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レアル・ソシエダ戦を終えてバラハ監督のコメント(2023/2/25)

9試合ぶりの勝利となったレアル・ソシエダ戦後のバラハ監督の公式会見です。会見の冒頭ではメリトンへの不満を抱えながらもチームをサポートしてくれたメスタージャのファンに感謝の言葉を述べました。

レアル・ソシエダ戦を終えてバラハ監督のコメント(2023/2/25)

「まず初めに、私たちに応えてくれたメスタージャに感謝したいと思います。勝利を得るためにはファンの熱を感じることがとても重要でした。ホームに帰り、困難な時間を過ごしながらも私たちを支え、押し上げてくれるファンを感じながら戦う...今日は言葉にできないほど素晴らしい感覚がありました。長い間苦しんできた彼らが、チームを信じ、笑顔を取り戻し、幸せな気持ちで家に帰るために私たちは働いているので、今日の結果を嬉しく思います。ファンの皆さんに感謝します」

──9試合ぶりの勝利となりました。悪いダイナミクスを断ち切れたことに安堵していますか?
「ダイナミクスを変えたいときは、ちょっとした運が必要です。ヘタフェ戦の日に私たちが経験したように、試合中のネガティブなこと、負傷者、勝点を失うことに繋がるひとつのアクションからの失点...ネガティブな時はネガティブなことが常に起こるからです。今日は少しの運が味方してくれました。私たちの得点は相手のオウンゴールではありましたが、そこに至るまでは非常に良いプレーをしたと思います。私たちは勝利に近づくために90分通じて非常に強いフィジカルを維持し、ハードワークをこなしました。難しい局面もありましたが、チームがやろうとしていたことは一貫していたと思います。チームがサポートを最も必要としていた最後の時間帯は、メスタージャが私たちの見方でいてくれたと思います。私としてはいつでも最高のメスタージャを期待していますし、今日は背中を押してサポートしてくれていることも強く実感しました。私たちは残りのホームゲームの全てで今日のようなメスタージャを必要としています。メスタージャの力を感じ、自分たちがやれると感じ、快適にプレーし、良いレベルのプレーをしていくことで、この困難から抜け出すことができると思います」

──クリーンシートも9試合ぶりです。守備面での改善の手ごたえはありますか?
「悪い結果が続いてきた中でラ・レアルのようなライバルに勝ったということは、多くの面で良い仕事をし、チームが試合に必要なものを理解できたということになります。クオリティ、ポジショニング、一人の監督の下で働いてきた期間...あらゆる面で素晴らしいチームとの対戦でしたが、彼らがボールを持った時は彼らの道を塞いで、快適にプレーさせないようにできました。クリーンシートは自らの手で勝ち取ったものですが、まだ改善が必要な部分もあります。今日はカウンターアタックでのチャンスもいくつか作り出し、セットプレーでの守備も一歩前進したという手ごたえはあります。勝点3を得られたのは自分たちがうまくやったことに加えて、少しだけ幸運があったからだと思います」

──監督としてメスタージャに戻ってきましたが、どんな感情がありましたか?
「非常に感動的でしたが、試合の緊張感が私を試合のディテールに集中させました。このような試合では、細かな部分の全てが重要になるからです。今日は私が現役時代に幸せを感じたメスタージャに戻ってきた感覚がありました。今日のようなメスタージャがあれば、私たち全員が望んでいるものを達成できると信じています」

──今日の勝利はチームにとってどのくらい価値があるでしょうか?
「この勝利に価値があるのは、ダイナミクスの変化に繋げられるからというのはもちろんですが、チャンピオンズリーグ出場権にいる素晴らしいチームを相手に成し遂げたという自信を得られることも大きいです。難しい状況下でも、私たちは自分たちの置かれている状況と、どのように戦わねばならないかを理解しており、選手たちはそれをプレーで示してくれました。今日の選手たちは勝利に値するレベルのプレーをピッチで見せてくれたと思います。そして今日のような試合を何度も繰り返していく必要があります。そうすることで私たちの最高のバージョンを見つけ出すことができるはずです」

