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ボルダラス監督解任

6月3日、ボルダラス監督の解任が公式発表されました。後任はまだ発表されていませんが、現役時代にACミランやイタリア代表でプレーしたジェンナーロ・ガットゥーゾの就任が確実視されています。

ボルダラス監督解任

5月21日に今季最後のリーグ戦を終え、シーズンが終了して1週間以上が過ぎてもボルダラス監督の去就が明確にならない中、「ジョルジュ・メンデスとガットゥーゾが一緒にシンガポール入りしている」というニュースが大きく報じられたのは5月31日、アニル・マーシーの解任が発表された翌日でした。

自身の去就について何も知らされないまま数日間を過ごしたボルダラス監督。監督本人への解任の連絡はわずか1本の電話で伝えられました。5月30日に暫定CEOに就いたショーン・バイがリムの決断をボルダラスに伝える役割を果たすとみられていましたが、ボルダラス監督に電話をかけたのは、フロントの人間で唯一、最後までガットゥーゾのことを知らされていなかったミゲル・アンヘル・コロナでした。コロナは最初にボルダラス監督の代理人ビセンテ・フォレスに電話を掛けたそうですが、フォレスが出なかったためボルダラス監督に電話をしたとのことです。そしてピーター・リムもショーン・バイも、ボルダラス監督に対して何のアクションもとっていません。

「バレンシアCFはホセ・ボルダラスがトップチームの監督としてのステージを終えることを発表します。

クラブは、国王杯決勝に到達したことを含め、彼のバレンシアニスタとしてのステージでの全ての仕事と献身に感謝し、今後のキャリアでの幸運を祈りたいと思います」

クラブの公式発表の内容は以上の通り、非常に簡単なものでした。

ピーター・リムはガットゥーゾとの交渉を秘密裏に進めていましたが、5月31日にイタリアのTutto Mercatoが明らかにしたことで、その予定が崩れました。翌日から全てのメディアでガットゥーゾの名前、契約条件(高い年俸)に加えて、「ガットゥーゾが"ゲデス、ガヤ、ソレールなしでも競争力のあるチームを作れる"とリムに伝えた」ということまで報じられました。

また、4月5日にアニル・マーシーとジョーイ・リムが、ガットゥーゾと会うためにミラノに行っていたことをOnda Deportivaが明らかにしました。つまり、国王杯決勝の3週間も前からメリトンはボルダラス監督の後任探しをしていたことになります(クラブが5月9日に「ボルダラス監督とバレンシアCFへの敬意を」という公式声明を出したことも併せて覚えておきましょう)。

これらの報道がきっかけとなり、改めてバレンシアニスタのメリトンに対する怒りがあちこちで爆発しています。就任発表前にもかかわらず「ガットゥーゾにNOを!」という声も既にあちこちで挙がっています。

この件に関するバレンシアニスタの反応ですが、「国王杯決勝に進出したものの、リーガ後半戦の成績がふるわなかったこともあり解任は致し方ない、しかしながらボルダラス監督のプロフェッショナリズムに見合わない解任の告げ方は著しく敬意を欠いている」という意見が多いように見えます。そして日々、サッカー以外の話題が尽きないバレンシアにおいて「一年間選手たちとチームを守った」という点については高く評価されているように思います。おそらく、就任前と就任後でボルダラス監督のイメージが大きく変わったというバレンシアニスタは多いのではないでしょうか。

ボルダラス監督とクラブとの間には契約が1年残っていたため、クラブは契約解除金70万ユーロをボルダラス監督に支払うことになります。

また、クラブはボルダラス監督がファンにメッセージを伝えるための退任会見の場を設ける予定とのことです。

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