VCFメスタージャの2022年夏の退団選手
昨季限りでVCFメスタージャを退団する選手が発表されました。GKガランチョ(25)、FWンドンバシ(21)、MFサンガレ(20)、FWバシル(20)、DFミキ・ボッシュ(21)の5選手です。
ファンホ・ガランチョ
昨夏、1年契約でカディスからやってきたガランチョは、チームのセカンドGKとしてチャーリー・ペレスのバックアッパーを務めました。5試合に出場して8失点、出場した5試合は2勝1分2敗という成績でした。
ノハ・ンドンバシ
2019年にパブロ・ロンゴリア(現・マルセイユ会長)の手によってバレンシアにやってきた元フランスU-18代表のンドンバシも、クラブとの契約満了による退団です。昨季は11月に4試合連続ゴールを記録してブレイクの兆しを見せましたが、彼が輝いたのはこの4試合のみでした。ミュジーが加入したリーグ後半戦は出場機会を得られず、無得点に終わった2020/2021シーズンと同様に失意の時間を過ごすことになりました。
ラシナ・サンガレ
1年前の夏にVCFメスタージャのトライアルに合格し、2年間のレンタルで加入したサンガレは、ハードな守備を評価されて、ボルダラス監督のトップチームに2度招集されましたが、トップチームデビューは果たせずに終わりました。シーズン後半はたびたび負傷で離脱するという不運に、負傷していたブルラマキの復帰が重なり、2月以降はベンチにも入れずに終わりました。クラブはフベニールAの鈴木ワディと同様に、1年残っていたレンタル契約を打ち切っています。
バシル・モハメド
2021年1月にタラベラから1年半のレンタルで加入したバシルは、フベニールカテゴリーでの得点王を獲得した将来を嘱望されるストライカーの1人でした。この小柄なガーナ人FWはチームでスーパーサブの役割を担い、昨季31試合の出場のうち28試合が途中出場とシーズンを通じて与えられたタスクをこなしました。
出場のほとんどが80分からという短い時間の中での6ゴールは悪くない数字に見えます。しかし、買取オプションの費用が手頃であるにもかかわらずバレンシアは彼の獲得を見送りました。主な理由は2つあり、1つは彼が2トップで生きる選手であり、アングーロ監督の採用する1トップの9番タイプの選手ではないこと、もう1つがFIFAが新たに定めた「1シーズンにレンタルで放出する選手は最大8名まで」という規則によるものです。アングーロ監督はバシルをレンタル修行に出すことを望んでいましたが、クラブはレンタル移籍の枠のひとつをバシルで埋めることを望んでいませんでした。
アドリア・ミキ・ボッシュ
地元バレンシア出身のCBミキ・ボッシュはクラブとの契約をあと1年残しています。しかし、モスケラ、イランソ、タレガ、ファク・ゴンサレスと現在のVCFメスタージャはCBの層が厚く、またフベニールからガシオロウスキ、キケ・リベスが上がってくることも予想される今、昨季の時点で5番手CBとなっていた彼の居場所はありませんでした。
彼にはグラナダからオファーが届いたため、クラブは彼の将来の移籍金の一部を受け取るという条項を付けて、無償で放出することを決めました。ボッシュはグラナダと2024年までの2年+2年延長オプションでの契約を結び、RFEF2部リーグのグラナダBでプレーする予定です。
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