オサスナ戦後のガットゥーゾ監督の公式会見です。半年ぶりのアウェーでの勝利に満足していると語りました。また、ディアカビが退場となった時に見せた怒りについてもコメントしています。

──チームは求められたものを非常に良く解釈したと思います。結果とゲームプランに満足しているのではないでしょうか。
「今日は良い形で試合を始められました。3月19日以来アウェイで勝てず、長い時間が経ってしまいましたが、その間いつも同じことを言ってきました。今日はロングボールに注意して臨みました。戦術的には今日のチームに大変満足しています。最後の数分間は気に入りませんが、相手は長い間一緒にプレーしている選手たちで構成されていて、素晴らしいメンタリティを持ったチームですし、ここでプレーすることは簡単ではないことを思えば、うちの子たちはよくやったと思います。素晴らしい試合に勝ちました」

──オサスナを抑えるために何をしましたか？
「プレッシングがキーポイントでした。彼らのセカンドボールに対してうまく対処できたと思います。ほとんどの場面で相手より一人多い状態でプレスをかけることができました。この点でカバーニが大いに貢献してくれました」

──前半、主審があなたにイエローカードを提示しましたが、その理由がわかりません。教えてもらえますか？
「主審が、私が彼に向かって怒りのジェスチャーをしたと勘違いしたのだと思います。あの時、私はイライクスに対して怒っていました」

──交代で下がったディアカビの退場処分についてはいかがでしょうか？
「彼の振る舞いにも怒っています。ベンチにいる選手は冷静でなければならないし、審判の判定を尊重しなければなりません。ベンチで冷静さを欠いたという理由で土曜（エルチェ戦）に選手を失うことは容認できません。これで8試合で4人目の退場者です。私には多すぎるように思えます」

──オサスナ戦前日会見であなたは"まず勝点40を取ることが目標"と話しました。今もそう考えていますか？
「私はヨーロッパカップ戦については話しません。ラ・リーガは非常に難しいコンペティションです。まずは勝点40を取ることについて話したいと思いますし、それを達成できてからその他のことについて話したいと思います。オサスナは非常に難しい相手で、今日の試合では4～5回危険な場面がありました。改善すること、継続することを考えて働き続けなくてはなりません。これまでのチームの働きぶりには満足していますが、それでも勝つことは難しいのがラ・リーガです。地に足を付けて、一戦一戦を戦っていかなくてはなりません」

──ファンについてお聞きします。平日の試合にもかかわらず多くのファンが応援に駆けつけてくれました。
「試合後に彼らに挨拶に行きました。平日の夜にここに300人も集まってくれることは普通ではありません。ファンは私たちにとって力の源です。ホームで戦うときは彼らが背中を押してくれますが、アウェイでも変わらず私たちと一緒に居てくれます。今日の勝利を彼らに捧げたいと思います」

──クライファートがゴールを決めましたが、バレンシアで親子でゴールを決めたのは彼が初めてのケースだということを知っていますか？
「ジャスティンは高いクオリティを備えた子です。彼のような高品質の選手が2～3年間ほとんどプレーしていなかったのは普通のことではありません。成長のためにも継続してプレーすることが必要です。ただ、彼は私たちがボールを持っている時だけではなく、持っていない時もプレーしなければなりません。もし彼がこれまでの考え方を変えられれば──今、徐々に変わりつつありますが──彼はもっと良い選手となるでしょう。スピードもある、クオリティもある、でもそこに血が通ってなくてはダメです。24時間サッカーのことを考えていれば、もっともっと成長できるはずです。この調子でやっていけば、彼はもっといろいろなことができるようになるでしょう」

──PKを外してしまいましたが、今日のカバーニの出来には満足していますか？
「非常に質の高いパスを出し、チームのために懸命に働いてくれました。ストライカーはゴールを決めることが好きだと思いますが、それができない時も、あのようにプレーをして、ボールを持っていない時にサポートに走り、チームメイトに声をかけてくれれば、何の問題もありません」