フランチェスコ・ガットゥーゾと正式契約
クラブはガットゥーゾ監督の息子:フランチェスコ・ガットゥーゾ(15)と正式契約を結びました。カデーテA(U-16)の所属となります。
フランチェスコは今夏、父ジェンナーロと共にバレンシアにやってきました。数週間のトライアルの後、クラブは彼と正式に契約を交わし、ホセ・ルイス・ブラボ監督率いるカデーテAに選手登録しました。
フランチェスコは偉大な父親と同様にピッチの中央でプレーする選手で、6番の役割と8番の役割の両方をこなすことが出来ます。180cmの身長を活かしたフィジカルとパワーの点で際立ったものを見せていますが、現役時代の父と比べると、彼はよりテクニカルな選手でありゲームメイク、ブロックブレイカーとしての働きが得意なようです。ただ、負けん気の強さは父の遺伝子を強く受け継いでいるとも評されています。
フランチェスコは昨季、父と一緒にフィオレンティーナに行きましたが、父が開幕前に突然監督職を辞任したため、フィオレンティーナのアカデミーには入らず、無所属で1年過ごすことになりました。そのため、バレンシアに来てからここまでの4か月間はブランクを埋めるための調整をしながら、親善試合を数試合プレーしたのみです。今後数週間で完全に適応し、公式戦(リーグ戦)に出場する段階に入ることが期待されています。
ガットゥーゾ監督は「バレンシアのシメオネになりたい」と公言していますが、本人だけでなく息子のためにもメスタージャで長年過ごすことを望んでいることでしょう。
今季のバレンシア・カデーテAは第11節を終えた時点で勝点27の3位。首位のビジャレアルとは勝点6差あります。