アルメリア戦を終えてガットゥーゾ監督のコメント(2023/1/23)
アルメリア戦終了後のガットゥーゾ監督の公式会見です。決定機と物議を醸す場面が沢山あった試合で勝点3を取れなかったことを悔やみました。
──今日の試合を振り返ってください。ピンチらしいピンチはほとんどなかったように思います。
「同感です。今日のような試合で2回リードを奪えば、より物事を簡単に進められるはずでした。セットプレーでも他の場面でも、相手が私たちを傷つけるような場面はほとんどありませんでした。全ての責任は誰がプレーするかを決めている私にあります。ほとんどピンチが無いのに勝てなかった時は反省しなければなりません。現時点でチームや選手について話すのは正しくありません。責任者は私であり、私は仕事をすることでその責任を取らなければなりません」
──勝てないのは精神面の問題でしょうか?サッカー面の問題でしょうか?
「どちらも同じことです。技術面、戦術面、精神面、どれかひとつだけの問題ではありません。全てが同じ方向に進むものです。今朝、練習場でセットプレーの守備練習をしましたが、今日はセットプレーから失点しました。アルメリアはプレーするのが好きなチームですが、今日の前半は彼らは何もしていません。でも95分間の試合の中で私たちが継続性に欠けるとこのような結果になります」
──スーペルコパや国王杯からリーガに戻ってきました。別の大会を戦う難しさはありましたか?
「試合を振り返れば、スーペルコパや国王杯の時と同様に多くの面で良いプレーをしたと思います。長い時間、特に前半はうまく試合を動かしました。失点する可能性も低かったですが、私たちのチームにある脆弱性が心配ではありました。いくつかの局面で勇敢な選択をしましたが、2-1となった後にプレスがかかりませんでした。でも全体的に悪い試合ではなかったと思います」
──直近のリーガ9試合でわずか1勝です。順位が下がっていることを心配していますか?
「今日のような試合に勝てない時、監督は心配しなければなりません。だから私も心配しています」
──補強の進捗についてはいかがでしょうか?動きが遅いと感じていますか?
「その質問はスポーツディレクターにしなければなりません。今は難しい時期なので、論争をしたり他のことについて話したりするときではありません。優先事項はチームをより良くして、一貫性を持たせることです。論争を起こすことは簡単です。私が"あれが足りない、これが足りない、選手が足りない"と騒げばいいだけなのです。FFPに目を向けなければならないことはわかっていますが、数字について話す時は、全員が私たちを尊重しなければなりません」
──今日の試合を踏まえて改善が必要な点はどこにあるでしょうか?
「ボールの後ろに選手が居て、プレスがうまくかからない場合、相手は簡単にゴールを奪えます。うまくプレスをかければ相手は難しくなります。2-1となった後、彼らはピッチ中央で4~5つのプレーを創り、それが私たちを傷つけました。そういう時こそより良いプレスをかける必要があります。立ち止まってしまうと問題を抱えることになるのです」
──チームの問題に対する解決策はありますか?
「解決策はチームの脆弱性を改善することです。問題は今日の試合にあるわけではありません。多くの試合でリードを奪いながらそれを活かせませんでした。試合が手の中にあるのに、些細なことでそれを失っています。そこを解決するために働かなければなりません」
──再び国王杯に戻りますが、リーガの順位を考えると次のリーガのバジャドリー戦も考える必要があります。
「今の優先順位は準々決勝、その後にバジャドリー戦です。問題がある時、次の試合について考えなければなりません。今はアトレティックのことを考えます」