今季ヘタフェからレンタルで加入しているウーゴ・ドゥロ(22)の買い取りオプションを行使し、完全移籍で獲得したことを公式発表しました。2026年までの4年契約で、買い取り額は400万ユーロです。

ヘタフェとのレンタル契約に含まれているウーゴ・ドゥロの買取オプションの行使期限は5月15日となっていました。この期限が1週間後に迫った先週末の時点では、ボルダラス監督も「何も聞いていない」と話していましたが、今週月曜の昼に兄る・マーシー会長がヘタフェのアンヘル・トーレス会長に連絡を取り、オプションの行使を伝えました。

ドゥロがバレンシアと結ぶ契約についてはレンタル契約を結んだ際に定められているものがあるため、今回のオプション行使に当たってバレンシアはドゥロと交渉する必要はありませんでした。

今季のドゥロは、ボルダラス監督が最も重用している選手の1人です。リーガと国王杯を合わせて36試合に出場し、10ゴールと4アシストを記録しています。またTransfermarkt.esによると、彼の市場価値はバレンシア加入時の500万ユーロから800万ユーロまで上昇しています。

ウーゴ・ドゥロ
「レンタルでの加入でしたが、時間の経過とともに、バレンシアCFとは何か、ファン、チーム、この街でクラブが果たしている役割について理解しました。この一年間、チームメイト、クラブの職員、ファンとのつながりがあり、とても充実していましたし、ここでキャリアを続けていきたいと考えることに何の躊躇もありませんでした」

「ここでキャリアを続けるためには良いシーズンを過ごし、ここで続けるに値する働きをする必要がありました。バレンシアが僕の獲得を決めたということは、今季の僕はその働きができたようです。今は、今季の残りの試合をよりよくすること、そして来季さらに良くすることを目指します」

「信じられないくらい素晴らしいチームメイトに恵まれました。それと僕は常にオープンな性格でいつでも幸せです。この2つの要素があったからこそ、これだけ早くバレンシアに適応できたのだと思います」

「来季、バレンシアが相応しい場所に行くために戦うつもりです。挑戦することを止めるつもりはありません。バレンシアは来季、絶対に上昇しますのでファンの皆さんには落ち着いていてほしいと思います」

「僕はチームメイトとも良い関係を築いていますし、普段はBチームの試合を見に行ったりしています。出来るだけ彼らと会いたいんです。ヘタフェのBチームに居た時は、トップチームの選手たちに会うことは夢でした。そして今は僕が彼らに会う機会を作れます。Bチームの選手たちは素晴らしいシーズンを過ごしました。優勝と昇格は、彼らの仕事に相応しいものです」

「今季、バレンシアのDNAを理解できたと思います。ここに来た最初の頃、"良く働く選手が愛される"と多くの人から教えてもらったんですが、それを聞いた時に僕はこのクラブにうまくハマる気がすると感じました。僕は勤勉な人間で、誰からも何も与えてもらっていません。常に自分の仕事を通じてここまでの成功を収めてきました」