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ガットゥーゾ監督のレアル・ソシエダ戦前日会見(2022/11/5)

ガットゥーゾ監督のラ・レアル戦前日の公式会見です。4試合勝てていないことでいろいろな報道が出ていることについて、ガットゥーゾ監督はメディアに対して明らかに怒った様子で苦言を呈しました。

ガットゥーゾ監督のレアル・ソシエダ戦前日会見(2022/11/5)

──あなたのこれまでの言葉を振り返ると"ヨーロッパが目標ではない"というのと、"一度挫折した選手を再評価させることが目標だ"というものがあります。統合すると"選手の評価が上がったら売る"というのがクラブの方針なのでしょうか?
「私はスペイン語を上手に話していないかもしれませんが、皆さんが望むような言葉のゲームをするのは好きではありません。私はヨーロッパが目的ではないとは言いましたが、クラブが若い選手を探して売らなければならないとは言っていません。そんなことは言っていないんです。チームにスタイルを与え、1試合でも多く勝つことが目標だ、と言ったのです。クラブは試合の1時間前にスターティングイレブンを知ります。特定の誰かがプレーしないのは何故か、あるいは誰かがプレーするのは何故か、そういうことを私に質問してくる人間はいません。私のいくつかの言葉がクラブに背いているものと理解されることがおかしいと思います。私は試合に勝つことが好きで、チームにとって最初の責任者であり、全ての責任はリノ・ガットゥーゾにあります。だから私はこの言葉のゲームをするつもりはありません。同じことをもう20回は言ってる気がします。勝点40について話しているのは、自分のチームに自信がないからではなく、勝点40を取ることで落ち着いてプレーできる若いチームだからです。私は自分のチームに満足しています。私がチームと一緒に火の中に飛び込むのは、彼らからその意思を感じられるからです。もしチームからそれが見えないようであれば、私はしかるべき相手に連絡して故郷に帰ります」

「そして、皆さんにもうひとつ伝えたいことがあります。私は皆さんに大きな敬意を持っています。先日、非公開練習にもかかわらず皆さんの仲間が3~4人練習を見ていたので、練習を打ち切りました。この場合、敬意を欠いているのは誰だと思いますか?練習を打ち切った私でしょうか?練習を後悔していないにもかかわらず見に来た皆さんでしょうか?」

──ニコ・ゴンサレス、カバーニ、ガブリエウ・パウリスタの調子はどうでしょうか?
「ニコは良い状態です。カバーニはあまり良くないですね。2日間、全体練習をこなしていますが、足首に不快感があり、試合に出るのは難しいとみています。ガブリエウは良い状態です。離脱者はカバーニ、モリバ、ディアカビの3人のみです」

──このような会見の場であなたはいつもネガティブなことを言いますが、勝てない日が続いて動揺しているのでしょうか?
「それらの言葉はファンに向けてではなく、皆さんに向けて話しています。皆さんの中にはチームが上手くいかないことを望んでる人も何人かいると思っています。うまくいけばヨーロッパの話をするでしょうが、皆さんの中には混乱が好きな人もいるのでしょう。私はスタジアムに来るファンについて話してはいません。ここで何が起きているかについて、時には説明が難しいこともあります。そんな時も私たちが問題を抱えていることを好む人がいます。でも、私は自信があります。チームは良く練習をこなしています。私はチームにもここで働く人たちにも満足していますが、負けることは好きではありません。チームが負けた時、多くの人が私が傷ついていると言いますが、普通のことだと思います。私は負けることが嫌いですが、ここでの問題は、困難に直面した時に多くの場合に皆さんが噛みつくことが好きだということだと思います。皆さんが事実と異なることを話すから腹が立ちますし、事実ではないことを聞かされたら...もし、私が若い選手を再評価させる(そして売る)ためにここに居ると考えている人が居るのであれば、私はキレると思います。誰からもそんなことは頼まれていません。繰り返しますが、私はチームに満足していますし、チームのメンタリティに満足しています。ただ改善する必要はあります。メンタリティがないことで試合に負けたくありません。私のスタイルは世界一優れているものではありません。他のスタイルを採用することで勝つこともできるかもしれませんが、私は自分のスタイルに満足しています。この爪、あのハングリー精神を見ると...このチームと一緒に死のうとさえ思います。話を戻しますが、真実ではないことを受け入れることはできません。最初の困難で会長やオーナーに反対しなければならないとは言えません。もしこのまま勝てないのであれば、全ての責任は私にあるので、私が故郷に帰ります」

