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ガットゥーゾ監督のプレゼンテーション、就任会見

公式発表の翌日6月10日、メスタージャにてガットゥーゾ新監督のプレゼンテーションが行われました。就任会見でのガットゥーゾ監督の言葉は以下の通りです。

ガットゥーゾ監督のプレゼンテーション、就任会見

「バレンシアの街、メスタージャを見るのは初めてのことです。このチームを指導できることを大変光栄に思います。この機会を与えてくれたピーター・リムと取締役会に感謝します。大変な仕事を引き受けたことは理解していますが、恐れるものはありません。私たちは良い仕事をできると思います。私がチームについて話す時、私は25人の選手だけでなく、職員も含めた55~60人全員について話します。私たちは全てに敬意を払いますが、恐れはありません」

記者との一問一答

──チームは3シーズン連続で53失点を記録しています。変更を加えなければならない問題でしょうか?
「それはどのように見るかによって変わると思います。85得点をあげて50失点してもプラスのマージンがありますし、50得点で50失点だとマージンはゼロです。どこを見るかの視点に依存します。私はチームが試合を支配するサッカーが好きです。そして、私たちは失点よりも35%多く得点することを目指さなくてはいけません」

──チームのキャプテンたちとはもう話しましたか?彼らは何を言いましたか?
「最初にプレゼンテーションを行うのが筋だと思ったので、まだ誰にも電話をかけていません。ただ、今日は練習場でトニ・ラトとウーゴ・ギジャモンに会いました。私としては近いうちに選手たち一人ずつに連絡をして彼らの希望や気持ちを知りたいと思っています」

──あなたの現役時代のプレースタイルと、監督としてのサッカーはどのように異なるでしょうか?
「サッカーが好きな人なら、私のプレースタイルは良くご存知でしょう。私がプレーしていた時、シャツは常に汗にまみれていました。いつでも私は走って、走って、走って勝っていました。今現在、サッカーの見方は異なります。技術と頭を使って、考えてプレーする選手たちで構成されたチームを私は好みます。監督としてのガットゥーゾは、プレーヤーとしてのガットゥーゾとは大きく異なるということです。サッカーには基本的なことがひとつあります。情熱を持つ人が良いサッカーをするということです。ここバレンシアには、私が求めるその情熱を持ち、それを証明してくれたレジェンドたちが居ます。その違いは、何を最優先に行うかを考え、しっかりと練習している人たちによって作られます。私がプレーしていた時、時に不遜に思われたこともありますが、それは日々の仕事が与えてくれたものです。私の人生はプレーすることに集中していました。プレーするため、勝つために働いていました。それをバレンシアのロッカールームで探してみようと思っています」

──あなたはバレンシアにとって3人目となるイタリア人監督です。
「キーワードは熱意です。この一年は必要とされる欲求がなかったため、私はどことも契約しませんでした。今は違います。他のクラブともっと良い条件での契約を結ぶこともできましたが、私は素晴らしいクラブに居ると確信しているのでここに居るのです。私はイギリスでプレーした最初のイタリア人プレーヤーであり、特別な状況でプレーした最初の世界王者です。クラブに問題があるかもしれないということは理解していますが、このようなチーム、このようなスタジアム、このような選手たち、このようなファンたちと一緒に居られるのであれば、苦しむ価値があると思っています。勝つためにリスクを冒す価値があります」

──あなたは2年前にナポリを去っています。この課題に立ち向かうために、あなたは自分のどのような経験を活用するつもりですか?
「あなたはナポリと言いましたが、もっと前から話したいと思います。私はシオンから、クレタ島から、ピサからキャリアを始めています。それらの街ではサッカーをすることが難しい環境でした。ここではサッカーをすることは難しいことではありません。私は日々、帰属意識を感じられる素晴らしいクラブに居ます。このようなチームを代表して仕事できることを誇りに思います。バレンシアはミランやナポリと同じカテゴリーに属しています。今は良い時間を過ごしていませんが、信じられないくらい偉大な物語を持っています。素晴らしい結果を勝ち取るためには一生懸命働き、一緒にペダルをこぐ必要があります。このクラブでは自分を犠牲にする価値があります」

