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元バレンシアのホルヘ・ロペス、22人のウクライナ人選手の国外脱出をアシスト

元バレンシアのプレーヤーで、現役引退後にクラブの技術部門でも働いていたホルヘ・ロペスは、昨年12月からウクライナ2部リーグのクリフバスでアカデミーディレクターを務めています。

そして新たな国で仕事を始めてから約3ヶ月経った今年の2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻したことで、彼を取り巻く状況も変わりました。

元バレンシアのホルヘ・ロペス、22人のウクライナ人選手の国外脱出をアシスト

ホルヘ・ロペスは、クリヴォイログ(キエフの南400km)の自宅から10kmのところにある軍の基地も爆撃を受けるなど数日間の不確実な生活を過ごした後、ウクライナを出てルーマニアとの国境を越え、ウィーンを経由して2月26日の夜にマドリードに到着しました。マドリードの空港では彼のウクライナ出国に尽力したRFEFのルイス・ルビアレス会長が彼を出迎えました。

そして帰国から約1ヶ月、ホルヘ・ロペスはまるで"新たなシンドラー(映画「シンドラーのリスト」の主役)"のように、休むことなくウクライナサッカーのための活動を続けています。具体的には、母国を離れなければならなくなったクリフバス所属のウクライナ人選手22名がロシア軍の侵攻から逃げてサッカーを続けられるように、スペイン中を回って受け入れ先を探してきました。

そして昨日、最後の受け入れ先を確保したホルヘ・ロペスは自身のSNSにて、以下のコメントを残しました。

「旅の最終地。22人のクリフバスの選手がスペインに来て、残念ながら自宅で出来なくなってしまった最も好きなことを出来るようになりました。この実現に協力してくれた全てのチームと関係者に感謝を捧げます。バレンシアCF、レバンテUD、CAオサスナ、クルトゥラル・イ・デポルティーバ・レオネサ、カディスCF、レアル・バジャドリーCF、そして特にプロクラブとしての形を持たないにも関わらず多大な努力をしてくれたウエスカ・フットボールスクールとそのリーダーであるホセテ・アバルカにも心から感謝します」

ロシアによる侵攻が始まってから、ホルヘ・ロペスはスペイン大使館からの連絡がないままウクライナに閉じ込められていました。侵攻開始の翌日2月25日には彼が昨年までコメンテーターを務めていたラジオ番組のインタビューに「国境まで行きたいのですが、外で足止めを食らってしまう方が危険なので家に居ます。プーチンは頭がおかしいので何も起こらないことを祈って待つしかありません。大使館からは何も連絡がなく、情報もありません」と話していました。そして、その翌日も大使館からの連絡が来なかったため、自分の意志でルーマニアとの国境に向かったとのことです。

※追記(3/23)
この件に関して、バレンシアは2人のウクライナ人選手を受け入れました。右利きのウインガーRuslan Cherviakov(写真左)とゲームメイクが得意なセンターハーフRuslan Voitsekhovskyi(写真右)の2人で、いずれも2005年生まれの17歳の選手です。クリフバスではU-19のチームでプレーしていました。バレンシアではフベニールBのトレーニングに参加し、ホセ・ルイス・ブラボ監督の指導を受けることになります。

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ホルヘ・ロペス (プロフィール)

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