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マドリー戦を終えてボロ暫定監督のコメント(2023/2/2)

ボロ暫定監督のマドリー戦後の公式会見です。勝てていない状況でもチームが壊れていないことを強調し、後半戦の巻き返しを誓いました。また、ガブリエウの退場については厳しい言葉を残しました。

マドリー戦を終えてボロ暫定監督のコメント(2023/2/2)

──試合を総括してください。
「レアル・マドリーが素晴らしかったと思います。私たちはデリケートな状況にあり、勝点を獲得するためのベストな状態にありませんでした。前半は中央を締めチームを組織的に動かそうとしました。マドリーが試合を支配し、私たちにチャンスはありませんでしたが、目指していたことは出来ました。後半アセンシオのゴラッソがあり、その3分後に2点目を奪われましたが、私たちの必死のハイプレスの裏を取られて生まれたものです。そして退場者が出て試合は終わりました。その時点で私たちに出来ることはそれ以上失点しないことでした」

──3分で2失点しましたが、チームのどこに問題があったと感じていますか?
「決定的な問題があるわけではありません。1点目はエリア外から相手が非常に素晴らしいシュートをしたもので、2点目は同点に追いつきたい私たちが少しだけポジションを崩してしまい、その背後を突かれたものです。非常にスピードのあるヴィニシウスに深いパスが通り、ゴールとなりました。マドリーは常に驚異的なパンチ力と多くの選択肢を持っており、当たり前のように多くのチャンスを作ります。今の私たちの状況では相手に競り勝つために守りを固めて、試合を出来るだけ長く生きた状態にしておくことが重要でした...。カウンターアタックに出る機会を待ちながら前半をしのいだものの、後半の続けざまの失点で試合が終わってしまいました」

──アセンシオのゴールまでは守備のフィーリングは良かったと思います。背後からのビルドアップが鍵でしょうか?
「まだ19試合残っています。私たちのチームが熱心に練習に取り組んでいること、亀裂のない良いグループがあること、こういった要素を維持していかねばなりません。こういった要素はチームが危険な状況にあり、ロッカールームに問題がある場合に起こり得る状況ですが、今はそうではありません。私たちは1試合ずつ進んでいかねばなりませんし、離脱者を取り戻さなければなりません。これまで良くやって来た点を強化し、守備を改善し、先を見据えずに1試合ずつ、1ポイントずつ毎週末の試合を戦わねばなりません。多くの勝点を取るための試合が残っており、チームが競争を諦めていない点はポジティブに見ています。私たちには重要な挑戦があり、そのような危険な状況に陥らないために、そして目標に向けてより多くの勝点を得るために全員の力が必要です」

──降格の可能性について心配をしていますか?
「リーガ前半戦、私たちは自分たちの形を持ってプレーしました。サリーダ・デ・バロンを重視し、チャンスを生み出しました。最近の試合で結果が出ていないのは事実です。直近5試合で勝点1しか積み上げていません。ワールドカップ中断前はこのようなことはありませんでした。ボールを使った攻撃メカニズムを調整し、ヨーロッパの話が出た月もありました。現在の目標は順位を振り返らず、出来るだけ早く勝点を積み上げることです。コーチングスタッフから選手たちへ実際の状況を踏まえたビジョンを提供し、チームとして強くならなければなりません。守備の仕事を改善し、うまくいっていたものは活用しようと思っています。チームには素晴らしい姿勢で練習に取り組む選手たちが居て、私が過去に見たようなポジティブに働いている破綻していないグループがあります。残り19試合、これらは成長するための重要な要素です。簡単なことではありませんし、一夜にして変わることもありませんが、私たちには非常に具体的な短期目標があり、私たちに出来ることは働くことだけなのです」

──ガットゥーゾがチームを去った後の選手たちの様子はいかがでしたか?
「ガットゥーゾたちが去って、選手たちが意気消沈したのは当然のことです。彼らはプロフェッショナルで練習場でも長時間働いていました。私たち全員が、彼らが苦しんでいたのを見てきましたので、彼らが去った日の選手たちにはフラストレーションがありました。でもこれがサッカーであり、すぐに頭を切り替え、戦い始める必要があります。私自身、このような状況を何度も経験しており、その中にはもっと難しいチーム状態だった時もありました。今はそうではありません。繰り返しになりますが、この要素は維持しなければなりません。そして最も重要なことは、試合ごとに具体的な目標を持って毎日の仕事に団結して取り組むことです」

──ガットゥーゾは4-3-3を好んでいましたが、あなたは今日、少し変化を加えてきました。
「より多くの選手を守備に関与させるために4-2-3-1を作ろうとしました。ボールを持っていない時のバランスを見つけなければなりません。マドリーが優れていたことは事実です。私たちのチームは事前に話し合った通りの試合をしました。走り、選手間の距離を保ち、内側に閉じ込めること...、高い割合でそれを達成できていたと思いますが、マドリーはエリア外からのアクションと私たちのハイプレスのミスを突いたアクションで、試合に勝ちました。ベルナベウから何かを持ち帰るには、マドリーが得点しないこと、中央に閉じ込めることなど多くのことが必要とされます。今日の私たちはそれを達成しようと挑みました」

──ガブリエウ・パウリスタの退場についてどう感じていますか?
「全員があのプレーを見ました。相手に関与するタイミングを誤り、瞬間的に何もできないと感じた無力さとナーバスになっていたことから出たアクションでした。ガブリエウは自分たちが敗戦に近づいていくことへの失望からあの行為を犯したと思います。レッドカードで私たちは一人少なくなり、試合の緊張感が失われました。既に2-0で負けていて、難しい状況ではありましたが、退場の後は全てが不可能になりました。あの状況で何かを作りだすことはできません。チームを数的不利にさらすようなことはあってはなりません。このようなことを起こさないために、彼と話すつもりです。私も現役時代に相手への対応を誤り、自分にできることがないと感じて、瞬間的にヤケを起こそうという気持ちを感じたことはあります。ただ、そこで止めないといけないのです。今日の彼は相手を止められなかったことでそのストッパーをかけられなかった。ピッチ上では脳内がフル回転するものですが、自分たちでコントロールしなければなりません。今日の彼は過ちを犯しました」

──ガブリエウ・パウリスタとはどのような話をしますか?
「キャプテンは模範でなければなりませんが、その瞬間のフラストレーションと試合の状況で頭から抜け落ちてしまう時もあります。これはキャプテンだけでなく、全ての選手にとって必要なものであり、根本的に取り組む必要があります。私は彼と話しますし、それにより二度と同様のことは起こさなくなるでしょう」

──ガットゥーゾがチームに残したものはなんでしょうか。
「彼が放つ人間的な個性と懐の深い心で、最初の瞬間からリーダーとしての役割を果たし、ロッカールームとの相乗効果を生み出しました。彼の顔は彼自身の魂を反映していたと思います。多くの若い選手がいるチームで、彼のアイデアを実装しようと努力するチームを作り上げました。彼は常に仕事と共に生きていて、私たちはずっと彼の苦しんでいる顔を見てきました。彼と彼のスタッフは驚異的な情熱とプロ意識を持っていました」

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