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ガットゥーゾ監督のエルチェ戦前日会見(2022/10/14)

ガットゥーゾ監督のエルチェ戦前日の公式会見です。ホームで今季未勝利のエルチェが相手ということで楽観的なムードが出ていますが、ガットゥーゾ監督はエルチェを「恐れている」と言い、そのムードを払拭したいと考えています。

ガットゥーゾ監督のエルチェ戦前日会見(2022/10/14)

──今節は未勝利で最下位のエルチェとの対戦です。メスタージャの試合ですし、バレンシア有利と報じられています。
「私自身はこの試合を恐れています。試合をどのような形で始めるかが重要です。明日の試合は簡単だと思いこんで60~70%でプレーすると非常に難しくなるでしょう。彼らは4得点のうち、セットプレーから2得点しています。エルチェに対して敬意を払わなければなりません。彼らは私たちを研究してくるでしょう。私たちは負けたら終わりのカップ戦を戦っているように考えて、勝利を目指して高い野心をもってプレーしなければなりません。選手たちがこの考えを理解してくれることを願っています」

──ホルヘ・アルミロン新監督就任でエルチェはどう変わると予想しますか?
「彼は4-4-2、5-3-2でプレーしてきた監督です。私たちは彼の仕事もチェックしましたが、就任から3日間ですべてが変わるということはあり得ません。誰もがメスタージャでバレンシアが勝つと思っていますが、負ける可能性も充分にあります。全力で戦わなければ非常に難しい試合になるでしょう。簡単な試合などありません。メンタリティをもってプレーしなければどんな相手にも勝てません。実際にプレシーズンマッチではカステジョンに敗れました。明日メスタージャには43,000人の観衆が集まるでしょう。私たちは相手を押し込み、質を保ちながら、落ち着いて、それでいて魂を込めてプレーしなければなりません」

──今週は火曜日にもセビージャ戦があります。ローテーションを採用する考えはありますか?
「セビージャ戦も、その次のマジョルカ戦も考えていません。エルチェ戦に集中しています。疲れている人がいるかどうかはその時に判断しますが、優先すべきはエルチェ戦です」

──ギジャモンの回復具合はいかがですか?
「彼とは既に話しました。私は選手が100%の状態でない時にプレーさせることは好きではありません。今日練習をこなしましたが、どうするかは明日決めます」

──カスティジェホはどうでしょうか?
「彼は痛みを抱えており、100%の状態ではありません。だからこそ個別練習を続けています。選手が練習で全力を出せない場合、その練習はクソみたいなものになりますからね」

──あなたは目標は勝点40と言い続けていますが、現在のチームは残留以上の目標が求められていると思いませんか?
「オサスナ戦は良い試合をしたと思いますが、もし彼らがPKを決めていたらあのような結果にならなかったでしょう。ヨーロッパ(カップ戦)、ヨーロッパ...というプレッシャーを浴びながらプレーすることはできません。もし私たちが試合をコントロールしても相手は確実にチャンスを生み出すわけですから、私たちは失点しないための改善しなければなりません。特に今は、それを90分間継続できるか、という部分に心配がありますが、それを改善すれば次のステップに行けると思います。目標はできるだけ早く勝点40を得ることです。今は過度なプレッシャーをかけることはできません」

──それでも選手たちはヨーロッパを夢見て戦っていると思います。選手たちにもヨーロッパを考えるなと言いますか?
「練習でもそういう様子は見られます。私がヨーロッパでプレーしたくない、ヨーロッパを夢見る選手を好まない、そういう風に考えてると思いますか?私は、今はエルチェのことだけを考えなければならないと言っているのです。今ヨーロッパについて話すことは無意味です。私はファンもメディアの皆さんも理解していますが、私にとっての優先事項は、自分たちのスタイルを継続し、メンタリティを改善し、苦しみ方を知り、試合をコントロールする方法を知ることです。オサスナ戦では彼らが最後に2~3点決められるチャンスもありました。運に恵まれたと思っていますし、この点を改善しなければならないと思っています」

