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ガットゥーゾ監督のバルセロナ戦前日会見(2022/10/28)

ガットゥーゾ監督のバルセロナ戦前日の公式会見です。メディアからは中盤の人数が足りないことについての質問、毎試合続いている後半の失速についての質問が出ました。

ガットゥーゾ監督のバルセロナ戦前日会見(2022/10/28)

──離脱者が多いですが、守備陣と中盤をどのように再構成するつもりですか?
「チュメルトが間に合いました。中盤は問題があると思いますが、守備陣は問題ありません。ディアカビを失っただけです。中盤はイライクスを失い、ムサは出場停止、ニコは契約条項によりプレーできません。それでも私たちにはあと2~3人の中盤の選手が居ます。良い試合をしたいと思っています」

──フルキエが中盤でプレーする可能性はありますか?
「可能性として考慮はしますが、まだわかりません。今日もバルセロナとの戦い方を練習しました。彼が中盤でプレーできるか、あるいはサイドでプレーするのか、評価する必要があります」

──バルセロナを止めるためにスタイルの変更を検討していますか?
「できることなら自分たちのスタイルを維持したいと思っていますが、バルセロナがどうプレーするか、誰が試合に出てくるかを考えてみましょう。彼らのプランを考慮しなければなりません。ただ、私のチームの基本的なスタイルとメンタリティは変わりません」

──明日は特別な試合です。それを演出してくれる全てを体験したいですか?
「メスタージャには素晴らしい雰囲気があります。明日は45,000人がスタンドに集まり、私たちに力を与えてくれるでしょう。ただ、明日だけじゃなく、メスタージャでプレーしたすべての試合、親善試合も含めてすべてで素晴らしいファンの姿を見てきました。ファンのサポートをとても誇りに思いますし、明日の試合がファンにとっても誇らしい試合になることを願っています」

──システム変更は選択肢にありますか?
「既にフルキエはセビージャ戦でウイングバックとしてプレーしました。ボールを持っている時はサードストライカーとしてプレーし、ボールを持っていない時は少しですがウイングバックとして守備を助けました。これはテクニカルなプレーヤーが多いチームと対戦する時に考えられる変更です」

──チャンピオンズリーグで敗退したバルセロナはメスタージャにどのようにやってくるでしょうか?リーガに集中しなければならないことを考えると、彼らのモチベーションは高いとみていますか?
「私は自分のチームについて話すことを好みます。私たちは今季、2つの異なるバルセロナを見ています。ラ・リーガでは多くのゴールを決めて失点しない、素晴らしいサッカーを見せていますが、ヨーロッパではそうではありませんでした。いずれにせよ彼らは非常に才能のある若い選手たちが居ますし、難しい試合になることには変わりないでしょう」

──ボール保持を好むという点で今季のバレンシアはバルセロナとスタイルが似ていると思います。バレンシアは後半にボールを持てずに大きな痛手を負っていますが、この事実をどう解決しますか?
「私たちは働かなければなりません。11試合中8試合で相手からリードを奪ってることを踏まえて、今週はたくさん話し合いました。これは偶然や運の問題ではありません。このデータを改善する必要があります。私たちがしていることは充分ではないということです。試合は45分や60分では終わらないことを知る必要があります。でも私はこのチームをとても信頼しています。先日皆さんの大多数が私が悲しんでいると言っていましたが、それは当然です。私たちは信じられないほどの試合をしながら負けたのですから。そういうところを改善しなければなりません。私たちの試合を見れば、勝点19~20は獲って然るべきですが、15しかありません。このデータを改善するためにさらに話し合う必要があります」

──このような試合経験が不足しているチームにあなたは何と話したのですか?
「経験について話すことはやめましょう。バルセロナにも若い選手たちが居ます。経験不足はとても簡単な言い訳です。私たちは若いチームですが、同時に質の高いチームであり、今後数年間で非常に高いレベルに届くと思っています。私たちは経験不足を言い訳にせず、やろうとしていることをもっとやらなければなりません」

