ディエゴ・モレーノ獲得決定
今季レアル・バジャドリーB(RFEF2部リーグ)でプレーしたDFディエゴ・モレーノ(21)をフリートランスファーで獲得しました。2年契約で2年延長のオプション付き、VCFメスタージャの登録となります。
プレーオフでRFEF1部リーグへの昇格を逃したVCFメスタージャはチームの再編に動いています。既にレンタルで加入していた3名の選手(ロドリゴ・ロドリゲス、イヌッサ、マイア)は買取オプションを行使されることなく、それぞれの所属元クラブへと帰っていきました。
そして再び昇格を目指して戦うVCFメスタージャの今夏最初の補強は、左サイドバックが本職のディエゴ・モレーノとなりました。
コルドバ出身のモレーノは鋭い突破力とスピードを武器に最終ラインに到達できる特性を備えたサイドバックです。2020年に加入したバジャドリーでは初年度にフベニールAでプレー。2021/22シーズンはBチームに昇格し、RFEF1部リーグで22試合に出場しました。チームは降格したもののチーム留まった彼は、今季RFEF2部リーグで31試合に出場して1ゴール9アシストを記録。国王杯でトップチームデビューも果たしました。
今季のVCFメスタージャで左サイドバックを務めたのはシモン・ルカとイバン・ムニョスの2人ですが、イバン・ムニョスが契約満了で退団する可能性が高いこと、素晴らしいシーズンを過ごしたシモン・ルカにはオファーが届く可能性があることを考慮して、アカデミーのスカウト陣は数か月前から彼の名前を補強リストに載せていました。
代々優秀な左サイドバックを輩出してきたバレンシアのアカデミーですが、ヘスス・バスケスを最後に特筆すべき選手が出てきていません。今季のフベニールAではアドリアン・モラレス(19)がレギュラーを務めましたが、シーズン後半を負傷で棒に振ってしまいました。後半戦で彼の代わりを務めたのはビセンテ・アグジョ(19)ですが、彼は右が本職のプレーヤーです。
また、その1歳下のカルロス・イグアル(18)は有望なLBの系譜を継ぐ選手でしたが、ここ数年は長期離脱となる怪我を繰り返しており、冬のマーケットでガンディアにレンタル移籍していました。モラーレスもイグアルもクラブとの契約は今季いっぱいとなっています。