──今のチームはアトレティック、ベティス、レアル・ソシエダと足並みを揃えることができますか?
「私にとってこのチームは世界最高のチームです。ピッチの中でも外でも、私に与えてくれるものがあるので、そう思っています。ただ私たちが上に行けるかどうかは、ベティスやセビージャを相手にピッチの中で証明しなくてはならないと思います」

──相手の戦術プランをどのように見ていますか?
「彼らは5-4-1で非常に慎重にプレーするでしょうが、セットプレーから垂直に危険な場面を作り出しています。そしてカウンターアタックの能力も高く、注意する必要があります。私たちには単純なパスミスは許されないということです」

──ニコについて、教えてください。レンタル期間を短縮し、冬にバルセロナに帰るのではという報道が出ています。
「私は何も聞いていません。ニコからもそのような話を聞いていません。彼はチームでとてもうまくやっています。まだ20歳と若く、全ての選手がプレーしたいと思っているので、彼は彼の仕事をし、出場機会を与えられた時にはやれることを証明しなければなりません。非常にプロ意識の高い子で、全力で練習に取り組むなど素晴らしいメンタリティをもっていますが、私には24~25人の選手が居て、起用する選手を決断しなければなりません」

──ニコと同時に報じられたのがサムエウ・リーノの去就です。レンタル期間を1年延長する、あるいは買い取るのではなどの話が出ています。
「私の問題ではありません。彼はアトレティコ・マドリーが保有権を持っている選手です。誰もがバレンシアで続けてくれることを願っていると思いますが、まだ充分な時間があります。私が望むことは、彼が今してくれているプレーを続けてくれることです」

──マルコス・アンドレとディアカビを出場停止で起用できませんが、退場処分の連鎖を止めることはできますか?
「彼らは審判と話す必要も抗議する必要もありません。抗議するのは私の役目であり、選手よりも私が退場になる方がよっぽど良いです。審判の決定を尊重し、彼らが笛を吹かないからと言って彼らの仕事を止めてはいけません。ベンチに居ながら審判と話せると思っているのであればそれは誤りです。ベンチからマルコス・アンドレがやったように相手を叩くことはできないのと同様です」

──あなたは既にイエローカードを3枚提示されています。審判団がベンチでのあなたの態度に注目しすぎていると感じますか?
「私は直そうと思いましたが、できません。前節は審判と話していたのではなく、モリバと話していたのですが、それが誤解されました。でもこれが私のスタイルです。もう少しうまく振舞えるかもしませんが、動かずに喋ることはできません。喋れないくらいなら家で愛犬と一緒に過ごしているか、ゴルフにでも行った方が良いですね」

──あなたのようなキャラクターはピーター・リムとぶつかるのでは、と就任時に言われていました。
「私には試合に勝つという義務があります。私は12歳で故郷を離れてから、常に顔を合わせて話すことが好きでした。私は思ったことをはっきりと言い、陰口を言わず、誠実であろうとしています。多くの場合、そのような振る舞いは正しくないかもしれませんが、彼はそういう面で私を気に入ってくれているのだと思います。今現在、バレンシアは私のチームだと思っています。だからこそ、私は常にできる限りのことをし、選手たちと話し、補強を手伝おうとしています。そういうところを気に入ってもらえてるのでしょう」

──なぜこの試合がそれほどまでに重要視しているのでしょうか?
「ここ2、3年の間、継続して良い結果を得るということができていないので、それを実現したいのです。これは重要で、勝つことでメンタリティが向上し、若いチームはさらに成長することができます」

──スペインでは一般的に「監督が替わると勝利は確実」と言われています...。
「チームに熱意を与え、今までとは違う言葉を聞き、全てが新しくなることでチームのメンタリティを変えることができます。監督の交代が新たな熱意をもたらすことは今に始まったことではありません」

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