バラハ監督のラージョ戦前日会見です。月曜開催のため今節最後の試合となりますが、ライバルチームの結果に関係なく、目指すのはメスタージャでの3連勝であることを強調しました。

──医務室は空っぽになりましたか？
「これまで負傷していた数人の回復具合を分析して、招集出来るかどうかを確認しています。月曜に決定します」

──ユヌスの調子はいかがですか？
「良い状態です。彼は代表チームのために遠くまで遠征し、2試合プレーしました。肩に痛みがあるようで、私たちは試合で100％の状態になるように、今週の練習で調整してきました。この代表ウイーク中の目標は練習のレベルを上げることと負傷者の回復でした」

──月曜開催ということで今節の最後の試合となります。
「私たちが決められることではありません。私自身はその節の最初に試合を行うことを好みます。その節の最後だと、各会場で起きたことに対する感情が生まれ、最初にプレーする時と異なるからです。それでも、この代表ウイーク中に良い練習を行えたので、私たちは明日の試合を楽しみにしています。試合に勝つために競争力を持って、自分たちの狙い通りのプレーをしたいと思っています」

──ハビエル・ソリスが来季もあなたが監督を続ける可能性があるとコメントしましたが、どのような気持ちですか？
「私は明日の試合、ラージョ戦についてしか話せません。私たちの目標は継続性を持って試合をプレーすることです。うまくいかなかった試合を糧にし、私たちのファンの前で、前の試合とは異なる顔と景色を見せて最高のシナリオを取り戻す必要があります。私はその一点のみに集中しています」

──メスタージャでの全ての試合を決勝戦のようにとらえていますか？
「まだ試合は残されており、メスタージャでの試合の全てを決勝戦だとは考えていません。非常に重要な試合であることに変わりはありませんし、特にホームゲームは勝つことが基本だと考えていますが、その時その時に必要な冷静さを持っていなければならないし、そうすることで良い戦い方が出来るでしょう。明日は素晴らしいチームとの対戦ですが、私たちも同様に素晴らしいチームであることを示さなければなりません。目標は勝点3です。今節最後の試合ということで、一般的にはカフェインレスのような試合に見えますが、私たちにとってはそうではありません。ファンはチームの勝利を期待してメスタージャに行きますし、私たちはファンのサポートを感じながら、ファンが要求するコミットメントと敬意、このシャツに恥じない姿勢を彼らに差し出す必要があります」

──この2週間、論争から自分たちを守ることが出来たという実感はありますか？
「私たちがサッカーだけに集中できたことは良いことです。サッカーについてのみ話されることは私たちにとっても、ファンにとっても、私たちの街にとっても良いことです。サッカーとは関係ない意見からは距離を置くようにしなければなりません。この2週間は、個人個人の課題を改善し、代表選手たちが戻ってきてからは試合に向けて意識的に取り組むようにしました。論争や自分たちに合わない全てのことから自分を切り離すことは大事です。そうすることで次の試合の目標に集中することが出来ます」

──残留できるかどうかはこの4月にかかっていますか？
「私たちはそう想定していますし、そのための準備をしなければなりません。今のプロセスは試合に勝って勝点を獲得することです。私たちだけでなくファンもその現実を受け止めて生きていかなければなりません。5～6チームが私たちと同じような状況にありますが、リーガ終盤の緊張感を最もうまく処理できるチームほど危機を脱する可能性が高くなります。私たちはまだ経験していない状況の恐怖に陥ることはできません」

──明日の試合ではスエシア通りからスタジアム入りできそうですか？
「そのテーマについて、私は既に3～4階、希望を伝えました。クラブがその実現に向けて動いています。ファンの期待を感じながら試合に入りたいと思っています。月曜日なのでメスタージャに行くために努力をしなければならない人たちもたくさんいると思いますが、私たち全員が望んでいるように、スエシア通りから入りたいと思っています」

──ラージョ戦にはどのようなアプローチを期待していますか？
「スターティングイレブンについては、様々なパターンを検討しています。怪我から復帰したばかりの選手を除いて、選手全員がプレーするオプションを持っています。この2週間でフィジカルが向上した選手もいます。私たちのアプローチは勝つことであり、物事を上手く行うことを目指しています。勝点3を取るための試合を狙います」

──代表ウイークは選手たちを分散させる傾向があります。バレンシアが今置かれている状況から抜け出さなければならないのはエスクードやファンではなく選手たちである、ということがロッカールーム内で認識されていますか？
「私から見た限りでは、選手たちはそれを認識し、理解し、競争する準備が出来ています。代表チームに合流していた選手の数人は、チームの練習に参加するために予定より早くバレンシアに戻って来ました。選手たちがこの状況から抜け出すことを望んでいて、そのためのアクションをしていることは間違いありません。勝利で状況が変われば、顔も変わり、アプローチも変わってくるでしょう。今、私たち全員が懸念の表情を浮かべています。しかし、この状況を変えるには、選手たちがベストの状態で居ること、コーチングスタッフが正しい選択と準備をすること、ファンが私たちと一緒に居てくれることが必要だということを認識しています。試合を演じるのは選手たちであり、彼らは私たちのプランをうまく実行しなくてはなりません」

──残留争いのライバルの試合結果によって、試合へのアプローチを替えることはありますか？
「いえ、私たちはそれを見ないようにしています。良いチームとの対戦を控えた今、そういう要素は私たちを苦しめることになります。明日の試合が私たちにとって重要なのは明らかであり、私たちの置かれた状況を変えるのは他のチームの結果ではなく、自分たち次第です。ライバルのことではなく自分たちのことを考えなければなりません。勝つことが出来れば、全てが違って見えますし、結果に継続性がついてくれば、シーズンを進めることが出来ます。今の私たちは自分たちの仕事と結果で状況を変えられる状態であり、他社に依存しなければならない状況とは異なります」