──目標とする監督はいますか?
「他の監督を真似することは出来ません。それぞれの監督が独自の話し方、試合の仕方を持っています。ただ、これまでに出会った全ての監督から何かを得たことは確かです。そして重要なことは全てのスタイルで勝つことが出来るということです。アンチェロッティはリッピよりもタフでしたが、どんな監督でも自分の働き方を持っています。私は自分では楽しいトレーニングをする監督だと認識しています。私は選手の話を聞いたり、選手と話したりすることが本当に好きですが、それにはピッチの中で彼らが常にプロフェッショナルであること、という条件が付きます。ピッチの外では間違いを受け入れることもできますし、冗談を言うこともできます。しかしピッチでは、最大限のプロ意識が必要です。そしてピッチで結果を出すための練習は神聖なものです」

──ガットゥーゾのバレンシアをどのように特定付けたいですか?
「まず、4人のDFラインから始めましょう。これが基本形です。プロ意識と最大限の敬意を持ってDFラインから確実にボールを保持するサッカーをしたいと思っています。自分が好むサッカーを皆と一緒に求めていくつもりです」

──最近、シンガポールに行かれていますが、ピーター・リムはあなたに何を求めましたか?ジョルジュ・メンデスとの関係もはっきりしてもらいたいと思っています。
「私は8年前に監督としてのキャリアを始めましたが、これまでにメンデスの顧客である選手と契約したことはありません。彼は27年間も代理人業をしており、私の友人です。最大限の敬意を払っています。メンデスの友人であることは皆さんにとって問題なのかもしれませんが、私の問題ではありません。私は彼と何の取引もしていません。バレンシアの人間で最初に電話をかけてきたのはアニル・マーシーでした。その後、私はメンデスと連絡を取り、そのことを彼に知らせました。ただ、もし私に仕えてくれる良い選手が居るのであれば、彼が助けてくれることを願っています。それは私たちが強い選手たちを補強できることを意味するからです。わたしはいつでも正直に話すことを好みます。5月29日、私はアニル・マーシーと一緒にマルペンサ空港(ミラノ)からシンガポールに行きました。翌日5月30日、アニルが解任されたと知らされました。そしてその日からショーン・バイと連絡を取り始めました。シンガポールにはメンデスと一緒には行っていません。5月31日に到着し、2日間リムと全てについて話しました。ソレール、ゲデス、ガヤの問題、そしてこの3人の選手が去った場合に何が起きるかについても。彼がその解決策を探している人間です。そして私はバレンシアでの仕事を始めました。私が連絡を取っているのはコロナとショーンの2人だけです。私が会ったのは、解決策と想定と異なることが起きた時にどうするかを知っているボスでした。彼は私がどんなことをしてきたか全てを知っており、私にどんなサッカーをしたいかと尋ねてきました」

──ファンの99%がリムの経営に反対しています。クラブであなたが望まないチーム状況を悪くする物事が起きた時、私たちが見られるのはリムに忠誠を誓い彼を批判したくないジェンナーロでしょうか?あるいは間違っていることを見たら黙っていられないジェンナーロでしょうか?
「クラブで監督の仕事を始める時、最初の1分目から上司と話します。そしてその上でオファーを受けるかどうかを考えなくてはなりません。かつて他のクラブで、就任するにあたりいくつかの条件を提示されたものの、それらが満たされなかったためそのクラブを去ったことがあります。今回の私の場合、上司はリムです。彼は私に全てを話しました。私はこのクラブの問題を認識し、状況を知っていますが、自分の仕事と結果によって判断されたいと思っています。チームが負けた場合に私を批判することは理解できますが、リムを批判することに意味はありません」

