アレックス・ブランコ退団
アレックス・ブランコ(23)がイタリア・セリエBのコモ1907に完全移籍することになりました。契約期間は2024年6月までの2年半で、移籍金は発生しない代わりに、ブランコの将来の移籍金の一部をバレンシアが受け取る条項が付けられています。また、コモがセリエA昇格を果たした際にはインセンティブがあるようです。
ブランコは2011年の夏に13歳でバレンシアに入団しました。2014年に一度バルセロナに引き抜かれましたが、2016年にバレンシアに復帰。アラベス、サラゴサへのレンタルを経験して、昨季トップチーム昇格を果たしました。
今季はプレシーズンから怪我に苦しみ、復帰した後もボルダラス監督の構想に入れず、ここまで出場時間は0分。国王杯でも出場機会を与えられませんでした。クラブとの契約は半年残っていましたが、バレンシア側にブランコと契約延長する意思がなかったこともあり、今冬での退団となりました。
ブランコは自身のSNSでお別れメッセージを残しています。
「バレンシアニスタの家族の皆さんにお別れを告げる時が来ました。今日から私たちはスポーツレベルで違う道を歩んでいくことになります。しかし、僕はどこに行っても私の中にコウモリ(クラブのエンブレム)を持ち続けます。このクラブは僕が人間として選手として成長するのをずっと見守ってくれました。そして僕に賭けて、僕がプリメーラでプレーする夢をかなえてくれました。振り返ってみても、バレンシアには感謝の言葉しかありません。バレンシアは13歳の少年の夢を現実にしてくれました。この偉大なクラブを構成する皆さん、努力と情熱がラ・リーガで最高のチームのひとつでプレーする鍵であることを教えてくれた監督とコーチ、これまでのキャリアを忘れられないものにしてくれた全てのチームメイト、ひとりひとりに感謝しています。そしてファンの皆さんには何を言えば良いでしょうか。皆さんはこのチームのエンジンであり、皆さんのためにプレーすることは大きな喜びでした。皆さんのこれからに良いことがあることを願っています。AMUNT VALENCIA」
関連記事
アレックス・ブランコ (プロフィール)