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ウーゴ・ドゥロのインタビュー「ここから6チームによる10試合のミニ・リーガが始まる」

ウーゴ・ドゥロがバレンシア公式メディアのインタビューに登場しました。ドゥロはファンに感謝の言葉を述べ「彼らの思いに応えたい」と繰り返し強調しました。また、残り10試合を「新たに始まるミニ・リーガ」だと思って戦うと述べました。

ウーゴ・ドゥロのインタビュー「ここから6チームによる10試合のミニ・リーガが始まる」

──チームの状況
「アルメリア戦の重要性を理解していたので、あれだけの試合をしながら敗れたことに傷ついています。でもチームは団結していますし、終わったことは頭から消さないといけません。ファンが支えてくれていることも理解していますし、仕事と努力でこの状況から抜け出せるキャパシティーが僕らにあることも知っています。ファンの力を借りて、やり遂げて見せます」

──周囲の悲壮感
「まるで僕らの降格が既に決定的で、この危機から抜け出せないかのように言われていますが、僕らと同じ状況のチームは5~6チームあります。落ち着いて、自分たちの立ち位置を知って、現実を受け止めなければいけませんが、負けた試合でも相手チームより優れた内容を見せた試合もありますし、レアル・ソシエダやオサスナといった相手にはホームで勝ちました。ラージョ戦は勝てませんでしたが、それも些細な要因によるものでした。チームは大丈夫です。アルメリア戦では10分で2つのミスを犯しましたが、それ以外は悪くなかったはずです。ミスは自分たちのせいであり改善する必要がありますが、チームの出来は良く、この状況を抜け出す手前まで来ていると感じています」

──残り10試合
「過去を振り返る必要はありません。これから始まるのは6チームで構成された10試合のミニ・リーガです。僕らは他のチームより優れていると思いますし、それをピッチで証明しなければなりません。働いて、働いて、働くきます。最初はセビージャ戦。メスタージャでの試合で僕らにメリットがありますし、勝利を目指します」

──些細な要因
「今季は多くの試合で相手チームより良い試合をしたと思いますが、シーズン序盤から些細な要因が原因で勝点を落としてきました。僕らはその流れを変えなければならないし、もっと規則性を持つ必要があります。そして今週末は勝つ、それ以外にありません」

──自己批判
「サッカーの試合は90分続きます。80分から別の試合をしているように見えることもありますが、負けている時だけではなく、試合の最初から継続して戦わなくてはなりません。これまでは小さな集中力の欠如があるたびに、僕らにその罰が与えられてきました。チームが90分継続した時は、レアル・ソシエダ戦やオサスナ戦のように試合に勝てます。それが僕らがしなければならない仕事です」

──落ち込まないこと
「ロッカールームにおいて最も悪いことは恐怖心に支配されてしまうことです。それはどんなサッカーの能力よりもチームに影響を与えます。チームはこの状況を理解したうえで、元気に、喜びを持って練習し、働かなければなりません。決して落ち込むことがあってはいけません。チームがそういう状況にあると、試合でその影響が出てしまうでしょう。その観点から見て、チームは元気です。日曜の非常に重要な試合に勝ちたいという気持ちを持って仕事に取り組んでいます」

──恐怖心
「僕らの体に入り込む可能性のある小さな恐怖は、自分自身にもっと多くのものを要求し、皆にもっと多くのものを与えなければいけないと知るための良いものであるべきです。ボールを欲しがらないとか、ピッチで緊張してしまうとかではなく、その恐怖心をポジティブなものに変えたいと思います。チームはこの試合に何が懸かっているかを知っています。特にアルメリアでの敗戦の後、強く実感しています。勝利も引き分けも全てが重要になっていくでしょう。僕らは1試合1試合戦っていかなければなりません」

──メスタージャでの試合
「バラハが監督になってからのメスタージャでの3試合のイメージはとても良かったと思います。セビージャ戦でそのイメージを繰り返したいかと聞かれれば"もちろん"と答えるでしょう。サッカーには様々な要素が含まれています。PKや退場なども。でも、ラージョ戦の最初の15分を除けば、イメージは非常に良いと思います。こんな状況でもメスタージャではファンが僕らと一緒に居てくれること、ラージョ戦の後半でそうだったように、どんな状況でも変わらず付いてきてくれることをこの目で見ました。僕自身、こんなにファンと一緒に生きてきたことはなかったと思います」