──あなたはライオンですか?それとも子猫ですか?
「どう思いますか? 2か月後にまた話しましょう。あなたが私を子猫だと思うかどうか」

──あなたはゲデス、ソレール、ガヤを売る必要性についてリムと話したと言いましたが...
「質問が正しくありません。私たちが話したゲデス、ソレール、ガヤの問題とは、彼らの契約が残り1年であることです。私は彼らと話し、交渉の余地があるのか、オーナーが解決策についてどう考えているのかを知りたかったのです。もし彼らの契約が3年残っていたら、状況は異なっていたでしょう。どのクラブにとっても利益ゼロで選手が売られる状況を待つことは苦しいものです」

──リムは選手を売る必要性についてあなたに説明していますか?
「それについては話していません。先程は"もし彼らが去った場合に起きることの可能性"について話したと言いましたが、そうならない場合は考える必要がありません。リムは必ずしも彼らを売らなければならないとは言っていません。そして私はお金のことではなく技術的な重要性のみを考えます。彼らは技術的な観点で重要なプレーヤーです。もしゲデス、ソレール、ガヤほどの選手たちが去ることになったら、彼らと同じメンタリティ、同じ熱意、同じスピリッツを持つ他の選手たちが必要となります」

──あなたが望むサッカーを実現するためにはチームに多くの変更を加えることが必要でしょうか?
「4月に連絡がありました。その時点で私がバレンシアの監督になるかはまだわかりませんでした。シンガポールに行った時に、初めて決定が下されました。1か月半で8~10試合ほどバレンシアの試合を見てきましたが、改善したい点は既に明確に認識しています。私たちが話している3人の選手が重要なのは明らかですが、チームはこの3人だけではありません。3人のことだけに集中することは出来ません。私たちには非常に興味深い若い選手が居て、非常に興味深いチームがあります。改善の余地がある質の高い若手も居ます。一緒に働くことで良い結果を得られることでしょう」

──リムとの会談の中で、特定の選手の獲得やどこかのポジションの補強を求めましたか?
「特定の選手ではなくポジションについて話しました。現時点で特定の選手の名前を挙げることは難しいです。彼は私がどのようにプレーしたいのか、チームが何を必要としているのかについて耳を傾けてくれました。個人的には来てくれる選手がビッグネームでなければ、より良いです。その方が挑戦しがいがあります。彼との会談には大きなホワイトボードを使いました。私はアシスタントコーチと一緒にそこに自分のアイデアを書き、説明しました。1時間話したところで、リムが私のアイデアを気に入ってくれて、2時間後にはさらに好印象を持ってくれました」

──これまでの監督は自分の意見を述べることに非常に苦労していました。移籍市場の中で、あなたの意見はどのくらい重みがあるものでしょうか?
「私たちはチームの見方、DFラインからのプレー、スキーム、技術的な側面について話しましたが、何よりもバレンシアでプレーすること、勝つことを望み、内に炎を燃やしているような選手を求めています。バレンシアでプレーすることが、レアル・マドリーやバルセロナでプレーすることと同等だと感じている選手、一度失敗して再起を目指している選手、このチームを本当に信じている選手、私はそんな選手たちと一緒に仕事をしたいと思っています」

──バレンシアが強かった頃のことを覚えていますか?
「恐ろしかったバレンシアを覚えています。私自身は対戦したことがありませんでしたが、決して諦めなかったチームだった記憶があります。私たちはその血を受け継いでいるチームを作りたいのです。それはパテルナ練習場に息づいています。バレンシアの歴史は非常に重要であり、常にそのことを念頭に置いておく必要があります。このシャツにはその重さ、歴史がしみ込んでおり、私たちはそのことを尊重しなくてはなりません」

──リムからクラブの財政状況についての話はありましたか?クラブの財政のバランスのために選手を売る必要があると言われていますが。
「そのテーマについては話していません。私は会計士でも銀行員でもありません。私はチームについて話しました。ゲデス、ソレール、ガヤについてもスポーツ面の話です」

──過去の監督の中には"クラブが嘘をついた"という人も居ました。リムがあなたを騙していないと思える理由は何でしょうか?
「彼が私を騙そうとしていると感じたことは一度もないのです。彼は選手たちの状況を明らかにしてくれました。財政問題を解決するために選手たちを売却しなければならないとは一度も言われていません」

