COVID-19の時代になってから、練習後の選手の一般公式会見が行われなくなり久しいですが、昨日は久々に選手がメディアの前に顔を出すことになりました。バルセロナ戦を控えて、サムエウ・リーノの公式会見です。

──バレンシアでの居場所は見つかりましたか？
「試合での僕の仕事に対する監督の信頼に感謝してるよ。バレンシアでとても幸せに過ごしているし、全部の試合に出たいと思ってる。引き続き監督に信頼してもらえたらいいね」

──初めてのラ・リーガにうまく適応していますが、あなたから見てポルトガルリーグと比べてどんな違いを感じますか？
「だいぶ違うね。ここではより高いインテンシティ（プレー強度）が求められる。より良く考え、より速く判断しなければならない。ポルトガルではヨーロッパでプレーするための経験を積めた。ポルトガルでプレーしたことはとても良い経験だったし、僕は大いに成長できたと思う」

──ラ・リーガはあなたにとって快適ですか？
「インテンシティの変化、クオリティ、スタジアム、ファン、どれも最高だ。その違いを実感しているし、モチベーションも上がってるよ」

──あなたのバレンシアでの時間は1年と決まっていますが、その先もバレンシアにとどまりたいですか？クラブの誰かからそのように尋ねられたことはありますか？
「今はバレンシアのことに集中したいし、シーズン終了までここでプレーしたいと思ってる。クラブの人からは特に何も言われていないけど、今の僕はバレンシアのことを考えている。将来のことは後々話し合うことになるんじゃないかな」

──今日、アトレティコからバレンシアでのレンタルを延長したいか戻りたいか聞かれたら、何と答えますか？
「どちらも偉大なクラブだよね。繰り返しになるけど、今の僕はバレンシアに集中してる。ここでプレーを続けて良いシーズンを過ごしたいんだ。アトレティコとは契約があるし、将来のこととしてそのうち考えるとは思うけど、戻るか残るかはまだわからない。とにかく今は良いシーズンを過ごすことだけを考えてるよ」

──多くの人が、あなたが今季のビッグサプライズの1つだ、と話しています。ガットゥーゾ監督からは褒められたりしていますか？
「ガットゥーゾ監督と個人的に話すことや褒められることはそんなにないかな。彼は僕たちがハードワーカーになることを求めていて、そのためのモチベーションは与えてくれる。そのやり方は僕にとって助かってるよ」

──チョロ（・シメオネ監督）から何か言われましたか？
「シメオネとはアトレティコを離れてから話してないんだ」

──ここ数試合の後半の不調を改善するために、監督はどんな仕事をしていますか？
「チームで改善するために、そして90分間うまくプレーするために、僕らは沢山のことを話してる。バルセロナ戦では良い試合をするつもりだよ」

──後半のインテンシティの低下の原因は何でしょうか？
「それぞれの選手次第だろうね。全ての選手は体格も何もかも違う。僕らはそれを考慮しながら試合に最高の状態で臨めるように、そして90分良いプレーを続けられるように1週間働かないといけないんだ。メンタルとフィジカルの問題。強いメンタリティも必要だけど、90分間走り続けることは出来ないんだから、必要な瞬間ごとに切り替えられないといけない」

──バルセロナ戦に向けてどのような準備をしていますか？
「僕らは酷い状態にあるわけじゃない。最近は2分1敗だけど、試合に勝つためのプレーはできていた。バルセロナは世界最高のチームのひとつだけど、僕らのチームにもバレンシアという偉大なクラブでプレーできる素質を備えたすごく良い選手たちが揃ってる。全力で戦うつもりだし、試合を終えるまで結果は分からないよ」

──今季のチームは非常に若いですが、バルセロナ戦のようなビッグマッチの前のロッカールームはどんな様子ですか？
「ロッカールームは非常に良い感じだね。難しい時も良い時もすごく団結していると思う。難しい試合が来るけど、それもサッカーだ。バルセロナに勝って、ここ最近のことを全て帳消しにすることだってできる。難しい試合になることはわかっているので、団結して立ち向かうつもりだよ」

──今季のゴール数の目標はありますか？
「沢山決めたいと思ってるし、良いシーズンを過ごすための強いメンタリティを持っていると自負してる。14点以上は取りたいかな。でも自分で目標を設定せずに、全ての試合でゴールを決めることを考えてプレーを続けていくよ」

──ファンに激励のメッセージをもらえますか？
「難しい試合が続いてるけど、ラ・リーガでは簡単な試合はない。全ての試合で勝点3を獲るつもりで、最後まで戦うつもりだ」