ナランハ杯終了後のガットゥーゾ監督の公式会見です。今季初の試合後の会見となります。ガットゥーゾ監督はこの会見の冒頭でメディアに対して、"ゲデスに関しては2つの質問にしか答えない"と警告しました。

──今日、ゲデスがベンチ外でしたが、彼の状況について説明してもらえますか？
「今朝、ミゲル・コロナから電話があり、状況を説明してくれました。イングランドのクラブから彼に対して断り切れない金額でのオファーが届いたとのことです。正確な数字は知りませんが、私たちは彼が確実に去るということを受け入れなければなりません。彼は明日ここを発つことになるでしょう」

──クラブからリーガ開幕までにゲデスの代わりとなる補強をするという約束はありましたか？
「クラブから約束されたものはありませんが、私たちのチームを完成させるためにそれが必要であるということをクラブは理解しています。2～3人の選手が来てくれることを願っています」

──ユヴェントスのアルトゥール・メロの獲得交渉について状況を教えてもらえますか？
「彼の給料は私たちにはとても払えない金額です。非常に素晴らしい選手ですが、彼のようなタイプの選手を獲得する可能性はありません」

──マーケットの進み具合に満足していますか？カスティジェホは"プレーするのを恐れているチームがあった"と言っていました。
「私は自分のチームについてポジティブに話すことしかできません。皆で一緒に練習したこの1ヶ月間で、チームはとても良くなりました。今のチームは昨季とは違うサッカーをしていますが、これは簡単なことではありません。そして改善しなければならないのは当然のことです。チームと選手たちの働き方を誇りに思っています」

──ゲデスの退団による代役確保は、センターバック、センターハーフの補強よりも優先事項となりますか？
「ゲデスが去るのであれば補強しなければなりません。ただ誰が来るのか来ないのかは私には言えません。私たちは選手について話したいのですが、どうしても選手プラスお金の話になります。機能的な選手が欲しいと思っています。ミゲル（・コロナ）、ショーン・バイ、チャン・レイフンと話した時に、チームの強化が必要だということは話しました。ストライカーとピボーテのどちらを優先させるかについては話していません。チームを完成させる必要があり、これが優先事項です」

──若い選手たちの働きについてどう評価していますか？
「2003年、2004年生まれの選手たちについての話でしょうかね？カステジョン戦で彼らにはまだ力が足りないことを認識しました。年齢については気にしていませんし、チャンスを与えることについても何の問題もありません。時間の問題であり、時間が経てば彼らはより成長するでしょう」

──ガヤとソレールの2人にとって難しい夏だったと思います。あなたは彼らが100％バレンシアに集中していると思いますか？
「ロッカールーム、練習での振る舞い、発言、ピッチでの働き、いずれも驚かされるくらいに模範的な選手たちです。監督としては彼らのようなメンタルを持った選手たちを指導するのは簡単なことです」

──マルコス・アンドレとマキシ・ゴメスの将来について具体的な動きはありますか？
「現状、私はあまり多くのことを知りません。マキシは昨季から第5中足骨に問題を抱えています。マルコスはアキレス腱に炎症があります」

──ガブリエウ・パウリスタはどうでしょうか？
「彼が開幕戦に間に合うかどうかはわかりません。非常に信頼のおける医療スタッフに任せています。彼は昨季だけで3回、負傷離脱しています。私たちはリスクを冒すつもりはありません」

──怒っているように見えますが、何か気に障ることがあったのでしょうか？
「今日のチームは素晴らしい出来でしたが、皆さんの質問はゲデス、ゲデス、ゲデス...ゲデスについてだけ15分間も話さなければならないことを腹立たしく思っています。今日の試合とチーム全体について話しましょう。ガヤ、ソレール...彼らは今日、素晴らしい試合をしました。ゲデスについては、このチームが払う給与でこのクラブから出ていかないでくれ、というのは不可能なことでした。そしてリーガはとても長く難しいコンペティションであり、今は確実に補強が必要な状況です。ここにチームはありますが、17～19人の選手が必要なのです」

──9番のポジションはウーゴ・ドゥロでカバーできそうでしょうか？
「今日の彼のはとても満足しています。ただ、私はマルコス（・アンドレ）にもとても満足しています。マキシはほとんどプレーできていませんが、今のFW陣に満足していることを伝えたいと思います。しっかりとチャンスを作れるチームでプレーすれば、彼らは得点する可能性をたくさん持てるでしょう。チーム全体で危険な場面を作れる状態にしなければなりません。そして3人全員を万全な状態で手元に置きたいと思っています」

──今日の勝利を踏まえて、開幕戦にどのように挑みますか？
「今日の勝利は親善試合のものです。もっと働かなくてはなりませんし、試合ごとに考えなければなりません。今日、私たちは非常に攻撃的なメンタリティを持ったチームと多くの新しい選手たちを起用しながら対戦しました。これからジローナとの試合が控えており、そのことを考えます。その先のことについてはその後で考えましょう」

──今夏のプレシーズンマッチがすべて終わりましたが、チームをどのように評価しますか？
「私たちのチームは不安定な時期にある、と就任当時に言われてきました。私はそうは思いません。ドルトムントにも勝ちました。私が興味を持っているのは何をするのか、どのようにするのか、この点です。うちの子たちは一生懸命に働いてきました。そしてこれまでの全てのことが起きました。チームの成長は彼らのおかげです」

──今日のメスタージャのファンに向けてのメッセージをお願いします。
「ファンの皆さんには感謝しています。この暑さの中で、29000人、30000人のファンが駆けつけてくれたことは素晴らしいことです」