──あなたをマチスタ(男尊女卑の考えを持つ人)とかレイシスタ(差別主義者)と言う人たちが居ます。サッカーにおける女性の役割についてどう思いますか?
「全てが特定の人について話したものです。私の2人の息子はSNSを使っていますが、私は使いません。おそらく3つのエピソードを理由に私を社会から抹殺しようとする人たちが居ます。サッカーと女性のテーマ(※1)については、私はベルルスコーニの娘について話したことについて主語を大きくされたものです。ガッリアーニが25年間続けてきたCEOの仕事をわずか28歳で彼女が引き継ぎました。全てが15年前の話です。2番目のエピソードは私がシオンに居た時の記者会見で(ケヴィン=プリンス・)ボアテングに関連するものです(※2)。彼に口笛を吹いた者が居て、私は4人のバカが居た、と言いました。私は有色人種の選手を指導したこともありますし、そもそも私がイタリア南部の出身であり、そのレッテルを張ることに意味を感じません。私には一緒に働く30人の同僚が居て、そのうち3人は有色人種です。そして3番目が私の自己免疫疾患のことです。私の病気ではサッカーの指導はできないと言われてきました。私はこの病気を克服した人間の一例でもあります。何度も言われていることは真実ではありません」

(※1)「ガッリアーニのような人物はもっと敬意を払われるべきだ。カルチョの世界に女性はどうなのか」と発言。
(※2)親善試合で試合中に人種差別的ブーイングを浴びたことへの抗議でボアテングがピッチを離れたことについて「過去に白人選手にどれだけ口笛が吹かれたと思う?ボアテングは気を悪くしたかもしれないが個人的にはあれは人種差別とは見ていない。数人のバカによる仕業だ」と発言。

──今のバレンシアには現役時代のガットゥーゾの仕事をする選手が欠けているように思います。あなたにとっての"ガットゥーゾ"はチームに居ますか?
「既にバランスを与えてくれる選手たちは居ます。それも1人ではなく何人も。ウーゴ(・ギジャモン)は私が好むタイプの選手です。そしてウロシュ(・ラチッチ)はすごく良いプレーをしているわけではありませんが、私と一緒に働くことで良くなると思っています。加えてコインドレディも居ます。沢山の選手が既に居るので、現時点の最優先事項は質の高い選手を見つけることです」

──あなたが以前指導した選手たちと話して、バレンシアに連れて来る予定はありますか?
「私はコロナとショーンとしか話していません。選手たちとは話していません」

──あなたは世界中で仕事をしてきましたが、長いプロジェクトに携わって"家"と呼べる場所を作りたいと思いますか?
「20年前にマルベーリャ(アンダルシア州のリゾート地)で自分の人生のバランスを見つけました。私が穏やかに過ごせる場所はマルベーリャだけです。2人の息子もそこで育ちました。これが、私がスペインを愛し始めた理由であり、息子たちがスペインでの生活を愛し始めた理由です。息子たちはそこで複雑なことに直面せず日々生きています。私はかつて同じチームで長い年月を過ごしましたが、それは簡単なことではありません。監督は誰でも長いスパンでチームに関われるプロジェクトを求めているものです。それもまた簡単なことではありませんが、私はここでそれを見つけたいと思っています。私はとても完璧主義者です。時々私の仕事を重いと感じるかもしれません。契約は2年ですが、私は総合的なプロジェクトに関わりたいと思っています」

──チームのプランニングにおいてあなたはどのような役割を果たしますか?
「私の仕事はピッチで選手たちを指導することであり、それ以上も以下もありません。お金について話すことは好きではありません。私に仕えてくれる組織的な選手について話しますが、補強などの交渉について話すのは他の人間になるでしょう。交渉することは私の能力ではありません」

──取締役会からどのような目標を科されましたか?
「目標については話していません。リムは私に目指す順位について何も言いませんでした。アイデンティティやプレースタイル、私たちがやりたいこと、仕事の方法論について話しました」

──リムはクラブの財政問題解決のために増資すると言っていましたか?
「何度も同じ質問に答えている気がします。私はクラブの借金については分かりません。ショーンと話してから説明します」

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