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ガットゥーゾ新監督就任、最初の言葉

6月9日、予てから報道されていた通り、2022/2023シーズンのトップチームの監督にジェンナーロ・ガットゥーゾ(44)が就任することが公式発表されました。契約期間は2024年6月までの2年契約で、1年延長のオプションが付けられています。

ガットゥーゾ新監督就任、最初の言葉

バレンシアの歴史上53人目のトップチームの監督、リムがバレンシアを購入してからの8年間で11人目の監督となります。

現役時代に中盤の潰し屋として名を挙げたガットゥーゾは、キャリアの大半を過ごしたACミランで公式戦450試合以上に出場したミランのレジェンドです。イタリア代表としても73キャップを記録しています。2013年の現役引退後はミランやナポリの監督を務め、2019/2020シーズンにコッパ・イタリアを勝ち取っています。

その彼がこれまで縁も所縁もなかったバレンシアにやって来たのは、彼の代理人であるジョルジュ・メンデスの仕事によるものです。ピーター・リムの友人でもあるこのポルトガルのスーパーエージェントは、バレンシアが国王杯決勝を控えた今年の4月に、水面下でリムにガットゥーゾを紹介していました。

5月末、ガットゥーゾがメンデスと共にシンガポールのリムを訪ねたことがイタリアのTuttosportに報じられました。その報道を機に、ボルダラスを支持するファンや、メリトンのクラブ運営に不満を持つファンから一斉にガットゥーゾにNOを突きつける声が上がりました。しかし、クラブは既にボルダラスを切りガットゥーゾを就任させる方針を固めていました。そして報道から3日が経過し、ボルダラス監督は解任されました。

就任前でありながらバレンシアニスタからの批判的な声が出ていることに加えて、自身の過去の発言から「差別主義者」という声も出るなど早々に騒動に巻き込まれた形となったガットゥーゾですが、「リーノ」の愛称で呼ばれるこのイタリア人監督は就任発表前の6月7日にイタリアの新聞Corriere della Seraのインタビューにて「バレンシアでの仕事だけを見て判断してほしい」と、ファンを落ち着かせるためのコメントを出しています。

また、ガットゥーゾは右眼に病気を患っていることで有名です。ナポリの監督時代に重症筋無力症という免疫疾患を抱えていることを公表しており、物が二重に見えるなど特定の作業を行う上で困難が生じるようです。しかし本人は「完全にコントロールできており、サッカーの指導者を務めるうえでは何の障害もない」と話しています。

ガットゥーゾ監督のスタッフとしてバレンシアにやってくる指導者たちは以下の通りです。いずれもミラン、ナポリ時代のガットゥーゾのチームで仕事をしていたメンバーです。

第2監督:ルイジ・"ジジ"・リッチオ
アシスタントコーチ:マルコ・インノチェンティ、フランチェスコ・サルロ
フィジコ:ブルーノ・ドミニチ、ディノ・テンデリーニ
GKコーチ:ロベルト・ペッローネ
アナリスト:マルコ・サンジェルマーニ

オチョトレーナGKコーチも引き続きバレンシアに残り、ガットゥーゾのコーチングスタッフの一員として仕事を続けます。

また、クラブはプレゼンテーションに先駆けて、VCFメディアを通じてガットゥーゾ監督のバレンシアでの最初の言葉を紹介しています。

「バレンシアが多くの人から敬意を払われるクラブであること、そしてチームとファンが心でつながっていることをよく知っています。私にとってサッカーは情熱であり、試合への敬意であり、ボールへの愛情です。

私は対戦相手としてバレンシアの怖さをよく知っています。今年100周年を迎えるこのスタジアムで、多くの偉大なチームが倒れていくのを見てきました。

バレンシアニスタの皆さん、今季を情熱を持って生きて、バレンシアのDNAを一緒に楽しみましょう。(バレンシア語で)私はここに居ます。アムン・バレンシア!」

一問一答

──今の気持ちを教えてください。
「すごく、すごくすごく幸せです。心から幸せに感じていますし、長い歴史を持つ偉大なチームであるバレンシアの監督になれたことを誇りに思っています」

──就任前はバレンシアをどう見ていましたか?
「クラブの理事たちと初めて話した日が、私にとっても私のコーチングスタッフにとっても重要な日だったことをよく覚えています。私たちにとって大きな喜びであり、大きな名誉です」

──現時点でどのような挑戦になるでしょうか?
「これ、という大きな目標はありません。私たちの目標は美しくアグレッシブなサッカーをすること、そしてファンの皆さんに私たちのチームを誇りに思ってもらうことです」

──メスタージャは歴史的に対戦相手にとって難しいスタジアムでした。私たちはその強さを取り戻さなければならないと思っています。このスタジアムの相手を威圧する能力についてどう感じていますか?
「選手としてメスタージャでプレーしたことはありませんが、ここでプレーすることが簡単ではないことは知っています。ライバルに大きなプレッシャーをかけることのできるスタジアムです。私たちは常にすべてに対して敬意を持っていますが、同時に何も恐れていません。私はこのメンタリティを好んでいます」

──マニセス空港でのファンとの最初のコンタクトは非常に強烈でした。あなたはファンと繋がることを望んでいますか?
「心から望んでいます。私はテクノロジーはあまり好きではありませんが、テクノロジーに多くのリソースを割いているクラブに居ます。クラブがそれらを活用して私とファンが繋がるのをサポートしてくれることを望んでいます。ファンがポジティブな進化を見ることは最も重要であり、私たちはそのためにシャツを汗で濡らすつもりです。そして強度と大きな献身性を持ってこの仕事に取り組むつもりです」

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