エルチェ戦後のボルダラス監督の公式会見です。自信の古巣でもあるエルチェのスタジアムで勝利を収めたことについて「非常に堅い守備をすることができた。難しい試合を勝てて嬉しい」と満足感を見せました。

──この勝利をどう評価しますか？
「エルチェはプレーの面でも結果の面でも良い時期に居ました。そんな素晴らしいライバルとの難しい試合でしたので、とても嬉しい気持ちです。決して簡単な試合ではありませんでしたが、チームは素晴らしい試合をし、先制点を挙げ、追加点を奪うチャンスも作り、最後の時間帯も落ち着いて試合を処理しました。ルーカス・ボイェのような素晴らしいストライカーを擁する彼らは、セットプレーやサイドからのクロスで同点に追いつくことを狙っており、だいぶ悩まされました。非常に重要な勝利です。負傷者がいるにもかかわらず、非常に堅い守備をすることができました。うちの子たちを労いたいと思います」

──ディアカビの状態はいかがですか？
「手と腕の痛みを訴えていました。どんな怪我をしたかはこれから検査することになります。骨に損傷がないことを祈っていますが、かなり痛がっていました」

──エルチェが同点に追いつくチャンスがあったことをどう感じていますか？
「私たちは成長することを義務付けられています。コミュニケーション不足の状態でピッチを広く占有してしまったためにカウンターでチャンスを作られました。それも未熟さが原因でしょう。私たちはプリメーラの中で最も若いチームです。成長しなければなりませんし、守備のレベルでは、解決能力を持たねばなりません」

──以前に比べて失点も減り、勝利という結果も出てきました。チームは結果を残すための良いダイナミクスを定着させるカギを見つけられたのでしょうか？
「そう願いたいものです。そうであればこれから私たちはより上の順位に近づけますし、クラブ、チーム、ファンにとって非常に重要な国王杯決勝に向けても自信を与えてくれるからです。この数試合の成績には非常に満足していますが、謙虚に働き続けなくてはなりません」

──今日の選手交代について説明いただけますか？
「変更はチームがその時々に求められているものを考慮してのものです。最初は4-3-3のフォーメーションでスタートし、その後4-4-2に変更を加えました。ディアカビの交代でギジャモンをセンターバックに配置しました。その後はユヌスやブライアンの疲労が見えたのでフレッシュさをもたらす交代をしました。選手全員がチームを助けてくれたので満足しています」

──失点数の面で数字を向上させました。どう評価しますか？
「私はいつもバランスについて話してきました。これまでこのチームは多くのゴールを決めてきましたが、同時に失点もしてきました。うちの子たちは常に大胆に相手のゴールマウスを探していましたが、その後ろで良いパフォーマンスをできていないために多くの失点をしました。何度も言っていますが、それで上を目指すことは不可能です。うちの子たちもそれに気が付き、学び、どのようにすればよいかを理解してくれました」

──エルチェもあなたの古巣になります。今日あなたがマルティネス・バレーロに戻ってきたことについて、エルチェのッファンはあなたへの愛情を示しました。
「素晴らしい歓迎を受けました。エルチェのファンはいつも私が彼らのクラブで行った仕事と献身性を認めてくれていて、今日も愛情をもって迎えてくれました。とても感謝しています。素晴らしいファンであり、賞賛の言葉しかありません。エツリェは大きく成長し、プリメーラで安定しつつあります。素晴らしい監督と素晴らしいファンがいるのですから、彼らがプリメーラに残留することについて何の疑いも持っていません」

──今日はVARによって2つのゴールが取り消されましたが、どうご覧になりましたか？
「私はその場面を見ていないので意見を言うことはできません。普段はiPadでその場面を何度も繰り返しチェックしますが、今日は機器に問題があり、確認することができませんでした。それぞれのチームが1回ずつ取り消されましたが、皆さんの中にご覧になった方もいるでしょうから、意見を聞かせていただけますでしょうか。今日の主審は、今季からプリメーラに昇格してきた方ですが、個性的で私自身は彼に良い将来を期待しています。もしかしたら今日の試合で、どちらかのチーム、あるいは両方のチームからクレームが上がるような判断もあったかもしれませんが、何かあればすぐに試合を止めるようなタイプではない部分を私は気に入っています。プレー強度が高い試合だと接触も多いのですが、その都度試合を止めていると色褪せていきます」