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ガヤに4試合出場停止処分が科される

昨日27歳の誕生日を迎えたガヤ。この日、RFEFの競争委員会は第32節オサスナ戦後の発言を理由にガヤに対し4試合出場停止処分を科しました。この処分について現地メディアは一斉に"不公平な制裁"と非難の声を上げています。

ガヤに4試合出場停止処分が科される

オサスナ戦後のフラッシュインタビューで、ガヤはこの試合の主審を務めたメレーロ・ロペスの仕事に対して「明確なPKを見たはずだが、笛を吹きたがらなかった」と発言をしました。この発言について競争委員会は「冒涜的な言葉や侮辱的な言葉は含んでいないが、審判団の公平性と誠実さに疑問を呈している」ための処分とバレンシア側に通知しています。

現地メディアの"不公平な制裁"という言葉は、単に感情的に発せられたものではありません。シーズンを通じて審判を批判する声は監督、コーチ、選手たちから多数ありましたが、そのほとんどは何の罰も受けていません。SUPERDEPORTEは「今回の動きはRFEFがバレンシアに抱いている不快感が続いていることを証明するもの」と表現しています。

さて、ガヤの処分はシーズン終了を待って発表されました。このこともバレンシアの怒りを引き起こしている要因のひとつです。この処分が仮に試合後1か月経過時点で出されていた場合、ガヤの出場停止は今季最後の2試合──消化試合が対象となるはずでした。しかし、この時期に発表されたということは、ガヤは来季の開幕戦から4試合に出場できないことになります。これは来季のバレンシアのスタートに大きな影響を与えることは確実です。

またガヤ個人にとっても大きな問題となるのがスペイン代表でのポジション争いです。6月の代表招集で声がかからなかったガヤは、11月開催のワールドカップでのメンバー入りのために、来季のリーガ序盤戦でのアピールが必要となります。しかしこの処分により、ワールドカップの最終登録リスト発表となる9月14日までにあるリーガ7試合のうち4試合に出られないということはルイス・エンリケ監督の選考に大いに影響を与えることになるでしょう。

過去に同様の発言をしながら罰せられなかった例を見つけることは決して難しいことではありません。

例えば第30節、セルタのゴールを取り消し、レアル・マドリーに3つのPKを与えたゴンサレス・フエルテスに対してイアゴ・アスパスは「最初の2つは正しいが、最後のはPKではない。主審はベンゼマのハットトリックを望んでいたようだ」とコメントしています。

昨季のジェラール・ピケの言葉は今回のガヤの言葉よりも辛辣に思えます。「審判の85%はレアル・マドリーのファンだ。マドリーに有利な笛を吹かないわけがない。それがたとえ無意識であっても、どちらかに有利になるような仕事をするに決まってる」という言葉を残しました。

この2例については、当初処分が科されたものの、最終的には罰せられずに終わっています。

競技委員会は「公平性と誠実さ」に疑問を呈したセルタのストライカーに4試合出場停止を要求しましたが、セルタが異議申し立てを行った結果、最終的にスポーツ仲裁裁判所によってこの処分は却下されました。また、ピケの言葉についても同様に処分が下りましたが、その2週間後に競争委員会は制裁を取り下げています。

このガヤに対する処分について、バレンシアがやるべきことは明確です。この2例と同様に10日以内にスポーツ仲裁裁判所に上訴し、その判断を待つこと。クラブは既にその動きを進めています。

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