──先日、試合の最後の30分の問題があなたを殺したと言いました。
「それは私を殺し続けています。監督は平日はいつも孤独です。勝っている時にスコアを維持するために5バックを導入することを何度も考えましたが、それも私たちの勝利を保証してくれるものではありません。より守備的にプレーしても試合に勝つとは限りません。今は先に進まなければなりません。私たちにできることはただ一つ、働くことです」

──メンタリティを超えた解決策は見つかりましたか?
「ACミランでプレーしていた時、2年間セットプレーの問題を抱えていました。誰もがこのテーマについて話していました。しかし話題になるほど、その問題は頭の中に残ります。改善するのは難しいのです。経験不足であるとは考えずに、改善しなければなりません。現在の優先事項は試合を65~70分で止めてしまうのではなく、95~100分プレーするということです」

──監督としてのチャビと対戦するのは初めてですね。現役時代のあなたたちはライバル関係にありました。
「チャビとの再会はとても嬉しいです。何年もの間、彼はプレーし、私はたくさん走りました。バルセロナと対戦する時はいつもボールを取り返すことが難しかったです。私たちはそれぞれ2つの全く異なるスポーツをしていたように思います。彼は既に素晴らしい指導者であり、これからも素晴らしいキャリアを歩んでいくでしょう。彼のことはリスペクトしていますし、感謝しています。頭の良い人間です。明日、彼に会えることを楽しみにしていますし、お互い監督として会えることを光栄に思います」

──昨日、イタリア・ミラノで無差別殺傷事件があり、負傷者の一人がパブロ・マリという元バレンシアのプレーヤーでした。
「残念な事件です。テレビで見ました。スーパーで働いていた少年が亡くなったことを知りました。パブロ・マリの手術は終わり、数か月間は安静に過ごす必要があるでしょう。彼と彼の家族の一日も早い回復と幸運を祈っています」

──明日のようなビッグマッチは選手のモチベーションも上がりやすく、メンタル面の準備がしやすいとよく言われます。あなたは下位のチームに恐れを抱いていると以前の会見で話していましたが、バルセロナに対してはどのような気持ちでいますか?
「私は全ての試合で恐怖を感じます。ラ・リーガではどのチームと対戦するのも簡単ではないと何度も言っています。誰もがバルセロナが勝つと思っているでしょう。彼らはアトレティックに対しても25分で判決を言い渡しました。他のチームとの対戦でもそうでしたね。私たちは全てのチームをリスペクトしなければなりませんが、試合は0-0で始まり、11人vs11人で始まります。彼らには質の高い選手が居ますが、私たちはプレーしなければなりません」

──レヴァンドフスキ対策についてセンターバックと特別な話をしましたか?
「問題はレヴァンドフスキだけではありません。彼は偉大なストライカーですが、バルセロナには他にもゴールを決めることができ、信じられないサッカーをする質の高い選手たちがたくさんいます」

──試合前にロッカールームで選手たちに何と言いますか?
「こういうタイプの試合では話すことはほとんどありません。バルセロナの多くの選手はタイトル獲得経験があります。試合は自分たちで準備します。バルセロナ戦よりエルチェ戦の準備の方が難しいものです」

──カスティジェホとチュメルトのフィジカルコンディションはどうですか?
「チュメルトは良い状態です。彼が休んだ練習は3日だけです。カスティジェホも調子が良く、ここ4日間練習をこなしています。現時点では負傷者はイライクスとディアカビのみで、他の選手たちは問題ありません」

──明日は試合前にビジャのトリビュート・イベントが行われます。ビジャのようなストライカーについてどう思いますか?
「ビジャはレベルが違いました。明日、メスタージャで彼のイベントを行えることをとても嬉しく思います。彼は代表チームでもたくさんの試合に出場し、多くのゴールを決めてきました。彼はそのクオリティとゴールで長い期間に亘って私たちを驚かせてきた選手です。彼を称えることができるのは、私にとってもチームにとっても光栄なことです」

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