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ヘタフェ戦を終えてガットゥーゾ監督のコメント(2022/9/4)

ヘタフェ戦終了後のガットゥーゾ監督の公式会見です。大勝に満足しながらも、終盤に集中が切れたことには怒りを見せました。また、先制点を決めたラトを高く評価しました。

ヘタフェ戦を終えてガットゥーゾ監督のコメント(2022/9/4)

──今日は分析する必要がなくただ試合を楽しむだけの日だったかもしれませんね。どこまで掘り下げましょうか。
「少し怒っています。失点の場面は避けられたプレーだったと思いますし、その後もいくつかの酷いパスミスがありました。そしてイライクスへのレッドカードも。常に100分間集中してプレーしなくてはなりません。私はかつてチャンピオンズリーグの決勝で3-0の状態からリヴァプールに敗れ聖母マリアを見上げたことがあります。サッカーを尊重し、最後まで全力を尽くさなければなりません。練習でのチームは常に全力でトレーニングをこなしていて、チームのプレーにも満足しています。今は休んで、ラージョとの試合に備えたいと思います。難しい試合になるでしょうし、たくさん走らなければなりませんからね」

──ディアカビとマルコス・アンドレの状況はいかがですか?
「マルコスは鼻を強く打っており、既に病院に向かいました。骨折しているかどうかはまだわかりません。ディアカビは疲労によるもので怪我ではないと思っています。明日の練習でメディカルチームが医療レポートを作成します」

──前半、カスティジェホの背中を叩いたのは何故ですか?
「それが私という人間です。サッカーの世界ではリスペクトすることが大切で、いつでも真剣にプレーしなければなりません。前半最後の5分間は真剣さが足りず、映画のようにプレーされていたと思います。私はサッカーをこのように見ていますし、私にとってサッカーは真剣に取り組むものです」

──チームのスタイルを強化するために勝利はどの程度重要でしょうか?
「昨日の会見の際、皆さんはチームが3試合で1ゴールしか決めていない、と言っていました。私のチームを見ると、リーガで4番目にポゼッション率が高く、常に最後の数メートルの位置でプレーしているチームであることがわかります。私にはこれが非常に重要なデータのように見えます。チームは質の高いプレーをしなければならず、改善する必要がありますが、私は何の心配もしていません。
今、メディアの皆さんに向けて話しますが、皆さんと私はチームを助けるために話さなくてはなりません。ここには多くの否定的な言葉と空気があります。試合に負けた時は特にその傾向が強く、アトレティコ戦の後はテレビで"メスタージャでプレーする能力がない"とまで言っていました...。このチームは日々改善が必要な若いチームです。バレンシアが歴史のあるチームであることは知っていますが、今のクラブは別の時代を過ごしています。私たちは若い選手たちと協力しなければなりません。負けた時に、下手だった、何も機能していなかったと指摘する必要はありません。私たちは皆で助け合わなければなりません。そうすることで一緒に何か重要なことを成し遂げられると信じています」

──あなたは以前の会見でもチームの目標はないと言っていますが、何のために戦っているのですか?
「このチームの目標は一試合一試合を乗り越えていくことです。8位...欲を言えば7位には到達したいですが、チームはまだそのレベルにはありません。今は毎週、メンタリティとプレーの質が向上しています。なので、負けたからといって絶望的になる必要はありません。このチームは若いけれど質の高いチームだと思っています。私の場合、2か月でこんなにプレーできるようになるのは不可能なことでした。私たちはハンサムではなくブサイクですが、同じように働かなければなりません」

──今日のメスタージャはウエーブを作るなど間違いなく試合を楽しんでいました。スタンドからのサポートをどう感じていますか?
「先週も言いましたが、ファンは今日も強い圧力をかけてくれて、信じられないくらい素晴らしかったです。相手チームにとってここでプレーすることは難しいことでしょう。自分たちのチームがどのようにプレーしているか、常に前を向いて相手にプレッシャーをかけているか。ファンはこういう面が見えるチームを好むと思いますし、私たちはファンのためにもこのスタイルを続けなければなりません。特にメスタージャでプレーする時は常に同じ強度でプレーしなければなりません」

