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コーポレートディレクター、ハビエル・ソリスの公式会見(2023/3/30)

バレンシアのコーポレートディレクターを務めるハビエル・ソリスの公式会見です。新スタジアム建設に関するバレンシア市議会との対立と、チームの来季の計画についてコメントしました。

コーポレートディレクター、ハビエル・ソリスの公式会見(2023/3/30)

──新スタジアム建設について
「市議会と合意に至らないことに私たちは不満を感じています。驚いたことに、サンドラ・ゴメス副市長は"ボールはバレンシアCFの屋上にある"と言っていましたが、2週間前に市長が合意に近づいていると言ったことを私はよく覚えています。日々打ち合わせをしている専門家からは良い意見をもらっています。公務員であり、選挙の結果で立場が左右されない専門家とのミーティングを2回行いました。まだ契約書にサインしていないので、わからないこともありますが、私たちは専門家とのミーティングには非常に積極的であり、政治家との密室でのやり取りには非常に消極的です」

──市議会と合意に至らない理由
「選挙が控えていることもその理由の一つだと思います。そして私たちが苦しんでいる社会的状況、スポーツ的状況により、彼らが交渉を前に進める気がない、という点も見落としてはいけません。私から見て、彼らがしていることは無責任なことだと思います」

──市議会の要求
「副市長の要求は2つです。ベニカラップ・スポーツセンターと新メスタージャ。スタジアムは70,000人収容を求められ、固定席66,000人収容、可動席4,000人収容という内容で進めることで合意しました。それなのにここで立ち往生している理由がわかりません」

──建設の再開
「建設を始められるように部分的ではなく、完全な工事許可が必要でした。そして2022年7月にその許可を得て、構築開始できるようになりました。その旨を市議会に伝えましたが回答はありません。明日にでも着手できる状態ですので、市議会には早く答えてもらいたいと思っています」

──新スタジアム建設の資金
「財務ディレクターのインマ・イバニェスが6月の会見で説明しました。CVCからの資金、第3セクターからの資金、オフィスの売却、不足分を補うCaixaBankからの融資があります。つまり資金調達の面では既に準備ができているのに、市議会から工事を開始するための青信号が出ないのです。このことは他のクラブとの競争力の面で私たちを傷つけています」

──新スタジアムに駐車場は作られますか?
「警察の指導もあり、常識的に考えてスタジアムの下に2,000台もの駐車スペースを確保することはできません。セキュリティ上の理由です。市議会の要請がなければ、スタジアム下の駐車場は作りません」

──新メスタージャを2030年ワールドカップの会場として立候補することについて
「RFEF(スペインサッカー協会)は私たちが立候補することを考慮していると思います。4月12日に私たちのプロジェクトと施設を見にRFEFの関係者がバレンシアにやってくる予定です。私たちのスタジアムが彼らの期待に応えられるレベルになることは間違いありません。UEFAの定めるカテゴリー1に準拠したスタジアムです。ワールドカップを、そして決勝戦を開催するに相応しい会場になるでしょう。さらにワールドカップがバレンシア市で開催されるとなれば、ホテル、レストラン、税金などで、市も経済面で恩恵を受けることになります」

──現在のチームの成績
「現在のスポーツ面の状況について、見て見ぬふりをすることはできません。状況を逆転させることに全精力を傾けていきます。クラブとしてのコミットメントは完全です。私自身、14年間このクラブで働いており、今の状況を悲しく思う人間の一人です。ファンのサポートを得て、選手たちの力を借りて、私たちはバレンシアCFであるという意識を持って、今の状況から抜け出し、この状況をひっくり返さなければなりません。私たちはプリメーラに残留できることを確信しています」

──ファンのアウェーゲームのための遠征費用
「クラブは、アウェーのアルメリア戦(第28節)で現地まで遠征するファンのためのツアーを提供する予定でしたが、選手たちが自らその費用を負担したいと申し出てくれました。エルチェ戦(第30節)でも同じことをする予定です」

──メリトンに対する抗議活動
「私たちはバレンシアに住んでいて、バレンシアの現実を見ています。クラブはファンの声に耳を傾けますし、彼らの不満を認識しています。サッカーは結果がすべてであり、ピッチでの成功によってその状況を好転させるために私たちは働いています。メスタージャを40,000人で埋めてくれて、アルメリア行きのバスを数分で完売にしてくれたファンに対しては感謝の言葉しかありません」

──クラブへの抗議活動はスポーツ面の成績が影響しているか?
「バレンシアCFはサッカークラブですから、当然、ボールのある場所に依存します。私たちはもっと良いことを望んでいる一部のファンが居ることも知っていますし、彼らの意見も尊重しています」

──チームバスがスエシア通りから入場できないこと
「選手たちがよりモチベーションを高められるようにしたいので、実現させたいと思っていますし、できることはすべてやっていますが、バレンシア警察の勧告に逆らうことはできません」

──選手たちの心境
「監督とコロナと話しました。チームは怪我人が出た影響を受けましたが、状況を好転させることに集中しています」

──来季の予定
「先のシナリオを計画する必要はありますが、まずは残留するために最後の瞬間まで競争を続けることが私たちが受け入れるべき現実です。来季もプリメーラで戦うようにすることが最優先です」

──ルベン・バラハ監督
「チームがプリメーラに残留した場合、バラハがベンチに留まる可能性もあります。実現性の高いオプションの一つです」

──レンタル加入中の選手たちの去就
「それぞれのケースについて検討しています。レンタル中の選手たちのうち1人については買取オプションを行使する可能性があります。ただし、獲得するにあたってクラブの悲しい現実を無視してはなりません」

──セグンダ降格の際の選手たちとの契約条項について
「選手たちとの間にセグンダに降格した場合の条件を設定している契約はありません」

──現状を踏まえて、冬に補強しなかったことを後悔しているか?
「スポーツ面の分析は私の仕事ではありません。シーズンの分析はコロナTDの仕事です」

──ピーター・リムがお金を出さない理由
「詳細については触れませんが、リムは3500万ユーロの新規融資を行っています。さらに12月にもVCF財団に支払わなければならない500万ユーロをリムが支払っています。ただこれは公開も報道もされていないものです。財政問題についてはバレンシアCFが解決すべき義務であり、クラブには負債を完遂する能力があると思っています」

──ネグレイラ事件
「スペインサッカー界にとって楽しい話題ではないことは間違いありません。ただ、その事件は、私たちのクラブとはかけ離れたところで起きているものです。私たちはラ・リーガに居ますし、できるだけ早くこの問題が終わることを願っています」

──取締役会
「取締役会は四半期ごとに開催されます。クラブの日々のことについて、財政問題についてなど話します。3か月ごとに集まることは珍しいことではありません」

──クラブ購入のオファー
「クラブの意向を公開することがコーポレートディレクターとしての私の役割です。昨日の朝、今日の会見に向けて会長と話しましたが、クラブを売却するつもりはないし、クラブを買いたいというオファーもないし、オファーを受ける気もない、と繰り返し話しています」

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