──4試合未勝利で、ワールドカップ中断まであと2試合です。この2試合と、その後に控えているピーター・リムとのミーティングはどのくらい重要でしょうか?
「優先すべきはオーナーとのミーティングではなく、その2つの試合です。明日は素晴らしいメンタリティと歴史を持ち、長い間一緒にプレーしている選手たちで構成されたレアル・ソシエダとの対戦です。ラ・レアルの選手たちは帰属意識があります。難しい試合になるでしょう。でも負けることは考えず、前向きに考えています。私のチームは賢く、恐れたり不安になったりしていません。チームは生きており、継続しなければならないので、私たちはそうであるように働いてきました」

──あなたが目指しているチームの再構築について、レアル・ソシエダは模範となりますか?
「もちろんです。プレースタイルが決まっていれば、毎年多くの選手を変える必要がありません。継続性を求めていくことになります。もちろん毎年多少の変更は加えるべきですが、選手の50%が替わるようでは、すべてがリセットされたのと同じです。ここでは悪いことしか話していませんが、私はチームがこの4か月間で重要なことを成し遂げたと思っています。多くの契約更新があり、契約した選手たちが良い働きを見せてくれています。全てが悪いわけではありません。レイフン(会長)がここに来る時はいつも、何を改善しなければならないかについて、家族のように話し合っています。皆さんには私たちにルールがなく、それぞれが別の方向に進んでいるように見えるのかもしれませんが、そんなことはありません。ここでは全員が同じ方向を向いて働いています。だからこそ事実ではないことを聞くたびに腹が立ちます」

──カバーニがピッチに立つのは難しいとのことですが、彼がピッチに居る時は20分しか劣勢状態になっていません。カバーニなしでプレーを学べますか?
「彼は重要な選手ですが、学ぶことはできるだろうと思っています。そもそもカバーニや他のストライカーだけの問題ではありません。私たち全員に由来するものです。バルサ戦と同じように戦い続けなければなりません」

──ワールドカップが近いことで選手に影響はありますか?
「私は3回ワールドカップに出場しましたが、12月の大会でプレーしたことはありません。私の場合は、怪我をする可能性については考えないようにしていました。怪我をするかもしれないと考えれば考えるほど、必ずと言っていいほど怪我をしてしまうからです。良く働き、良く眠る、それがワールドカップが近づいた時に私が準備してきたことでした。カバーニの問題は足首です。長い間彼を悩ませているものです」

──セビージャ戦の日は、インサイドに多くの選手を起用することを強調していましたが、レアル・ソシエダに対しても同様のアプローチで行くつもりですか?
「明日、それを見ていただけると思います。ラ・レアルもインサイドでプレーすることを好み、質の高い5人のアタッカーが居て、全てをうまくこなしています。私たちは敬意をもって、私たちの試合をしなければなりません」

──ウーゴ・ドゥロの働きに満足していますか?彼が出場していないのはフィジカルの問題によるものですか?
「ウーゴについては、以前から足首の違和感に悩まされているというのが事実です。いつも練習に参加してはいますが、100%の状態で練習できているわけではないのです。彼には感謝の言葉しかありません」

──今週はチームでのディナーがありました。チームが精神的に団結している様子をどう見ていますか?
「チームは生きています。勝てない時は恐怖心が出てくるのが普通ですが、そうならないように働き、耳を傾け、同じ方向に進まなければならないことを理解しているチームです。そうして続けていけば、必ず結果はついてきます。ハングリーでありながら、誇りをもっているチームであることを嬉しく思っています」

──ワールドカップ中の予定は決まっていますか?
「ベティス戦の後、数日間休んでからフランスのチーム、ベルギーのチーム、イングランドのチームあたりと5~6試合、親善試合を行う予定です」

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