──ラト、ニコ、リーノ、カスティジェホなどの選手たちがゴールを決めることはあなたにってどのくらい重要なことでしょうか?
「ナポリとミランでのデータを見てみると、1年を通じて14~15人の選手がゴールを決めてきました。私は4~5人で攻めるトータルフットボールが好きであり、今日のスコアラーを見ても私にとっては普通のことです。今、私たちは"ファルソ・ヌエベ(偽9番)"の国に住んでいます。ここスペインは、サッカーにおいてストライカーが最も重要ではないということが長年に亘って理解されている国です。クオリティと良いパスがあれば全員がゴールを奪うことができます」

──今日5得点もできた理由は何でしょうか?
「私には他の試合と何が違うのかがわかりません。アトレティック戦、アトレティコ戦でも私のチームはチャンスを作っていましたし、私は落ち着いていました。もちろんゴールを奪わなければ勝てませんが、チームは常にゴールを奪うためのプレーをしてきました。今日はトニ・ラトの先制点が大きなアドバンテージを与えてくれたと思っています。これからもこのような試合を続けなければなりません」

──トニ・ラトは常にガヤの陰に隠れている存在でしたが、今日は素晴らしいパフォーマンスでした。今日の彼をどう評価しますか?
「トニのような子がチームに居てくれて私はラッキーです。彼の努力は信じられないほどです。彼のデータを見たらいつも怪我をしていたので、解決のために彼としっかり話しました。彼の問題は全ての練習メニューを限界以上の力でこなしてしまうことです。一般的にはそんなことはできません。彼は自分を制御する方法を知りませんでした。そんな状態ですから負傷するのは当然のことです。負荷の重要性を説明し、制御する方法を教える必要がありました。彼は、一緒に働きながら私の話を理解してくれました。とにかく彼は信じられないくらいに謙虚な子であり、私の娘のパートナーとして理想的な男です。娘はまだ18歳で若すぎるかもしれませんが」

──カスティジェホはバレンシアがボールを持つことを恐れるチームだったと語っていました。今のチームのメンタリティをどう見ていますか?
「試合に負けた時、その責任は全て監督にあります。私はクソみたいな監督で何ひとつ理解していません。それが私のスタイルです。私はチームを守りたいだけなのです。もし私のチームが練習に身が入ってなくて、選手たちがプロの仕事をしていないと判断した時には違う言い方をするでしょう。ただ、長い間プロの世界でプレーし、常にポジティブに話してくれる選手たちと一緒に居ると、彼らについて否定的に言うことは私にはできません。それが普通です。負けることもある。でもロッカールームや練習場での彼らの生活を見ていると、私もこの子たちのために、と燃えてくるんです」

──チームの平均年齢が22歳だった時もありました。若さをポジティブなものとネガティブなものとどちらでとらえますか?
「私はポジティブにとらえます。イタリアはワールドカップを2回逃しています。イタリアでは、若い選手はセリエAでプレーしないと一日中言われています。私は若い選手たちを指導できてとても幸運ですし、彼らのような選手たちを指導することに恐れを抱いていません。インテリジェンスがあれば、いつでも学ぶことができますし、彼らが働きたいという意欲とクオリティを備えていれば、プレーすることができます。ムサを見て、ディアカビを見て、全員を見てください。彼らはサッカーに必要なインテリジェンスを持っています」

──ネガティブなものとどのように付き合うべきでしょうか?
「今日の試合前に私は選手たちに"ここでは全てが絶望的かのように言われるがプレーしなければならない"と言いました。このシャツを着てここでプレーすることは非常に難しいことです。この時代、全ての選手がインターネットを見て、自分について書かれたものを読んでいます。私は25歳の時にそういうものを読むのをやめました。解説者たちが私を批判し、その言葉で私を精神的に殺す前に。それから私はインターネットでそういうものを見ていません。ただ、うちの選手たちは一日中インターネットに繋がっていて、試合に負けた時は世界が終わるかのように批判されているのを目にしています。彼らに大きな影響を与える可能性はあるでしょう。選手たちは自分のプレーが上手いか下手かを十分に理解しています。改めて皆さんに言いますが、私たちは皆さんと一緒に進まなければなりません。この選手たちにはそれが必要だからです」

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