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チャン・レイフンが会長職に復帰

8月17日、チャン・レイフンがクラブの会長職に再就任することが公式発表されました。2017年に会長職を離れて以来、5年ぶりの復職となります。

チャン・レイフンが会長職に復帰

「バレンシアCF取締役会は、チャン・レイフンを新たにクラブの会長に任命したことを発表します。チャンは地元企業の経営陣の支援を受けてクラブの運営を監督し、全体的な管理と戦略的方向性の責任を負う立場となります」

以上がクラブの公式発表です。また、これに伴いクラブは役員構成に以下の4点の変更を加えることも発表しています。

A.オン・パン・リャン(Pang Liang Ong)氏を新たに取締役に任命します。
B.ウィー・キアト・リム(Wee Kiat Lim)氏を新たに取締役に任命します。
C.アニル・マーシー解任後、暫定会長を務めていたコジャマ・カリムディンを取締役に再任命します。
D.エグゼクティブディレクター(常務取締役)のジョーイ・リムを解任します。

オン氏は銀行・金融業界で25年以上の経験を持つ金融のプロです。バンク・オブ・アメリカに15年間務め、その間にシンガポールの外国為替責任者や中国・上海支店のゼネラルマネージャー等の役職を務めました。トムソン・メディカル・グループ(ピーター・リムが筆頭株主のシンガポールの上場企業)の社外取締役も務めています。

キアト・リム氏は様々な企業再編プロジェクトを運営・関与してきた実績を持ち、トムソン・メディカル・グループのエグゼクティブディレクター(常務取締役)を務めています。

また、キアト・リム氏はピーター・リムの実息であり、今回の人事の最も重要な任命であると考えられています。Plaza Deportivaをはじめいくつかのメディアでは「今回のキアトの取締役会入りは次の会長になるための準備であり、ピーター・リムの右腕と言われるチャン・レイフンのサポートはそれまでの繋ぎと思われる」と報じています。

また、クラブが挙げた4点には含まれていませんが、ここ2ヶ月半ほどクラブのCEOを務めてきたショーン・バイと、VCF財団(フンダシオン)のCEOを務めてきたテオ・スウィー・ウェイ(Teo Swee Wei)もそれぞれの役職を解任されることになりました。

特に、マーシー解任後クラブで最も信頼されているメリトンの人間であったショーン・バイの解任は多くのメディアが"最も驚きべき決定"と報じています。CEO就任前はアカデミーディレクターを務めていたこともあり、パテルナ練習場のスタッフからは彼の解任を残念に思う声も多いようです。一方でジョーイ・リムとテオ・スウィー・ウェイを惜しむ声が出ていないことも事実です。

チャン・レイフンの再就任は6月から7月にかけてショーン・バイ(というよりもメリトン)が出した「以前の経営の誤りを改善し、ファンとの関係を修復する」という言葉がプロパガンダであったことを明らかにしました。「ファンとの関係を近づけるためにゼネラルディレクターにファンによく知られている元選手を招致する(具体的にはレオナルドの名前が出ていました)」という約束も消え去りました。ショーン・バイの解任により、クラブは以前にチャン・レイフンが会長に就任し、ジョルジュ・メンデスとスポーツプロジェクトを作っていた2014年に戻りました。

チャン・レイフンは、アニル・マーシー時代のバレンシアに嫌悪感を持っており、彼の下で働いていたスタッフを一掃したいという思いもあるようです。そのため、マーシーが連れてきたミゲル・アンヘル・コロナと、パテルナでのショーン・バイの親友ともいえるルイス・マルティネスはクラブでの居場所を失う可能性があります。

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