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ウーゴ・ドゥロのインタビュー「今季が僕の人生のシーズンになる」

今季のバレンシアの新加入選手の中でメスタージャを最も驚かせ、献身的なプレーとゴールでファンの信頼を得たのはウーゴ・ドゥロでしょう。このマドリード人ストライカーは今や、バレンシアニスタにとってのアイドルのひとりであり、国王杯決勝進出に向けた大きな挑戦の中の大きな希望のひとつです。

ウーゴ・ドゥロのインタビュー「今季が僕の人生のシーズンになる」

そのウーゴ・ドゥロが今週月曜、「Tocó en Hugo Duro(ウーゴ・ドゥロに当たった)」の言葉を生み出したMovistarPlusのミゲル・アンヘル・ロマンさんとのオンラインインタビューに参加しました。

──2022年になってからリーガで未勝利です。
「多くの人が失望しているのは当然だと思います。7試合で勝点21を得られるチャンスがあったのに勝点2しか取れていないのですから。僕らは11試合勝てませんでしたが、その後に一時的にでもチャンピオンズリーグを目指せる順位までいきました。かなりタフな試合を繰り返してきましたが、それは言い訳にはなりません。チームとして変わらなくてはいけないと思っています」

──あなたは自分の試合を見返さないタイプだそうですね。
「そうですね。外の人からの意見を聞くことは多いですが、勝った時も負けた時も、自分の試合はほとんど見ないです」

──バレンシアに来て最初に誰と仲良くなりましたか?
「もうチームを離れてしまったけど、アレックス・ブランコとすぐ仲良くなり、一緒に食事に出かけたりしました。この街はいつでも天気が良く、外出するのにもちょうど良いですね」

──ヘタフェを去ることになった経緯を教えてください。
「良いプレシーズンを過ごせたので、リーガが開幕した時はプレーできることを期待していました。開幕戦ではメスタージャに来て10分間プレーしましたが、次のセビージャ戦では出番がもらえず、その次のバルサ戦ではウォーミングアップすら命じられませんでした。なので、ヘタフェを去るという選択肢を考え始めました。ミチェル監督とは話していませんが、ほかのクラブからのオファーは届いていました。ヘタフェが僕を放出したがっているというニュースもありましたが、それについても僕はクラブから何も知らされておらず、メディアを通じて知りました。その頃にボルダラス監督から連絡があり、今どういう状況にいるかを聞かれました。最終的にボルダラス監督がバレンシアに僕の獲得を進言してくれて、移籍マーケット最終日にすべてがうまくいきました」

──そしてあなたはメスタージャにやってきたわけですね。
「今季が僕の人生のシーズンになることは間違いありません。チームメイトの怪我があって、僕のバレンシアでのプレーが始まり、強力なライバルであるレアル・マドリー相手にゴールを決めました」

──バレンシアのファンをどう思っていますか?
「バレンシアのファンは非常に要求が厳しいといわれますが、何度もリーガ優勝を経験しているクラブなのですから、そうなるのは当然だと思います。ただ、厳しいだけではなく、自分がチームのために全力を捧げればそれを理解して答えてくれる存在だと思っています」

──国王杯のことを考えますか?それともリーガに集中していますか?
「サン・マメスでの1stレグを終えた時、2ndレグのことを考えました。ただ今はリーガに集中しています。土曜には非常に重要な試合があり、僕らはそこで結果を残さなくてはなりません」

──国王杯の行方をどうみますか?
「本当にイーブンな状態で2ndレグを迎えることになります。僕らはホームでプレーし、ファンの後押しを受けながら戦えます。彼らのおかげで、僕たちは難しいことも可能にできるはずです。2ndレグの一戦は、僕のこれまでのキャリアで最も重要な試合となるでしょうね」

──あなたはボルダラス監督の指導を長く受けてきた選手です。彼のサッカーについて批判的な声が多いこともあなたはよく知っていると思います。
「すべてのチームがファウルを犯すはずですが、ボルダラスだけが狡猾でアンフェアな男というレッテルを貼られていると感じます。時々、他のチームの試合を見ますが、世界中のチームが相手を削りますし、時間を無駄に消化しています。ボルダラスのサッカーは、僕が人生のすべてでやってきたサッカーです。皆が大袈裟に強調していると思います。先日のバルサ戦でも開始10分の時にうちのGKが時間を遅らせていると彼らは文句を言ってきました。でも、その後にテア・シュテーゲンも同じことをしていました」

──バレンシアがあなたの買取オプションを行使するかどうかについては何か聞いていますか?
「僕は傍観者でいようと思います。昨年のこの時期、僕はレアル・マドリーでプレーしていましたが、誰もがマドリーは僕を買い取るつもりだと言っていました。そして実際にはその逆のことが起こり、がっかりしたことをよく覚えています。シーズンが終わって、バレンシアがそういう決断をしてくれたら僕の今季は成功だったということになると思うので、とても嬉しいだろうなと思います。もしオプションが行使されなければ、故郷のヘタフェに戻るだけです。それまで僕はクラブに認めてもらうために、ここでできるだけ多くのゴールを決めようと思います」

──国王杯の最後の場面であなたへのファウルにPKが吹かれなかったことを、審判団がミスだと認めました。
「僕はサン・マメスのピッチで主審に何があったかを説明しに行きましたが、すぐにイエローカードを提示されました。VARについては結局論争を引き起こすものであることに変わりないので、僕は信用していません。試合を重ねるごとにVARのシステムを信頼できなくなっています」

──あなたを最も驚かせたチームメイトは誰ですか?
「誰か一人を選ばなければならないとしたら、マキシ・ゴメスですね。彼の身体の使い方、シュートなど、すべてに驚きました」

──「Tocó en Hugo Duro」が生まれた日のことを覚えていますか?
「僕はヘタフェの選手でしたが、ヘタフェのファンでもあったので、逆転負けのきっかけになってしまったことは残念でした。特に3ゴールを決めたロドリゴには打ちのめされました。でもボルダラス監督、ハイメ・マタ、ホルヘ・モリーナらがサポートしてくれました。両親も僕が落胆しているんじゃないかと心配してくれましたが、自分でもうまく消化できたと思います」

──バレンシアの国王杯優勝祝賀イベントで、ガブリエウ・パウリスタがその言葉を使って祝っていたことを知っていますか?
「その時間、ヘタフェはプレーオフを戦っていて、試合後にたくさんの通知が届いていたので、それで知りました。僕は特に気にしませんでしたね。バレンシアに来てガブリエウとも話しましたが、そのことで僕たちは笑いあいました。僕がこのチームに来た時に、彼が最初にしたことも僕のロッカーに「Tocó en Hugo Duro」のステッカーを貼ることでした(笑)」

──目標としているゴール数はありますか?
「ここに来た時の目標はプレーすることでした。幸い今は継続してプレーできているので、次の目標としてあと5~6ゴールは決めたいと思っていますが、具体的な数字は上げないようにします」

──今季終了後にはワールドカップが控えています。国王杯優勝と、スペイン代表の一員としてワールドカップに出場すること、どちらか叶うとしたらどちらを望みますか?
「その2つのうち実現に近い国王杯優勝を選びます。それに国王杯を勝ち取ることで、もしかしたらスペイン代表に選ばれる可能性、ワールドカップに行ける可能性がちょっとでも増えるかもしれませんから」

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