アトレティコ戦後のガットゥーゾ監督の公式会見です。ムサのゴール取り消しについて、ディアカビのファウルは認めたものの、VARを見に行く時と行かない時があることについて一貫性があるべきだと意見を述べました。

──この試合とチームの努力をどう評価しますか？
「試合について話すのは難しいです。ビルバオでの試合と今日の試合で合計勝点0というのは今のチームに相応しいと思いません。チームには100分間同じ質のプレー、パス、野心で働き続けなくてはならないと伝えました。もっと私たちに運があればとか審判が...というようなことは考えず、最後まで働かないといけないということです。このようにプレーすることでより高みに行けると信じているので、一生懸命働き続けるだけです。現時点でチームの駄目な部分をあげつらいたいとは思いません。今日の試合も相手の方が優れていたとは言えません。私にとって、私の選手たちこそが最高です。このチームで続けていかなくてはなりません。私が知っている唯一の方法は働くことです」

──取り消されたゴールについて、どのように感じていますか？
「ゴールについて、もしVARを見に行くのであれば、ゴールのたびに常に見に行くべきだということです。審判が今日はVARを確認して、別の日はしないというのはいけません。ゴールだけでなくファウルについても同様です。確認する時としない時とある、というのは良くありません。ルールはルールなのです」

──VAR活用するしないが個人の裁量となっている部分について、審判に何か言ったりましたか？
「審判から言われ、ディアカビの件はファウルだと理解しました。正しいと思います。私が理解していないのは、そうしてVARを見に行く時と行かない時があるということ、そしてファウルを取る時と取らない時があるということです。ただ、私は自分の性格的に審判について話すことを好みません」

──チームに欠けているものは何でしょうか？
「試合に勝つためにはゴールを決めなくてはなりません。55～60％のボール支配率がある時、やらなければならないことはゴールを決めることです。私たちにはこれが足りていません。最後の数メートルの部分でもっとうまくプレーしなければなりません」

──カバーニの獲得が決まりましたが、彼はチームに何をもたらしてくれるでしょうか？
「彼は3ヶ月間、チームで練習を行っていない選手ですので、コーチングスタッフとメディコが良い仕事をしなければならないと思います。私たちは彼に良い練習をさせなければなりません。彼は私たちを助けるために来てくれますが、同時に私たちも彼を試合や組織で助けなくてはならないのです」

──ティエリーをどう評価しますか？試合終盤でフィジカルが落ちていたように思いますが、その点を心配していますか？
「75分で終わる試合は無く、私たちは90分プレーしなければなりません。しかし、このチームは前線からプレスをかけ、非常によく走るので、それは簡単ではありません。走れば疲れるのは当然のことです。ティエリーは1週間、フィジカルの違和感に苦しんできました。長い間怪我に苦しんできた彼は、再度怪我をする可能性がありました」

──退団すると言われているマキシ・ゴメスですが、交渉はどうなっていますか？
「私は何も知りません。マーケットで起きることを見てください」

──カバーニに続き、ブライアン・ヒルの獲得が近づいていますが、彼らの加入でチームの目標についてバレンシアニスタがよりポジティブになることはできますか？
「目標はありません。私は、試合に勝ってファンが喜んで家に帰る姿を見るのが好きです。目標はありませんが、私たちはバレンシアという重みのあるシャツを着てプレーしていますので、それにふさわしいメンタリティとそれにふさわしいプレースタイルでプレーしなくてはなりません。既に試合の質は上がっていますので、今取り組んでいるのはメンタリティの改善です。良いプレーが出来ても負けたら幸せにはなれません」

──メンタリティの改善にどのように取り組んでいますか？
「先程、最後の25ｍについて話しました。センタリングが来た時は強い気持ちで、そしてシュートを撃たねばなりません。今日はそのようなチャンスが4～5回ありましたが、それが出来ていませんでした」

──今日のメスタージャの雰囲気はどうでしたか？
「非常に満足しています。ライバルチームにとってここは簡単な場所ではありません。メスタージャは良い圧力をかけてくれます。午後10時からの試合というのは私にとって初めてのことですが、月曜の午後10時に40,000人を超える人が集まるというのは信じられないことです。だからこそ、ファンが喜んで家に帰れるように勝たなくてはなりませんでした」

──マーケットの最終日に向けて、チャン・レイフンとコロナとのミーティングはありますか？マキシとマルコスのどちらが去るべきかについてどのような考えを持っていますか？
「明日の練習後にパテルナで話す予定があります。プレー機会が少ない選手について話す予定です。ブライアン・ヒルの獲得に動いており、それから放出について離さなくてはなりません。今はウーゴ・ドゥロが負傷していますので、良い話し合いが必要です」

──フラン・ペレスとディエゴ・ロペスがデビューしましたが、トップチーム登録の選手たちよりも先に彼らに賭けたのは何故ですか？
「他に誰がFWの位置でプレーできますか？マヌ・バジェホとフランは全く同じタイプです。そしてフランとは2ヶ月一緒に仕事をしていますが、非常に良いスピードとクオリティを持っています」

──あなたは4-3-3に忠実であり、今日もそのスキームを変更しないと言っていました。そのスタンスは敗戦が続いても変えませんか？
「最後の20分間、私たちは3-5-2でプレーしました。負けたくなかった、点を取りたかったからです。そこから言えることは4-3-3は基本形であるということです。終盤、マルコス・アンドレには力が残っていなかったので、エネルギーとクオリティを備えた子たちを起用しました」

──移籍マーケット終盤に何を期待しますか？
「それはもう話しました。チームがリーグ戦を行っている中でマーケットが開いている状態というのを私は普通だとは思いません。シーズンが始まったら閉鎖するべきだと思います。そして今、財政面で全く異なる状況にあるイングランドのチームは他のリーグとは別のスポーツをしていると言っても良いと思います」