クラブは今季途中からVCFフェメニーノを率いたヘスス・オリバ監督(53)と1年契約延長したことを公式発表しました。

今年1月のアンドレア・エステバン監督の解任によってバトンを引き継いだオリバ監督は、就任からの3試合で4年ぶりとなる3連勝を記録しチームに自信を持たせると、バルサ、マドリーに敗れた後の3戦で再び3連勝を記録。8戦6勝2敗と降格の危機を脱するだけでなく、4シーズンぶりのTOP8入りを期待させるスタートを見せました。

しかし、その後5連敗を記録するなどで惜しくも9位でシーズンを終えることになりましたが、余裕を持って残留を達成したことを評価され、新シーズンもチームを率いることになりました。

オリバ監督とバレンシアの長い関係の始まりは2009年にさかのぼります。2009/10シーズンにVCFフェメニーノCの監督に就任し、2015/16シーズンからVCFフェメニーノBの監督に昇格。この年にリーグ優勝を果たしたことで、翌2016/17シーズンはVCFフェメニーノのトップチームのアシスタントコーチに抜粋されました。

2017/18シーズンにトップチームの監督に就任。1年で監督を退き、その後はバレンシアのアカデミーで仕事を続けながら、VCFフェメニーノのスポーツディレクターも務めました。

ヘスス・オリバ監督
「かつて、女子サッカーの道に進んだ私に"キャリアを捨てた"と言う人もいましたが、女子サッカーに賭けたことは間違いではありませんでした。女子サッカーは成長のためのサポートを必要としており、私はそのために自分のキャリアを女子サッカーに捧げました。監督として、ここのアカデミーの全てのカテゴリーを経験してきた中で、クラブとして、組織として、感情面も含め、あらゆるレベルでチームは成長したと思います。バレンシアと共に生き、バレンシアのために生きる。私はこのクラブに人生を捧げながら生きているのです」