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ビジャレアル戦を終えてボルダラス監督のコメント(2022/4/19)

ビジャレアル戦後のボルダラス監督の公式会見です。国王杯決勝のある週の半ばに試合をすることへの疑問、VARへの不満などを語っています。

ビジャレアル戦を終えてボルダラス監督のコメント(2022/4/19)

──この試合でのバレンシアの目標は何だったのでしょうか?
「目標は良い結果を得ることでした。そもそもこの試合も、ベティスvsエルチェの一戦も今日プレーされるべきではありませんでした。決勝戦を控えているにもかかわらず、私たちはその重要な試合のための準備をする時間がほとんどありません。良い結果を出そうと努力しなければなりませんでしたが、何をするにも土曜の試合のことも考えながらとなりました。私たちは選手たちを休ませ、リスクを冒さないようにしなければなりませんでした。そのような状況下にもかかわらず、チームは良い試合の入り方をしたと思います。残念だったのは早い時間帯にPKを取られてしまったことです。あの先制点がビジャレアルに自信を与えました。ただ、私は今日のうちの子たちの試合に臨む姿勢には満足しています。デビューした者、アカデミーから来た若者も居ました。結果についてはもちろん満足していませんが、それ以外の部分、特に選手たちの献身と努力には満足しています」

──敗戦後のロッカールームはいかがですか?
「大丈夫です。難しい試合になることはわかっていました。重要な選手たちを休ませることでさらに難しくなると思っていましたが、順調に試合を始められたと思います。PKだけが残りの時間帯で負担となりました。今はエリア内で手に当たったらいかなる状況下でも笛が吹かれますね。繰り返しになりますが選手たちは大丈夫です。少しだけ休んで、重要な決勝戦のことを考えなければなりません」

──決勝を控えて悪い結果が続いていることは心配になりませんか?
「いいえ、心配していません。全ての試合は独立した物語です。私たちは国王杯に参加しており、決勝戦に立ち向かわなければなりません。悪い結果は物語の一部です。今、私たちは決勝というただひとつの決戦を控えています。そしてファンと一緒にベティスを相手に素晴らしい試合をできることを心から望んでいます。決勝戦は独特の雰囲気があり、私たちはむしろポジティブな気持ちになります。そこに最近の試合結果について考える余地はありません」

──それでは、審判の判定についての心配はいかがでしょうか?バレンシアに不利な判定をするキャンペーンがあるというファンも居ます。あなたの考えはどうでしょうか?
「キャンペーンはないと思いますが、今季の私たちは判定の深刻な被害者だと思っています。開幕戦から私たちは非常に厳しく罰せられてきました。土曜日は私たちバレンシアに対してそのような間違いは起きないだろうと信じています。正しい決断をしてくれるであろう決勝の審判団のプロ精神を信じています」

──以前は故意的ではないハンドは笛は吹かれませんでした。ボールが腕に当たった場合の判定基準が厳しくなっていると感じますか?
「そうですね。残念ながらそうなっています。私たち監督は選手たちに腕を身体に付けることを念入りに指導しています。しかし、時にはその時間もない、自分の判断で腕をひくという判断が間に合わないほどの速いボールの跳ね返りなどがあります。そこに故意的なものはありません。その意味でこの傾向はバレンシアだけでなく、サッカー界全般に危害を加えていると言って良いと思います。私はVARを信頼し、その導入を高く評価しましたが、今は反対のことを言わなければなりません。今、私は完全に反対の立場に居ます。VARはオフサイドの判断、意図的なPK、判断が難しい素早いプレーのためにあるべきでした。また、同じようなアクションが同じ基準で判断されない場合もあることを忘れてはいけません。同じアクションでもPKになる試合と、PKにならない試合があります。これは故意だからと笛を吹かれることもあれば、故意ではないのに笛が吹かれる試合もあります」

──今日の試合でシレセンを起用したのは、決勝戦に向けてママルダシュヴィリを温存するためですか?
「私はいつも3人のGKが非常に良く働いてくれていると言っています。彼ら全員がプレーしたいという意欲に溢れています。今日はヤスパー(・シレセン)をスターターにすることに決めましたが、それは彼が今日のチームに入らなければならない試合だったからです。土曜日のことは土曜日に分かります。私は既にその重要な一戦のためのチームを念頭に置いています」

──ママルダシュヴィリを起用しなかったのはBチーム登録の選手を4人同時起用するリスクを回避するためでもあるのでしょうか?
「はい、それも理由の一つです。DF陣の怪我のリスクを考慮した結果、ヘスス・バスケス、モスケラ、ルベン・イランソの起用は決定的でした。その状態でママルダシュヴィリを起用して私たちのチームに退場処分が下された場合、選手起用のルール違反で試合に負ける可能性がありました」

※リーガでは常時トップチームの選手を7人以上起用しなければいけないというルールがあります。そして今日のスタメンのトップチーム登録選手は8人でした。Bチーム登録のママルダシュヴィリがプレーしていた場合、トップチーム登録選手はぎりぎりの7人となり、この7人のうちの誰かが退場した場合に、トップチームの選手が6人となるためルール違反となります。

──今日の試合はあなたにとってどのような役に立ちましたか?
「決勝という素晴らしいイベントに充分な準備期間を確保するためにも、この試合が今日ではなく来週水曜か木曜当たりの開催だったら良かったと思っています。結局私たちとベティスの両方が望まない敗北を喫しました。しかし、どちらのチームの目標にも影響を与えるものではありません。私たちは非常に興奮しています。最大限の関心を持って試合に立ち向かい、クラブ、ファン、そして全ての人にとって重要なタイトルを獲得できることを願っています」

──決勝戦のチケットは3月に手にしました。その頃と比べて、チームのプレーのレベルを見て心配になりませんか?
「もっと良い結果を出したかったのですが、チームはリーガよりも大きな舞台に集中しているようです。今だから言えることですが、決勝の日が近づいてくるにつれて、私たちは決勝のことを頭から切り離せなくなっており、リーガが疎かになっていたかもしれません。それは避けられませんでした。チームの全員がこの重要な一戦に出場したいと思っていますし、バレンシアでタイトルを取りたいと強く望んでいます」

──ベティスはより影響を受けていると感じますか?
「彼らは素晴らしいシーズンを送っていますし、国王杯を獲ることにも集中していることでしょう。私は自分に関係のあるバレンシアのことだけを考えています。土曜日には良い状態で望めると思いますし、誰も失望させるつもりはありません。ベティスには最大限の敬意を払っていますが、私たちは楽観的に考えています。あとは、この大一番に向けて記録的な速さで準備を進めなければなりません」

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