バラハ監督のアシスタントコーチはチェマ・サンスに
バラハ監督は、クラブを去ったマルチェナに代わり、チェマ・サンス(53)をアシスタントコーチとしてバレンシアに呼び戻そうとしています。
バラハ監督が信頼を置いているチェマ・サンスは、2017年にバレンシアにやってきてマルセリーノ監督やハビ・グラシア監督、ボロ暫定監督のスタッフとしてトップチームで仕事をしました。VCFメスタージャの監督としても1年4ヶ月仕事をしており、バレンシアで大きな信頼を得ている指導者のひとりです。
2021年にバレンシアを離れ、イングランドでの短いアシスタントコーチ経験を経て、昨季の終盤からアトレティコ・レバンテ(レバンテのBチーム/RFEF3部リーグ)の監督を務めていました。
今年の2月、ガットゥーゾ監督の辞任を受けて再び暫定監督に就任したボロは、アシスタントコーチにチェマ・サンスの就任を望み、本人にオファーを出しました。しかし、レバンテBにRFEF2部リーグへの昇格の可能性があったため、彼はオファーを拒否。チェマはレバンテBで仕事を続け、リーグ4位で狙い通り昇格プレーオフ進出を決めましたが、プレーオフで敗退してしまいました。
ミゲル・アンヘル・コロナSDと新たにクラブにやって来たカルメロ・デル・ポソ技術秘書は、バラハ監督のアシスタントは彼が適任であると判断し、シーズンが終わりレバンテとの契約が切れるこのタイミングで再び彼にコンタクトを取り、彼のバレンシア復帰が決まりました。
ちなみに、チェマ・サンスのアシスタント就任に伴い発生する彼の給与は、バラハ監督が負担します。クラブが雇っているスタッフ、例えばGKコーチのオチョトレーナなどはクラブが給与を支払っていますが、監督が自ら選んだ人材の給与は自分で負担する必要があります。これはバレンシアだけでなく、他のラ・リーガのクラブでも一般的です。マルセリーノもペペ・ボルダラスも、ガットゥーゾも同じようにスタッフの給与を自ら支払ってきました。
関連記事
チェマ・サンス (プロフィール)