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グラナダ戦を終えてボルダラス監督のコメント(2022/3/5)

グラナダ戦後のボルダラス監督の公式会見です。公式戦3連勝を達成したことには満足感を見せつつも「リーガ上位のチームに勝てていないことは変わらない」と、チームを引き締める言葉を残しました。

グラナダ戦を終えてボルダラス監督のコメント(2022/3/5)

──3戦3勝、完璧な1週間になりましたね。
「リーガで2勝、国王杯で1勝。とても良い1週間でした。非常に満足してます。今日の試合に向けて想定外の出来事もありましたが、出場した選手たちは良いレベルでプレーし、とても重要な勝利を手にすることができました」

──負傷交代したラトの様子はいかがでしょうか?また、ヘスス・バスケスをどう評価しますか?
「試合開始直後に彼を襲った不運もまた想定外の出来事の一つでした。今季は怪我人が本当に多いので、落胆しています。筋繊維が切れたような感覚を持っているようで、これから怪我の状況を調べることになります。ヘススはウォームアップする時間もなく、難しい場面で試合に入りましたが、とても良いプレーをしたと思います。CBと合わせて、レギュラーではない選手たちでDFラインを組みましたが、特に後半は良い仕事をしてくれました」

──今日の試合を総括してください。
「後がない状況で戦っているライバルに対して、試合にスムーズに入っていくことは簡単ではありません。その状況で徐々にペースをつかんだと思います。後半はリズムをつかんで先制することができました。失点で、チームが慌ててしまったことは残念でしたが、試合をうまくコントロールしたと思います。選手たちを労いたいですし、勝利を達成するために不可欠であったファンに感謝したいと思います」

──多くの離脱者が出ている中、週半ばに国王杯も戦ったうえで、得たこの勝利をどう評価しますか?
「この勝利はとても大切なものです。マジョルカ戦やアトレティック戦があり、水曜は祝賀会もあったので、この試合のために準備する時間はほとんどありませんでした。その影響か、選手たちも少し集中を欠いていたようにも見られましたが、なんとか勝てて満足しています」

──エウデル・コスタは1月までレギュラーでしたが、その重要性が薄れてしまったのは新しい選手が来たからでしょうか?あるいは彼自身のパフォーマンスが落ちたのでしょうか?
「彼の出番が減ったのはブライアン・ヒルのような選手が来たためであることは確かです。ただ、これまでもチームを大いに助けてくれているエウデルのことは尊重していますし、これからまた彼の出番が増え、目立つ時期が来ると信じています。彼は非常に良い子で、決して手を抜くことのない偉大なプロフェッショナル、偉大なチームメイトです。シーズンの最後まで、私たちを助けてくれると確信しています」

──数週間前、あなたは"このチームはまだ準備ができていない"と言いましたが、この3連勝で準備できたと考えてよいのでしょうか?
「その質問をされた時は悪い流れが続いていたことに加て、敗戦に繋がった理由に怒っていたために、そうコメントしました。そして、リーガ上位のチームに勝てていないことは今も変わりありません。ただ、この連勝でチームは自信を持ちますし、このまま良い状態を維持したいと思っています。今日の試合も前半は苦戦し、簡単ではありませんでした。この先の試合も勝つために苦労し続けるでしょう。今のプリメーラはどの試合も非常に難しいです」

──来週以降、あなたの展望は変わりますか?
「今週勝点6を加えたことで間違いなく自信は持ちます。さらに降格圏からも少し離れることができました。まだ中長期的な目標について考える必要はありませんが、目の前の試合ひとつひとつに最大限集中し、勝利を目指していきます。リーガ上位のチームは規則的に勝点を稼いでおり、そこに追いつくことは難しいと思います。ただ、国王杯決勝まで日がありますし、リーガに集中しなければならないため、一戦一戦全てを注いで戦っていきたいと思います」

──今日の試合ではチームの攻撃面には満足していますか?
「多くの離脱者があり、水曜日の試合にもフル出場したカルロス(・ソレール)のような選手が居た中で、結果を出せたことに満足しています。中盤からラストパスを出したかったのですが、セットプレーからゴールが生まれてスコアで先行したこともあり、バランスを崩してしまったために失点しました。チームは後ろを見ることを知らず、常にゴールを探し、4点目が欲しいと考えていました。若いチームなので時間をコントロールする必要性を学ぶ必要がありますが、一般論として3ゴール決めたことに満足しています」

──マキシ・ゴメスやマルコス・アンドレのプレーをどう評価しますか?
「主役になる機会が少なかったマルコス・アンドレについては、これだけのプレーをすることは簡単ではなかったと思います。今日の彼はチームを大いに助けてくれました。努力を惜しまず、責任感を持ち、ストライカーとしてゴールへの道を示したいという思いがあったと思いますが、今日は左サイドで、特に攻撃面で素晴らしい働きをしてくれました。マキシは2か月ゴールがないという長い呪縛から解き放たれた感触があると思います。ゴールを決め、PKを獲得し、ハードワークをこなしました。2人とも良くやってくれたと心から労いたいと思います」

──チュメルトはどのように評価しますか?
「彼がここに来た時、私は"マイナーリーグからやってきたリーガの経験がなく言葉もわからない選手は苦労するだろう"と言いました。彼はその点で少しずつ成長しています。今日は試合を通じて正しい選択をし、状況を解決しました。グラナダのゴールにつながった場面で相手を止められなかったのは、彼が1枚イエローカードを持っていたからですが、そういった面も改善されていくことでしょう。そして今後、チームにもっと貢献してくれると確信しています」

──アトレティック戦で90分プレーしたゴンサロ・ゲデスを今日もフル出場させたことに驚きました。交代しなかったのは何故ですか?
「マキシはフィジカルに違和感を抱えました。カルロス(・ソレール)はとても疲れていて、筋肉の問題も抱えていました。マジョルカ戦でプレーしていないゴンサロは問題ありませんでした。彼とは何度も話しましたが、彼自身が交代する必要がないと言いました。彼は非常に努力家であり、私たちは今、最高の状態のゴンサロ・ゲデスを楽しんでいます。今季の彼は非常に大きく成長し、チームへの貢献度も高く、ウイークポイントでもあった守備面の仕事も献身的に行っています。ボールを持っている時は言わずもがな、ただゴールを決めるだけでなく、味方のフォロー、試合への入り方など、彼のパフォーマンスにとても満足しています。あれだけ献身的な彼のプレーを見ていれば、怪我などがないかぎり、誰も彼を交代させようと思わないのではないのでしょうか」

──国王杯決勝の3日前、4/20水曜日にリーガの予定が組まれています。この試合を延期するようラ・リーガに申請しますか?
「ラ・リーガが考慮してくれると思っています。ベティスも私たちもそのテーマを気にする必要はないでしょう。バレンシアにとって非常に重要な一戦ですし、決勝戦の準備のために適切な時間をかけるつもりです。何百万人もの人がこの試合を見るでしょうし、特別な魅力がある試合です。ラ・リーガはこの重要な試合を傷つけないために柔軟な対応をしてくれることでしょう」

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