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ワールドカップ参加中のユヌス・ムサのインタビュー

来週11月29日、カタールで20歳の誕生日を迎えるユヌス・ムサ(19)は、昨日のウェールズ代表戦でアメリカ史上最年少となる19歳358日でのワールドカップデビューを果たしました。イングランド、イタリア、ガーナのA代表も選択できたムサでしたが、彼はアメリカ代表を選びました。

ワールドカップ参加中のユヌス・ムサのインタビュー

カタールワールドカップは、2019年にパブロ・ロンゴリアの手によってバレンシアにやってきて、今夏2500万ユーロのオファーが届いたムサのショーケースになります。(ワールドカップ初戦:ウェールズ代表戦の前に行われたインタビューです)

──ワールドカップの最初の思い出は何ですか?
「2010年のワールドカップです。素晴らしい雰囲気の中で開催されていたことと、多くの人が集まってそれぞれの代表チームを応援していたことを覚えています」

──ワールドカップ出場をいつから夢に見ていましたか?
「ワールドカップとは何か、出場することが何を意味するのか、その重要性を認識するのと同時に、全ての子供たちがいつかその舞台でプレーすることを夢見始めるのではないでしょうか」

──あなたの年齢でカタールに居ることは、アメリカ代表でプレーするというあなたの決断が正しかったことを証明していますね。
「2020年11月に初めてアメリカ代表に加わってワールドカップ予選を戦ってきたので、ワールドカップに出られるからという理由でアメリカ代表を選択したわけではありません。本選出場の資格を得られるかどうかも定かではありませんでしたが、僕らはチームとして結束し、最終的に自分たちの力で出場権を獲得しました。加えて、僕はアメリカで生まれた人間です。アメリカの文化、人々の在り方、アメリカとはどのような国かを見てきました。これらの全てがその決断した理由の一部でした」

──一部とのことですが、他にどのような要素があなたの決断に影響を与えましたか?
「僕には多くの選手が持っていない複数の代表チームを選択できるという機会がありました。グローバル化によって僕と同じ機会を持つ人は年々増えていると思います。このチームに僕を迎え入れたい、という意向を伝えてくれたアメリカ代表監督の存在も僕が決断するうえで重要でした。そして監督だけでなく、僕の初めての国際Aマッチだったウェールズ代表戦の時に出会った全てのスタッフや選手たちも同じくらい重要でした。いずれにせよ、僕に関心を示してくれた様々な代表チームには最大限の経緯と感謝の気持ちを伝えたいと思います」

──アメリカはほぼ全てのスポーツで大国ですが、サッカーではまだ飛躍の段階にあります。今回のワールドカップをチャンスととらえていますか?
「アメリカが世界のほぼすべてのスポーツを支配していることは事実です。そしてサッカーも国内で盛り上がりを見せてきていることをご存知ですか?僕はこの代表のチームメイトとチームで働く全ての人たちがうまくやれると信じています。全てがうまくいって、出来る限り遠くまで行くことを望んでいますが、僕らはきっと神様が僕らのために用意したステージにしか行くことは出来ないのだと思います」

──今大会はどのような目標を設定しますか?
「ワールドカップでは、多くの代表チームがトロフィーを獲得するという最終目標を達成することなく、大きな爪痕を残してきました。それぞれの大陸予選を通過し、この舞台に届くだけでも既に大きな成果です。そして参加する全ての代表チームがノックアウトラウンドに進出するという野望を抱いていることでしょう。そしてそれは僕らにとっても同じです」

──観客はアメリカ代表の試合を見てどんな感想を持つでしょうか?
「多くの才能があり、勝利に飢え、ダイナミックでありながらもしっかりと構成されたブロックを持ち、ピッチで全力を尽くすことをいとわない若いチームを見てもらえると思っています」

──あなたは来週20歳になりますが、バレンシアで100試合近い公式戦に出て、カタールにやってきました。代表チームにとっての指標になりますか?
「ほぼ20歳でこの数字に届くことは素晴らしいことだと思っています。若いチームですが、皆それぞれのクラブで高いレベルでプレーしているので、僕らのチームが他のチームにとっての指標になると思っています。でも代表チームでもクラブチームでも、僕よりもずっと長くプレーしている選手がいますので、彼らの経験から学ぶこと、そして出来る限り自分のサッカーをしてチームを助けることしかできません」

──イングランド、ウェールズ、イランと一緒のグループになってどんな感想を持ちましたか?
「非常に優れたチームが集まったグループですが、どのグループも同じだと思います。ワールドカップでは誰もが家に帰りたくないと思っています。だからこそ出場する時はこの偉大な大会に値する敬意を払い、参加する全てのチームを非常にタフなライバルであると認識しなければなりません」

──あなたはユース年代の時にイングランド代表のシャツを着ていました。今回、そのイングランド対戦することになりましたが、イングランド戦はあなたにとってどのくらい特別なのでしょうか?
「僕を形成してくれた国であり、ユース時代にお世話になった最大限の敬意と感謝を持っている国との対戦ですからね。僕にとって特別エキサイティングで感傷的な試合になると思います。チームの何人かの選手とは一緒にプレーしたこともあるので、彼らと再会し、対戦できることはとても素晴らしいことです」

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