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ギジャモンのインタビュー「カンテラーノにとってトップチームのシャツを着ることは最も美しいこと」

クラブとの契約延長交渉が止まったままで、今夏アトレティック・クルブからの関心が寄せられているウーゴ・ギジャモンがDiario ASのインタビューに答えました。

ギジャモンのインタビュー「カンテラーノにとってトップチームのシャツを着ることは最も美しいこと」

トップチームでの4シーズン目を迎えるギジャモンは昨季、ボルダラス監督の手によってセンターバックから中盤のアンカーへとポジションを移され、大成功を収めました。おそらく彼にとっての昨季は人生を変えたシーズンだったと言えるでしょう。

監督がガットゥーゾに代わりましたが、新しい監督の下でもギジャモンの役目は変わりません。このイタリア人監督はこれまでのプレシーズンマッチ3試合全てで、レギュラーユニットの6番のポジションを彼に与えています。


──夏の休暇はほとんどなかったようですね。
「そうですね。ホントに数日でした。昨季の終わりに怪我をしてしまい、松葉杖とプロテクターを使っていたので、僕にとって一番大事なことは回復することでした。フィジコやドクターと一緒に居なければならなかったので、休暇を返上することにしました。だからこの夏はパテルナで過ごしたことになりますね。でもそのおかげですべてが順調に進んで、既に戦える状態になっています」

──パテルナに居たことで、ガットゥーゾ監督と最初に話すことが出来ましたね。
「そうですね。僕とラトが最初です。彼と会った最初の日から良い感じでした。僕らととても近くて言葉も明確です。彼は選手一人ひとりに求めること、チームに求めることを僕らに教えてくれます。チームは監督を好意的に受け入れていますし、それは最初のプレシーズンマッチからも見て取れたと思います」

──新しい監督の手腕がすぐに見えるのは珍しいことと思います。
「重要なのは、ガットゥーゾ監督がそうしているように、物事を明確にすることだと思います。僕らは自分たちがどのように練習し、どのようにプレーするかを見て、感じます」

──ガットゥーゾ監督のスタイルはタレントを活かすものであり、あなたにとっても良いものですね。
「個人的に彼のスタイルは好きです。サッカーの監督はそれぞれのスタイルを持っていると思いますが、チームはガットゥーゾ監督のスタイルにうまく適応していると思います」

──サッカー選手にとって、すべてがボールと共に動く方が簡単です。
「監督の考えは、主導権を握り、試合を支配し、相手のピッチでプレーすること。それに加えて相手よりも多くボールを保持することです。僕もボールを持つことは好きですね」

──昨季のスタイルと大幅に違うスタイルになりますが、適応に苦労するでしょうか?
「いえ、そうは思いません。僕らは皆プロであり、今までもそれぞれ異なったスタイルを持つ監督たちと過ごしてきました。どんなスタイルも"有り"なんです。サッカーとは適応することです。確かに昨季は良くも悪くも今と異なるスタイルでした。今、僕らは違うスタイルに挑んでいます。重要なことはそれがうまくいくことです」

──自身の成長を感じますか?
「そうですね、実感しています。デビューしてから2年以上が経ちましたが、試合を重ねるごとに経験を積むことが出来ています」

──サッカーを始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
「両親の影響ですね。僕がサッカーボールで楽しく遊んでいたのを見て、バレンシアのスクールに連れて行ったようです。バレンシアでのテストに合格し、入団することになりました。それから僕はバレンシア以外のチームでプレーしたことはありません。学校でも無いです。僕は完全にバレンシアのアカデミーで形成されたということになります」

──カンテラーノとしての帰属意識はバレンシアでプレーすることにプラスアルファを与えてくれますか?
「そう思います。カンテラーノにとってトップチームのシャツを着ることは最も美しいことであり、非常に特別なことです。何年もの間パテルナ練習場に通い続け、人生をかけて求め続けてきた目標ですからね」

──そして、トップチームにたどり着くことは決して簡単ではないですもんね。
「非常に難しいことであり、毎日練習していても、その努力に見合うだけの評価は得られないと言えます。振り返ってみて、バレンシアに限らず不運にもプリメーラのクラブにたどり着けなかった全てのチームメイトたちのことを考えると...いつ終わるかわからないチャンスを手にしてるわけですから毎日を楽しまなくてはいけませんね」

──あなたはバレンシアのカンテラーノですが、代表チームでも同様の存在ですね。
「代表に呼ばれる時はいつも心から、その価値を感じてきました。U-16代表の時から忘れられない経験をし、いくつかの年代が不運にも勝ち取れなかったいくつかのトーナメントを勝ち取りました。だからA代表招集の連絡を受けた時は、最後の一歩にたどり着いたような感覚でとても嬉しかったです」

──A代表に招集される予感はありましたか?
「とんでもないです。僕が聞いたのは試合の後で、負傷者が出たために行くことになりました。その代表メンバーのほとんどの選手を知っていたので、僕にとって特別な経験でした」

