サムエウ・リーノのイエローカードが取り消される
前節セルタ戦でサムエウ・リーノに提示されたイエローカードが、クラブからの申し立てにより取り消されました。
この試合の後半10分、ペナルティエリア内で倒されたリーノに対し、主審のゴンサレス・フエルテスはPKの笛を吹かなかったうえ、ダイブをしてPKを得ようとしたということでリーノにイエローカードを提示しました。また、この判断についてVARは使用されませんでした。
クラブはこのブラジル人プレーヤーに対する警告処分は不当だとして、試合後に資料を揃えてラ・リーガの競技委員会にこのイエローカードの取り消しを求める申請を提出しました。今回、競技委員会はバレンシアからの訴えを検証し、受け入れたことになります。競技委員会は処分の取り消し理由について長文で述べていますので、必要な部分を抜き出します。
「このような事例の場合、意見、解釈、評価、法的資格の有無、いずれにも関係なく明確なミスであるという事実が必要です。バレンシアCFは接触があったこと及びそれがPKであったかどうかに関係なく、選手本人はPKを偽造するための行為をしておらず、接触の結果として転倒したという申し立てとそれを証明する試合映像を提供しました。当委員会の見解では、その証拠映像がシミュレーションが無かったことを疑いの余地なく証明していると判断したため、今回のバレンシアの申請が支持され、選手本人は処分を受けることのない状態でなくてはなりません」