今季、Jリーグの徳島ヴォルティスからレンタルで加入していた鈴木輪太朗（ワディ）イブラヒーム(19)が退団することになりました。

先日チャンピオンズカップでバルセロナに敗れたバレンシア・フベニールA。リーグ戦は終了しましたが、彼らの2021/2022シーズンはまだ終わっていません。これからフベニールカテゴリーの国王杯が控えています。

そんな中、バレンシアのアカデミーは既に来季に向けた動きをスタートさせています。その中で、クラブは昨夏にバレンシアにやってきたこの日本人ストライカーとのレンタル契約を打ち切ることを決定しました。

ワディとバレンシアのレンタル契約は2023年6月までの2年間あり、50万ユーロでの買取オプションもついていましたが、11試合出場で3ゴール（リーグ最終戦：アルバセテ戦でハットトリック）という成績はバレンシアのスタッフを納得させることが出来なかったようです。

ワディの長身と空中戦の強さは今季のフベニールAでも際立っていました。しかし、加入からデビューまでに2ヶ月かかるなどスペインでの生活への適応に時間がかかったことに加えて、チームにマリオ・ドミンゲスやアンドレス・ガルシアといった近年屈指の点取り屋が揃っていたこともあり、期待されていたほどの出場時間を得られませんでした。

バレンシアを離れるワディですが、VCFメスタージャより下のリーグに所属するクラブからオファーが届いているようで、徳島ヴォルティスに戻らず、スペインでもう1年プレーするとみられています。