エルチェ戦後のバラハ監督の公式会見です。

──エルチェに駆けつけたバレンシアのファン
「ファンはあらゆる点で驚異的でした。アウェーゲームでスタジアムに到着した際にあんなにも温かい歓迎を受けたことはとても感動的であり、涙が出ました。私自身、選手としてあの感覚を経験しましたが、監督としてあれを経験できることは特権です。

彼らがアウェーに駆けつけてくれたこと、試合を通じて私たちを後押ししてくれたことに感謝の言葉しかありません。彼らが背中を押してサポートしてくれたこと、私たちが今日の試合で見せたように努力と仕事で応えたこと、このような関係が私たちには何よりも必要であるということを再認識しました」

──システム変更と5試合ぶりの勝利
「多くの面で非常に難しい試合でした。私が監督に就任して以来、アウェーでは4敗と悪いダイナミクスが続いており、クリーンシートも達成できていませんでした。今日は多くの点でチームがまとまっていたと思います。この勝利は選手たちの努力と、彼らが自分たちを信じて戦ったことに対するご褒美だと思います。

5バックを採用したことでDFラインが安定し、安全にプレーできたと思います。私たちはこの安定を求めていましたし、よりソリッドになってチャンスを作ることもできました。エルチェは難しい状況の中でも全力を尽くして良いプレーしてくるチームであり、簡単に勝てる相手ではありません。その点で今日の結果には満足していますが、私たちはまだ何も成し遂げていないこと、そして戦い続けなければならないことを頭に叩き込んでおかなくてはなりません。今日の勝利で希望を得ました。木曜開催の次の試合にこの希望を持ちこすことがとても重要です」

──継続性
「今日のシステムは取り組んできたものです。DFラインが強く、自分たちのエリアで堅固であれば、試合での選択肢を持てますし、勝てる可能性も上がります。

今日はうまく守れたし、選手たちがしなければならないことを理解し、うまく解釈してくれました。この結果がチームには必要でしたし、勝つ必要がありました。これらを実現するための全てが今日の試合では揃ったと思います。今週は私たちにとって重要な一週間になりますので、次の試合でも継続しなければなりません」

──自信
「努力して、試合をコントロールしても結果が得られない場合、希望を失いそうになります。その点で勝利は希望を与えてくれます。私たちは常にこの状況から抜け出せる、試合に勝って勝点を積み上げることが出来ると確固たるメッセージを発信してきました。今日はの試合その証明になったと思います。

エルチェはポゼッションを高めてうまく守るチームであるため、苦しむことは最初からわかっていました。それでもこのように継続し、困難な道も渡りきれるものであることを理解することが重要でした」

──昼の試合の暑さ
「暑さは両チームにとっての悩みでした。この時間帯の試合は難しいです。ガビ（・パウリスタ）は相手と接触し、めまいがしたと言いました。ニコにも同じことが起こりました。ハーフタイムで交代したのは、ピッチ上の選手が最大限のエネルギーと体力を持っている必要があったからです。暑さは全てのチームに影響を与えます。昼の時間帯の試合は私たちにとって新しい要素であり、このようなことにも適応しなければなりません」

──ディアカビの負傷
「少し足を捻ってしまったようです。どの程度の怪我かはまだわかりません」

──チームの状況
「この状況をポジティブなものとして評価できる人はいません。明日は良い練習をし、要求を出し、この試合の継続性を次の試合に持ち込めるように努力します。今日は良い結果が得られましたが、目標は第38節に降格圏から抜け出していることです。そのためにはハードワークしかありません。

私たちのホームで、私たちのファンの前で戦えるバジャドリー戦以外のことは評価することも考えることもできません。そして私たちはファンが与えてくれるアドバンテージを利用してバジャドリーに勝たなければなりません」

──自身の古巣でもあるエルチェ
「良く知っている人や、困難な瞬間を分かち合った人、プロフェッショナルで勤勉な人たちがエルチェにはいます。彼らがこの困難な状況に居ることを残念に思います。彼らには私がプロの世界で指導者として仕事をする機会を与えてもらい感謝しています。私が居た時もエルチェは困難なシーズンを過ごしました。この状況下でもシーズンを通じて応援し続けるエルチェのファンと、エルチェの幸運を祈るばかりです」

──転機
「私たちの良い仕事によって物事がうまくいき、勝点3が与えられました。エルチェがサイドバックからの良いクロスボールを利用していたので簡単な試合ではありませんでしたが、私たちは良く持ちこたえたと思います。この勝利は、ファンが私たちを信じ続けるためにも、選手たちが自信をつけるためにも、遠く駆けつけてくれたファンに喜びを与えるためにも重要でした。この勝利で私たちは残留を達成できると信じることが出来ます。自分たちが謙虚な気持ちで、どこにいるのかを忘れず、困難な道を歩み続けなければならないことを忘れなければ達成できると確信しています」

──次のアウェーゲーム：カディス戦へのファンの遠征
「私たちのファンがどれだけのことをしてくれているかを説明するには私が持つ言葉では足りません。ファンがカディスに行く選択肢があれば、バスを用意することも良い取り組みでしょう。日曜の試合でカディスに私たちのファンがいてくれれば最高ですが、カディスは非常に遠いため、クラブは検討しなければならないでしょう。私たちは、まずは木曜のバジャドリー戦のことを考えます」