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ユヌス・ムサのインタビュー「センターハーフでこそ僕の持ち味を見せられる」

ユヌス・ムサがスイスでのプレシーズン合宿中にプラサ・デポルティーバのインタビューに答えました。

ユヌス・ムサのインタビュー「センターハーフでこそ僕の持ち味を見せられる」

これまでのウイングではなく自身が強く希望していたセンターハーフで起用され、センセーショナルな活躍を見せたドルトムント戦、試合後には「ドルトムントの関係者がユヌスに興味を持った」という報道も流れました。その翌日に行われたこのインタビューでユヌスは、自分を中央で起用してくれるガットゥーゾ監督にポジティブな印象を持っていることを認め、「自分の持ち味を発揮できる」と今季に強い期待を抱いています。


──ガットゥーゾ監督の就任であなたはチームで新しい役割を与えられましたね。
「僕はフィールドの中央でプレーするのが好きなんです。幼い頃からプレーしていたポジションですからね。バレンシアではウイングの選手としてトップチームに昇格したので、これまではその役割でベストを尽くさなければなりませんでした。だからバレンシアはまだ中央でプレーする僕を知らないと言えます」

──センターハーフはあなたにとってのベストポジションということですね?
「そう思います。このポジションでこそ僕の持ち味を見せられると思いますし、そうしたいと思っています」

──あなたの新しい役割のひとつが、ボールを受けるために低い位置に下りることです。
「後ろに行くことに全く抵抗はありません。パスを導くための導線を作ることは好きです。プレーするためにはたくさん自分を動かしてチームメイトをサポートする必要があります。それはボールをキープするためにしなければならないことのひとつです」

──このポジションであれば今まで以上にチームに貢献できるでしょうか?
「僕はユヌスに適しているスタイルだと思っています。どうなるか見てみましょう」

──今季はユヌスのシーズンになるでしょうか?
「僕のシーズンにしなければならないと感じています。トップチームで2年過ごしていますが、もっと成長して良い選手になりたいと思っていますし、リーガで良い仕事をしてチームをできる限り助けたいと思っています。ゴールやアシストの部分でより成長しなければならないことは理解しています。それでもこのチームでスタメンでプレーできることは僕にとって非常に重要なことです」

──ガットゥーゾ監督が就任してからこれまでの日々をどう評価しますか?
「監督は僕に大きな信頼を寄せてくれていますし、僕の成長をあらゆる面でサポートしてくれます。彼は現役時代も素晴らしい選手でしたし、彼から多くのことを学んで、このチャンスを活用したいと思っています」

──ガットゥーゾ監督からは何を求められていますか?
「僕個人に対してだけではなくチーム全体に対してですが、MFがダイナミックであること、少ないタッチでプレーすること、前を向いてプレーすることを監督は求めています。僕らもそのようなサッカーは好きですし、試合を見てもらえれば、僕らがそうしようと努力していることがわかると思います」

──ガットゥーゾ監督の第一印象はどんな感じでしたか?
「普段はすごくひょうきんですが、ピッチでは至って真面目です。ピッチの外でも、もし何か問題があればいつでも話すことが出来ますし、助けになってくれるでしょう。このような二面性があることは重要だと思います」

──国王杯決勝で外してしまったPKについて覚えていることはありますか?
「あの時は自信をもってボールの前に立ちました。これまでも多くのPKを蹴ってきましたし、あの時も決めるつもりでしたが、あのようなことになりました。決勝戦には勝ちたかったですし、PKを外したのが自分ひとりだけだったということもとても辛かったです...。あの時はいろいろなことを考えて、何日も眠れない夜を過ごしました。少しして練習に戻りましたが、チームメイトとスタッフがずっと一緒に居てくれたことで救われたと思っています」

──これまでも多くの偉大な選手たちがPKを外しています。
「あれから、僕はいくつかのビデオを見ました。メッシがPKを外した場面も見ました。またあのような場面がやってきて、次はクラブが何かを勝ち取ることに貢献できればいいなと思っています」

