ジェンク・オズカジャルの買取オプションを行使
クラブは今季レンタルで加入していたトルコ代表DFジェンク・オズカジャル(22)の買取オプションを行使したことを公式発表しました。買い取り額は500万ユーロで、クラブとは2028年までの5年契約を結びます。
バレンシアの来季に向けての補強第1号はジェンク・オズカジャルとなりました。
今季、オリンピック・リヨンに50万ユーロのレンタル料を支払って獲得したジェンクは、加入して2ヶ月後の第11節:マジョルカ戦で、ディアカビの負傷交代によりラ・リーガデビューを果たしました。加入時点でのプロとしての実績がベルギーリーグでの1年間のみという彼の獲得には疑問の声もありましたが、初めてのラ・リーガに無難に適応したと言えるでしょう。
クラブはこの22歳のDFの将来性を高く評価しています。また、彼の給与が高くないこともミゲル・アンヘル・コロナが彼を気に入っているポイントです。今季公式戦21試合に出場:うちスタメン出場は17試合と、誰もが認めるスターターではありませんでしたが、クラブは500万ユーロの支払いにGOを出しました。2019年にトルコのアルタイスポルから150万ユーロ+インセンティブでジェンクを獲得したリヨンは、国内カップ戦で10分だけ起用した彼の売却で推定315万ユーロの純利益を上げることになります。
公式発表がリリースされたことに伴い、ジェンクは自身のSNSで喜びのコメントを発表しています。
ジェンク
「親愛なるバレンシアニスタのファミリーの皆様、まるで家にいるかのように受け入れていただき、ありがとうございます。この特別な感情に相応しいプレーをしようと、この一年間全ての時間で努力を重ねてきました。私に自信を与えてくれたクラブとファンの皆さんに感謝しています。今こそ、私たちのホームであるメスタージャで良い日々を過ごすためによりハードに働き、戦う時です!私自身さらなる努力をし、選手としてより成長していくことを皆さんに見ていてもらいたいと思います。このエスクードとこの偉大なクラブのために全てを捧げます。クラブの目標を達成するために、全員で立ち上がりましょう」
ジェンクとの正式契約により、バレンシアの守備陣の構成に新たな展開が開かれます。
クラブは、彼の獲得によってモスケラ、イランソ、ファク・ゴンサレス、タレガ、ガシオロウスキらアカデミーの選手たちのトップチームへの扉が閉ざされることは無いと話しており、むしろ既存の選手たちへのオファーに柔軟に対応できると考えています。
例えば、ガブリエウ・パウリスタ。彼は32歳であり、クラブとの契約は残り1年です。クラブがチームの人件費を削減したいと考え、ガブリエウの放出で何らかの利益を上げたいのであれば、今夏動くことになるでしょう。
また、ディアカビは今年の1月に2027年まで契約を延長しましたが、それは彼が残留することを保証するものではありません。このギニア代表DFはチームで最も評価の高いCBであり、興味深いオファーが届けばバレンシアは彼を売る選択をするでしょう。
2026年まで契約があるチュメルトについては、給与もそれほど高くなく、バレンシアが興味を示すようなオファーも届く見込みがないため、最もチームに残る可能性が高い選手のひとりです。