン・テホン(19)、WGアサエル・ガルシア(19)、WGイスマ・サンタナ(19)、FWマリオ・ドミンゲス(19)、FWホセル・ペレス(19)、DFヤレク・ガシオロウスキ(18)の9人です。
MFカルロス・ロドリゲス(19)、DFキケ・リベス(19)の2人もVCFメスタージャ昇格が決定的だった2人ですが、彼らはバレンシアとの契約を延長せず、レアル・マドリーに行く決断を下しました。
新加入選手
現時点で確定している新加入選手はバジャドリーからやって来るDFディエゴ・モレーノ(21)だけです。ただ、モロッコのムハンマド6世アカデミーに所属するモロッコ人WGスハイル・ザムラット(20)をトライアルで受け入れており、彼が戦力になると判断した場合は15万ユーロ程度での買取オプション付きのレンタル移籍で彼をチームに加える予定です。