──ファンの存在
「僕らがどれだけファンに助けてもらっているかを多くの人は理解していないかもしれません。僕らはサッカー選手であることに加えて、普通の人間です。毎日誰かが助けてくれたり、励ましてくれたりすると、それが支えになり、嬉しく感じ、喜びを持って働き、より体が動くようになるんです。ファンには何の不満もありませんし、メスタージャのサポートは信じられないくらい素晴らしいです。僕は対戦相手としてメスタージャに来たことがありますが、メスタージャが圧力をかける時、ライバルチームの全ての選手が委縮するんじゃないでしょうか」

──ファンへの思い
「僕個人としてもファンには大きな恩義を感じています。一年中応援してもらっているのに、それに報いることが出来ていません。勝つことが残留のためになる戦いをしているということは、今季の僕らが良い仕事をしていないということであり、出来ることなら彼らの目指す目標のために戦いたいし、その目標をかなえたいと思っています。試合内容の面では悪くないシーズンだと思いますが、些細な要因で今の状況があることは確かです。それにもかかわらずファンが付いてきてくれていることに恩義を感じています」

──エルチェ戦の遠征チケット完売
「すごいですよね。でもすぐ売り切れたのも納得です。僕らにとって励みにも支えにもなります。チケットを買えなかった多くの人が僕に手紙をくれました。どうなるかわかりませんが、出来る限りのことをしてみようと思います。僕らチームは可能な限り、ファンの遠征をサポートするつもりです。このアクション(ファンのアウェー遠征費用を選手たちが負担すること)はアルメリア戦で既に実施しましたが、エルチェ戦でも実施することにしました。ファンは僕らのために全てを捧げてくれます。皆、それぞれの仕事を持っていて、今の状況にうんざりしているにもかかわらず、自分の時間を移動と応援に費やしているんです。僕らがサポートできることがあればしたいですし、ピッチでの努力でそれに応えたいと思います。もし僕が、誰かのことで幸せになるとしたら、それはファンによってであり、彼らが僕らに与えてくれるサポートによってです」

──家族・友人
「ファンに加えて僕の大切な人たちも苦しんでいます。苦しいことを我慢できる人はいません。両親、友人、恋人...試合に負けた後、彼らは僕らを励ましてくれますが、彼らを励ます人はいません。それに加えて、信じられないほど素晴らしく、模範のような存在であるマリオ(※)のような子もいます。家族のため、友人のため、僕らと一緒に居てくれる全ての人のために。僕らは前に進まなければなりません」

※ウーゴ・ドゥロがヘタフェのBチームに居た時から彼を応援していて、彼も自分の一番のファンであると認知しているヘタフェ在住の現在11歳の少年。

──チームへの貢献
「自分は全力を尽くし、努力する人間だと思っています。僕より優れた選手は他にも居ますが、僕の長所のひとつが全力を尽くすことであり、それが義務であると感じています。両親や代理人と話して、ゴールを決めていなくてもチームに貢献できていることがわかりました。チームとしてもうまくやっていると思いますが、なかなかゴールを決められていません。でも得点できないならそれで、全ての試合が相手のオウンゴールで1-0で勝てればいいとさえ思います。大事なことはチームのことであり、今は個人的なことは問題ではないと思います。チームが残留を果たした後であれば、自分がゴールを決められないことに腹を立てるかもしれません。このような代償を払ってこのような機会を得た1年を、無駄にしたくないんです」

──ゴール
「大事なことは毎日の仕事です。僕は全力で働き、自己批判もしています。いずれゴールはやってくるでしょう。僕らはFWであり、尻で叩いて入ることもあれば、PKが入らない時もあります。セビージャ戦(2021年9月)で相手に当たって入ったこともありました。ゴールは流れを持ってるんだと思います」

──日程
「今はとても大事な試合であるセビージャ戦のことだけを考えなければいけません。毎週"もし勝ったら..."と言ってそうならないので、その言葉は好きではありません。一歩一歩、地に付けて戦うことを好みます。日曜の試合は勝ちたいですし、勝てたら、残りのチーム、残りの試合、アウェーゲームに目を向けます。数字的に残留が決まるまでは100%を出し続けなければなりません」

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