──あの時のような場面が再び来た時、あなたはまたPKを蹴りますか?
「今すぐにその時が来たら悩みます。まだ少し早すぎますね。今も蹴る練習をしていますし、いずれその時が来たら蹴ると思います」

──あのPKを失敗した後のファンのサポートは重要でしたか?
「ファンは信じられないくらい素晴らしかったです。彼らがどれだけサポートしてくれたことか...とてもすごいことだったと思います。誰もが勝ちたいと思っていたあのような大きな舞台であのようなことが起きて、それでもサポートし続けようとするなんて簡単なことではありません。それなのにファンは僕と、チームと一緒に居てくれて...スタジアムの雰囲気も素晴らしくありがたくて、何故だかわかりませんが驚いたことを覚えています。他のチームの選手たちがあのような場面を経験した時、その後のファンとの関係で苦労することもあると思います。でも僕の場合はそうではなく、むしろ僕の心の傷を治してくれたのがバレンシアのファンでした」

──今季の目標はヨーロッパの舞台に戻ること、で良いのでしょうか?
「はい、僕ら全員が望んでいる目標です。僕らは全員が重要なプレーヤーになりたいと思っていますし、ヨーロッパで競争しなければなりません。ファンのためにもそこに行かなければなりません。チャンピオンズリーグの試合を見にメスタージャに行ったことがありますが、とにかくスペクタクルの一言でした。今度はピッチの中であの雰囲気を体験したいと思っています。僕らにはそれを実現するための力があると思いますし、それを成し遂げたいと思っています」

──ゴンサロ・ゲデス、カルロス・ソレール、ホセ・ルイス・ガヤの将来をどのように見ていますか?
「彼らがチームに残ってくれることを願っています。僕らはとても素晴らしいチームになると思っていますが、彼らは彼らにとって最善の決定を下すでしょうし、クラブもクラブにとっての最善の決断を下すでしょう。彼ら3人はチームにとってとても重要な存在です。ゴンサロはいつでもゴールを決めてくれますし、カルロスにはいつも助けてもらってます。ホセ・ルイスはチームのリーダーです。皆、とても重要な選手たちですし、残ってくれることを願ってます」

──ロッカールームでそういう話をしますか?
「ええ、しますよ。彼らも時々冗談を言いますし。でも僕らも彼らもそのテーマに深入りはしません」

──サム・カスティジェホの獲得についてどう思いますか?
「ミランからやってきたとても良い選手です。すごく謙虚で、一生懸命働いていて、監督とも仲が良いけど、だからといって彼と監督だけが特別、という感じもないです。他の選手たちと同様に彼も良いチームメイトであり、とても良い関係を築いています」

──(センターハーフで起用される)アメリカ代表での自分の役割についてどう考えていますか?
「代表チームに合流した時は、得意なポジションで自分の能力を発揮できていると実感したことを覚えています。代表チームで国のためにプレーできることもすごく良いです。代表でしていることをバレンシアでのプレーにも還元できることを願っています」

──2026年のワールドカップに向けてアメリカ代表とどのように向き合っていきますか?
「アメリカでサッカーは成長を続けていて、スタジアムもどんどん建設されています。年々、多くのMLSプレーヤーがヨーロッパに来ていますし、代表チームの多くの選手たちは既にヨーロッパでプレーする選手です」

──あなたはその2026年のワールドカップにバレンシアの選手として参加しますか?
「僕の今の契約は2026年に終わります。ここバレンシアで僕は重要なことをできると思っていますし、クラブも目指しているクラブの姿に戻ろうとしています。タイトルを獲得するためにここに留まりたいと思っています」

──バレンシアにはたくさんの若い選手が居ます。
「僕たちは若い選手ですが、同時にこのレベルでプレーできる選手でもあります。必要なサポートと監督からの充分な関心を得られれば、僕らのチームはより上に行くことが出来ると思います」

──今季に何を期待しますか?
「何か素晴らしいことを成し遂げられる気がしています。僕らに必要なのは安定性です。勝点はとても重要なので、うまくスタートしても止まることなく走り続けなければなりません」

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