アトレティコ戦終了後のボルダラス監督のコメントです。2点のリードを守り切れなかったことを悔やみ、「カンテラーノに頼らなければならない今の状況ではこの先の戦いも難しくなる」と補強の必要性を訴えました。

──今日の試合を評価してください。
「つらい一日となってしまいました。前半は素晴らしい試合をしたと思います。相手に得点のチャンスも与えず、私たちは2点のリードを奪ってハーフタイムを迎えました。彼らは選手交代でギャップを埋め、うまく試合の主導権を奪いました。日曜、水曜に続いて今週3試合目の試合です。私たちは疲労の面からも選手交代を余儀なくされました。途中から入った子たちもチームを助けようと戦っていることは間違いありませんが、こういう舞台を経験するには早すぎて、経験不足が露呈してしまいました」

──後半の失速は若い選手たちに経験が足りていなかったからだと思いますか？
「アトレティコの圧力と私たちの消耗により、チームはずるずると下がってしまいました。特に後半のチームは試合のコントロールの仕方がわからなくなっていました。私たちと比べて、相手は選手交代を活用してチームにエネルギーを与えることができていました。一方で私たちは、Bチームから来た経験の浅い子たちに頼らなければなりませんでした。彼らにはこのようなタイプの試合を処理するための経験とスキルが不足しています。アトレティコは試合の動かし方を知っており、私たちには試合を終わらせるためのスキルが足りていませんでした。その結果、レアル・マドリー戦、エスパニョール戦と同じことが今日もまた起こりました」

──あなたが求めている補強は近いうちに実現するのでしょうか？
「誰の名前が出ているのか、いつやってくるのか、補強については何も知りません。誰も来ない状況で日にちばかりが過ぎ、なおかつ2～3人の選手が去っていきました。このチームには助けが必要です。私たちが自分自身を強化できなければ、リーグ戦を戦っていく中で悪い時間を過ごすリスクも増えるでしょう。今のチームには時間が必要なとても若い子たちが多く居ます。バレンシアは最高の戦いをしなければならず、彼らのような若い選手たちは本来、少しずつこのレベルの戦いに慣れなければいけません。残りの日にちは少ないですが、バレンシアのレベルに相応しい補強が来てくれると信じています」