──3月のA代表招集は、あなたにワールドカップ出場の夢を見させるでしょうか?
「うまくいけば。世界中の誰もが代表チームに選ばれることを望んでいますし、ワールドカップの話題を僕に話します。本大会が近づいてきましたし、もちろん出場を夢見ますが、そのために評価されるのは唯一、それぞれのクラブで良い仕事をしているか、だけです。クラブで良い時間を過ごしていて初めて、代表監督に検討してもらえるのです」

──振り返ってみて、サッカーを職業にできると気が付いたのはいつでしょうか?
「日付で応えるのは難しいですが、年代別代表での招集や大会出場を経験した時、ほとんどの人ができない経験をしているのでサッカーでやっていけるかもしれないと考え始めると思います。ただ、サッカーの世界では常に浮き沈みがあることも覚えておかなくてはなりません」

──あなたが最初にトップチームに招集された頃、議論となったのはあなたのフィジカル面でした。そのテーマに悩んだことはありますか?
「まあ、それは僕が生きていく中で常につきまとってきたテーマですからね。でも僕は、バレンシアのトップチームでプレーし、プリメーラで戦い、サッカーで生活していきたい、という明確な目標を持っていました。結局のところ、重要なことは自分がどこを伸ばせるか、です。他人の言うことももちろん重要ですが、そこに必要な相対性を与え、自分を信じることが重要なんです」

──センターハーフへのコンバートによって、あなたのバレンシアでの地位は確固たるものになりました。
「そうですね。クラブにとって、複数のポジションでプレーできる選手は重要な存在です。サッカー選手にとってのアドバンテージですね」

──あなたは既に自分がMFだと感じていますか?
「今はそう感じています。昨季はセンターバックでもプレーしましたが、シーズンのほとんどが中盤でのプレーでした。中盤でのプレーを快適に感じていますし、監督たちが僕に何を望んでくれるのかを説明してくれるので、助かっています」

──ガットゥーゾはMFとして"修士号"を獲得しています。
「ええ。最初の会話で、監督が何を望んでいるか、僕がチームにどんな面で貢献しなければならないかを説明してもらいました。アイデアとしてはセンターバックの近くに居て、コンビネーションとショートパスで最初のボール出しを手伝うことです。そして何よりもボールを持って前進すること。コンビネーションで少しずつ組み合わせて、ダイレクトではなくても縦に進んでいく。監督は縦に動くチームを望んでいます」

──あなたの言葉を聞いていると、バレンシア以外でプレーする自分を想定していないと感じます。
「僕はいつでもそう言ってきました。ここは僕の家であり、快適に過ごしています。ここに居てバレンシアでプレーできることをとても嬉しく思いますし、今季はうまくいくことを願っています」

──アトレティックからの関心について沢山のことが話されています。
「ええ、僕も聞いたことがあります。でも、そのテーマについては信頼できる人たちに解決してくれるようお願いしています。僕はピッチでのことに集中したいんです。ガットゥーゾ監督が就任した今、重要なことはフィジカル的に良い状態に持っていくこと、怪我を治すこと、良いプレシーズンを過ごすこと、ですね。それが僕の仕事です」

──契約延長交渉が再び動き出したという話も聞こえてきました。
「ええ、まあ...信頼できる人たちが担当してくれています。全てがオープンになるまでは彼ら次第です。彼らには信頼を置いていますし、僕がどうしたいのかを知っています。今の僕にとって、重要なことはしっかり練習して準備しておくということです」

──3月の時点では交渉が順調に進んでいたにもかかわらず、今もまだ合意に至っていないことがそのような話に影響を与えているのは確かです。
「僕ら全員が物事を明確かつ確実にしたいのは明らかです。ただ、このようなことはサッカーの世界では普通に起こり得ることです。繰り返しになりますが、僕がしなければならないことは練習してプレーして、クラブと監督からの信頼を勝ち取ることです」

──チームとしてどのような目標を設定していますか?
「目標は明確です。僕らはバレンシアについて話していて、それは常に最高のチームの中のひとつになることを意味します。過去2年間、僕らは充分なレベルにありませんでしたし、上位に食い込めませんでした。重要なことは競争力のあるバレンシアを創り、チームが上位陣の中に戻って、それによりファンが希望を持つことです。新監督の就任がそれを後押ししてくれるでしょう。ガットゥーゾ監督はチームとクラブに新鮮な空気を送り込みました。目標は明確で、上位に食い込むことです」

──ヨーロッパカップ戦を目標にすることをそれほど恐れていないようですね。
「恐れはありません。昨季も同じ目標を立てていました。昨季は様々な要因によって実現できませんでしたが、言い訳はしません。バレンシアは非常に大きなクラブであり、ヨーロッパ以外のことを考える余裕はありません。ただ、その目標も考えるだけでは実現できないでしょう」

──ゲデスが居ることでその目標達成の可能性は高まりますか?
「もちろん。彼のような偉大な選手はチームの目標達成を助けてくれます」

──ゲデス、ソレール...彼らがチームに残ってくれるよう求めますか?
「それはクラブと彼らの問題です。僕はゲデスを数年見てきましたが、彼がここで快適に過ごしているのを見ています。でもサッカーにはこのようなテーマは常につき物であり、誰にとっても環境が変わる時期というのは必ず訪れます。ただ僕自身は彼らが残ってくれることを望んでいます」

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