──試合前にスエシア通りでメリトンへの抗議活動が行われていたため、いつもとは違う入口からスタジアム入りすることになりました。
「バスでスタジアムに向かう途中に違う入口から入ることをランヘル(世話役)から聞いたので少しショックでした。スエシア通りからスタジアムに入り、ファンの声援を受けることをチームが必要としていたからです。そして私もスエシア通りでファンの声援を聞くことが好きだったので、少し残念でした。しかし、デモ活動にはセキュリティプロトコルがあるため、警察の指示に従わなければならないと説明を受けました。私がどうしたいかと聞かれれば、私はいつでもスエシア通りからスタジアムに入り、チームと一緒に居てくれるファンを感じたいと答えます。クラブも私たちも、何よりも選手たちがファンの姿を見たいと思っていましたが、プロトコルがそれを許しませんでした」

──今日のバレンシアはスモールクラブのようなプレーを選択したと思いませんか?
「勝点3を加えるためにしなければならない試合をしました。私たちには3~4回の決定機、ポスト直撃、PKを得る可能性もあったと思います。相手にもチャンスはありましたが、決定機はなかったと思います。私は今日のバレンシアがスモールクラブのようなプレーをしたとは思いません。勝つためにしなければならないことを理解し、ラ・レアルのような偉大なチームと戦うために必要なことをしました」

──今後、浮上していくためにチームには何が必要でしょうか?
「何よりも私たちは一貫性、継続性、堅実性を必要としています。それを得るための努力は惜しみませんし、今日のチームに私たちはその要素を見ました。私たちは秩序を保ち、適切なポジショニングをとってライバルのサリーダ・デ・バロンでミスを引き起こしました」

──今日の試合であなたが最も良かったと感じている点は何でしょうか?
「チームが最後までインテンシティを落とさなかったことと、試合の解釈を理解していたことです。レアル・ソシエダはボールを持った時に中へ・外へと揺さぶってきますが、私たちはポジショニングを心得ていて、パスレーンを塞ぎ、ボールを奪ったらカウンターで危険な場面を作り出しました。セットプレーでより集中していたと思います。より注意深く、よりマークを意識し、構造を変えたことで良くなりました。まだ多くの改善点があることも理解しています。精神的にも成長し、競争力を高めなければなりません」

──選手交代について教えてください。ハーフタイムのガブリエウ・パウリスタの交代は負傷によるものでしょうか?
「パウリスタの交代は彼がフィジカルに違和感を感じたためです。リスクを冒したくなかったので交代しました。今日のチュメルトのように途中出場で良い試合への入り方をし、チームに貢献してくれる選手を私は好みます。カスティジェホは今週胃腸炎に苦しみましたが、今日ピッチに立つために多大な努力をしてきました。私たちには最高のカスティジェホが必要です。彼はサッカーにクオリティを与えてくれて、今日はこれ以上できないところまで働いてくれたと思います。最後の場面ではディアカビとジェンクでエリア内にボールを放り込まれた場合に備えました。試合を終わらせ、勝点3を得るために必要なセキュリティ対策をしました」

──今日の中盤の3人についてはいかがでしょうか?
「チームに継続性を与えるために、中盤の最適な組み合わせを見つけることが重要です。ウーゴ・ギジャモンは非常にリズムよく、修正が必要な場面に集中して、相手の動きをよく理解していました。彼は非常に良いポジショニング能力を持っており、リーダーシップを持ってチームに前向きなメッセージを送るという私が彼に求めた役割も実行してくれました。アウメイダとユヌスの二人も良いポジショニングをし、良いキックと仕事で貢献してくれました。イライクスはより多くボールを扱う役割で試合にうまく入ってくれました。全ての場面でセカンドアクションで相手を封じることができていたと思います。今日は中盤が私たちのチームを支えてくれました」

──VARでPKが取り消された場面については何か意見はありますか?
「審判にとって難しいアクションだと思います。ウーゴ・ドゥロが転倒しましたが、そのきっかけのアクションがどうだったかは私には判断できません。評価するのが難しい場面だと思いますが、VARはPKではないと判断しました」

──バレンシアの監督として最初の勝利を手にしましたが、どんな気持ちですか?
「今日は素晴らしい日になりましたが、私が考えているのは明日、月曜、火曜、次の試合についてです。人々が勝利を祝い、少しでも笑顔を取り戻すのを見られて本当に嬉しかったですし、その光景に私自身感動を覚えました。試合終了の瞬間は本当に嬉しかったですし、今後もこのような試合を続けていくつもりです」

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