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カバーニのインタビュー「引退するためにバレンシアに来たわけじゃない」

カバーニがLaLiga公式サイトのインタビューに登場しました。El Desmarqueがその内容を記事にしていましたので、以下、紹介します。

カバーニのインタビュー「引退するためにバレンシアに来たわけじゃない」

第26節:アトレティコ戦で1か月ぶりに怪我から復帰したカバーニですが、今のところ調子が良いとは言えません。特にスタメンに戻ったラージョ戦では全くうまくいきませんでした。

このウルグアイ人プレーヤーは、ラ・リーガで500分以上ゴールを挙げられていません。最後のゴールは昨年12月31日のビジャレアル戦になります。しかし、ゴールの有無にかかわらずこのベテランストライカーは、ピッチ内外でチームの模範的選手であり続けています。だからこそ彼が言葉を発する時、その場の空気が変わります。彼の言葉はその瞬間、その場にある全てを超越するのです。

今回のインタビューでカバーニは、チームの現在についてだけではなく、自身の人生や将来についても話しました。


──サッカーはあなたから何を奪いますか?
「サッカーは多くのものを与えてくれるけど、多くのものを奪っていく。自分自身の改善、望んだもの、チームでの勝利、プロでのプレー経験、そういったものを与えてくれる代わりに多くのものを犠牲にするんだ。人生において、何かを犠牲にすることも悪くない。私の場合、まあ、南米出身の選手の場合とも言えるね。家族の成長を見ること、両親が老いていく姿、故郷の友人たち...サッカーはそういった多くのものを奪っていく。時間は戻らない。そして年齢を重ねてからそういうことに気がつくようになるんだ」

──それらを犠牲にして、報われるものがサッカーにはあるのでしょうか?
「いや、報われないこともあるよ。時間が経ってしまうと、もう二度と経験できないこともある。だからこそ、一瞬一瞬を無駄にせず楽しむこと、それが私にとっての生きる意味だと考えている。そう考えることで、自分がこれまで生きてきたことは全て自分が望んだことだったということに気づかされるんだ。私たちは自分がしていることに情熱、時間、命をかけなければならない。それは全ての人の人生においてそうだと思う」

──あなた自身はどのような人ですか?
「単純なもので構成されている普通の男だよ。家族、友人、国、自然、自分が生きていると実感させてくれるもの、自分自身を気づかせてくれるもの、そういうものが私にとっての楽しみだ。時々、サッカー選手としての自分のキャラを脱ぎ捨てると、皆に驚かれるよ」

──あなたはいつでもファンや子供たちに気を配っていますね。
「私にとってそういう時間はいつでも喜びを感じる瞬間なんだ。ファンが愛情を示し、与えてくれることは私にとって特別なことだからね。私が子供の頃、どのように成長して、今私が過ごしているような今日をどれほど望んでいたかを、今も忘れていない。だから私はファンとの触れ合いを楽しんでいるし、決して疎かにはしない。でも、それでも私が人生で大切にしているもの、つまり単純なものから逸脱しないようにしているよ」

──ラ・リーガでのプレーはいかがですか?
「とても満足しているよ。私はラ・リーガが好きだ。怪我で少しだけ挫折したけれど、ここでのプレーを楽しんでいる。このような最高レベルのリーグでもっと長くキャリアを楽しめたらいいね。それが私が最も望んでいることだから」

──バレンシアの危機をどう見ていますか?
「このような状況は今まで経験したことがなかった。現実的にこの状況に向き合わなければならないし、それ以外の方法もない。シーズン序盤はチームが躍動し、攻撃し、機能し、チャンスを作っていた。今は、何をやっても何かが足りないという難しい状況から少しずつ抜け出しつつあると思う。でもこれで良いわけじゃない。もっと多くのことを改善するために、働き続けていくつもりだよ」

──危機を脱することはできますか?
「チームはこの状況を跳ね返すために、1000通りの方法を試してきた。誰も今の状況のままで良いとは思っていないからね。私たちは自分たちの立ち位置を理解しているし、このクラブを出来る限り高い場所に届けたいと思ってる。バレンシアはそれに値する偉大なクラブだし、リーガ・エスパニョーラと欧州サッカーのトップクラブでなければならないからだ」

──そのために何をするつもりですか?
「重要なチームを相手に重要な勝利を収めたので、この調子で戦っていかなければならない。状況を好転させるため、そして可能な限り上に行くために、シーズン最終日まで戦うつもりだ」

──バレンシアとは2年契約ですが、将来はどのように考えていますか?
「私はこのクラブのためにベストを尽くしたいと心から思ってる。ここに来て、ここにとどまるという決断をした。サッカー選手としてベストを尽くして、ここでの道が長いものになることを願ってるよ。私は引退するためにここに来たわけじゃない。このクラブで長い道を歩むために来たし、そのために全力で働き、準備をする。ある日、自分が思った通りのことが出来ていないと感じたら、愛情と敬意を込めてクラブとファンにそれを伝えて、スパイクを脱ぐだろう。でも今の私が望んでいるのは、クラブがうまくいき、相応しい場所に到達することだ」

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