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元バレンシアのミスタのインタビュー「バラハは選手たちの信頼を得て自信を深めている」

元バレンシアの選手で2003/2004シーズンの2冠の立役者のひとり、ミゲル・アンヘル・"ミスタ"が99.9 Plaza Radioの番組「90minuts」に出演し、バレンシアの現状を分析しました。

元バレンシアのミスタのインタビュー「バラハは選手たちの信頼を得て自信を深めている」

──ルベン・バラハの監督就任をどう見ていますか?
「ピポ(バラハの愛称)は"自分の人生の夢はバレンシアの監督になることだった"とプレゼンテーションの会見ではっきりと言った。彼はその夢を実現するために他のあらゆることに対する代償を支払ったと思うんだ。実際に彼と話すたびに、とても難しく、とてもハードなミッションだと僕らに強調していたからね。それでも夢が叶ったのだから、彼は前向きにこの任務をこなしていると思うよ」

──もしあなたにこの難しいオファーが来ていたら、引き受けたでしょうか?
「うーん、僕だったら...クラブが置かれている状況やそれがもたらす影響を考慮してメリットよりもデメリットの方を考えてしまうかな。でも幸いなことに、ピポは僕よりもずっと勇敢な人間だ。僕らは彼に感謝しなければならないと思う」

──今のバレンシアの監督を引き受けるのに今は良い時期でしょうか?悪い時期でしょうか?
「バレンシアのシャツを着てプレーしたことのある僕ら全員にとって、おそらく夢のひとつ、目標のひとつだと思うんだ。でもバレンシアをセグンダに降格させてしまった場合、その責任者だったということは、その人の生涯を通じて残る烙印になってしまうんじゃないかな」

──ここまでのバラハ監督の仕事ぶりをどう見ていますか?
「至って普通のことをしていると思うよ。残念ながら複雑な状況、複雑な時期にチームを引き継いでしまったので、そうは見えないかもしれないけど、もしこれがリーガ開幕時の話であれば、5試合中ホームで2勝、チームは徐々に強くなっている姿を見せているのだから、普通のスタートだったという評価になってるんじゃないかな。先日のアトレティコ戦はアクシデントのような夜だったし、あの試合を考慮してはいけないけど、チームの改善は試合を重ねるごとに見えてくる。そのおかげで何とか軌道に乗ってきたと思うし、この調子で、特にメスタージャで見せたような試合を続けていければ、シーズンの最後に苦しむことはないと信じているよ」

──アシスタントにカルロス・マルチェナを選んだことはどう思いますか?
「ピポとカルロスは2008年にも非常に複雑な経験をした。その時は僕はもうバレンシアに居なかったけど、あの頃もチームが衰退しているように見えた。そんな中、彼らはロッカールームでリーダーとしての地位を確立した。僕はカルロスが、ピポが持っていないものを彼にもたらすと思うし、ピポが彼を連れてきた理由もそこにあるんじゃないかな。僕から見て、成功に繋がる決断だったと思うよ」

──バレンシアのセグンダ降格の可能性、プリメーラ残留の可能性、それぞれどのくらいで見ていますか?
「バレンシアの残りの日程を見ても、降格の危機に関しては否定的な意見が多いと思う。バレンシアの成績、特にアウェーの数字だけ見たら確かに降格するチームのものではあるけれど、それでもシーズンの終わりに何が起こるかという点については僕は楽観的だね。これからバレンシアは生き残りをかけた重要な5つの試合が控えている。もしこれらの試合で充分な勝点を得られれば、前向きなダイナミクスを持てるだろうし、残りのシーズンも何の問題もなく行けるんじゃないかな」

──監督就任後のバラハとは話しましたか?
「ある試合の翌日に話したよ。友人同士の間では胸の内を打ち明けることももちろんあるんだけど、彼がおかれている状況のせいもあって、まあ、言葉は悪いけどめちゃくちゃだった。でも同時に選手たちが自分の言葉を信じてくれるようになって、それによりピッチで非常に良い結果が出ていることで、彼は幸せでもあり、自信も深めているようだよ」

──バレンシアの危機についての見解を聞かせてください。
「バレンシアにはこの状況に動揺している多くの人がいることは確かだ。長い間クラブで働き、この衰退の結果に日々苦しんでいる従業員もたくさんいることを忘れてはいけない。彼らのような人たちは声を上げることで仕事を失い、家に食べ物の皿を並べられなくなることを恐れているのかもしれないね。僕は誰のことも侮辱はしない。状況を受け入れるべき時が来たのだから、目を逸らしてはいけない。バレンシアはついにセグンダに降格する可能性まで足を踏み入れる段階まで来たんだ。今のバレンシアの状況で降格なんて、正直なところ想像もしたくない。僕自身は起こらないと確信しているけど、絶対に降格などあり得なかった時期は終わり、その可能性を考えるべき時期が来たことは間違いない。だからこそ、この問題に対して行動を起こす必要がある」

──中期的に見て、バレンシアの将来はセグンダにあると思いますか?
「僕はネガティブにはなりたくない。僕の親友のひとりがチームを指導していて、僕は彼の仕事を信じているし、バレンシアが救われることを望んでいる。確かなことは、僕らが今この順位に居るということ、そしてもし来季チームが再び低迷し始めても、ここ数年間に犯した過ちが繰り返されることがあってはならないということだ。そのためにスポーツ面の部分で何か動き出さないといけないはずなんだけど、実際には何もアクションが為されていない。サッカーを良く知っている人たちから見たら、とても奇妙なクラブに見えるだろうね」

──メリトンの経営について何か思うことはありますか?
「かつてバレンシアは国王杯で優勝し、チャンピオンズリーグに出場して、みんなの期待を高めてくれた。バレンシアが特別な街なのは、スペインの他の場所では体験できないようなサッカー体験ができるからだと思うんだ。でも、彼らがこの街に来てから8~9年が経って、ずっと同じことを繰り返している。詳しいことはわからないけど、僕らがこうすべきだと思っているほど、彼らがクラブに関心を持っていないことは明らかだ」

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ミゲル・アンヘル・ "ミスタ" (プロフィール)

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